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細胞組織凍結用のナノファイバー基材 コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P160012932
整理番号 FU568
掲載日 2016年4月19日
出願番号 特願2014-079207
公開番号 特開2015-198604
出願日 平成26年4月8日(2014.4.8)
公開日 平成27年11月12日(2015.11.12)
発明者
  • 藤田 聡
  • 松村 和明
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 細胞組織凍結用のナノファイバー基材 コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】広範な種類の細胞に対して、接着状態を維持したまま細胞を凍結し、融解することを可能とするスキャフォールド、および凍結、融解の方法等を提供すること。
【解決手段】ガラス転移点が10℃未満であるエラストマー材料から作られたナノファイバーを含む、細胞の凍結保存に用いるためのスキャフォールド、それを用いて細胞を凍結保存する方法、凍結された細胞を含む構築物、および該構築物から細胞を融解する方法等。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来、培養細胞を凍結する方法としては、ジメチルスルホキシド(DMSO)を凍害保護剤とした緩慢凍結法が知られている。これは細胞分散液中に10%程度のDMSOを添加し、1℃/分程度の速度で約-80℃まで徐冷する方法である。他の手法としては、DMSO、アセトアミド、プロピレンの混合溶液を凍害保護剤とし、液体窒素中で凍結するガラス化法がある。細胞分散液ではなく、付着細胞を凍結する方法としては、コラーゲンシート上またはビトリゲル中に培養した細胞を緩慢凍結する方法が知られている(特許文献1および2)。

産業上の利用分野


本発明は、細胞の凍結および融解に用いられるスキャフォールド、それを用いて細胞を凍結保存する方法、凍結された細胞を含む構築物、および該構築物から細胞を融解する方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ガラス転移点が10℃未満であるエラストマー材料から作られたナノファイバーを含む、細胞の凍結保存に用いるためのスキャフォールド。

【請求項2】
該エラストマー材料が、シリコーン、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリカプロラクトン、およびそれらの誘導体、ならびにそれらの共重合体からなる群から選択されるものである、請求項1に記載のスキャフォールド。

【請求項3】
以下の工程を含む、細胞を凍結保存する方法。
(a)請求項1または2に記載のスキャフォールドに細胞を播種する工程、
(b)培地中で該細胞を培養し、該スキャフォールドおよびそれに接着した該細胞を含む細胞構築物を形成する工程、
(c)前記のガラス転移点よりも高い融点を持つ凍結媒体中で該細胞構築物を凍結する工程、および、
(d)該凍結された細胞構築物を所望の期間保存する工程。

【請求項4】
該凍結がガラス化凍結法により行われる、請求項3に記載の方法。

【請求項5】
該凍結媒体が、カルボキシル化ポリ-L-リジンを含む、請求項3または4に記載の方法。

【請求項6】
該細胞が、ES細胞、iPS細胞、間葉系細胞、線維芽細胞、筋細胞、骨細胞、脂肪細胞、神経細胞、上皮細胞、およびそれらの幹細胞または前駆細胞、ならびにそれらから分化誘導される細胞からなる群から選択されるものである、請求項3~5のいずれか1項に記載の方法。

【請求項7】
請求項3~6のいずれか1項に記載の方法を用いて得られる凍結保存された細胞構築物。

【請求項8】
請求項7に記載の凍結保存された細胞構築物を、該凍結された細胞が融解するのに十分な期間、0~40℃の融解媒体中に浸漬する工程を含む、凍結保存された細胞を融解する方法。

【請求項9】
該融解媒体が、0.2~2Mのスクロースを含む溶液である、請求項8に記載の方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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