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中性子線障害防護剤 コモンズ

国内特許コード P160012933
整理番号 FU570
掲載日 2016年4月19日
出願番号 特願2014-087177
公開番号 特開2015-205835
出願日 平成26年4月21日(2014.4.21)
公開日 平成27年11月19日(2015.11.19)
発明者
  • 松本 英樹
  • 上野 渉
  • 鶴岡 千鶴
  • 柿沼 志津子
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 中性子線障害防護剤 コモンズ
発明の概要 【課題】放射線の中でも特に透過性が高く、障害の程度が大きい中性子線による障害から防護する手段を提供すること。
【解決手段】ニトロプルシドまたはその薬理学的に許容される塩を含有する、中性子線障害防護剤を提供することで上記課題を解決する。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


原子力発電所の作業者、非破壊検査員、放射性検査薬を扱う臨床検査技師ならびにレントゲン検査・癌等の放射線療法に従事する医師や診療放射線技師は、わずかな量でも業務中、常に放射線を被ばくしている可能性がある。また、原子力発電所の事故が起きると、作業者の他、周辺地域の住民も一度に大量の放射線を被ばくする可能性がある。放射線の中でも、中性子線は特に透過力が強く、人体への悪影響が懸念されるが、中性子線による障害から人体を防護する医薬品等の開発は進められていない。よって、中性子線障害の防護に有用な医薬品の開発が求められている。



中性子線等の放射線を被ばくすると、生体を構成する原子の原子核との相互作用により弾性散乱、非弾性散乱、捕獲および原子核反応を誘引し、細胞死、突然変異等の障害が引き起こされる。そして、中性子線の吸収線量に応じて造血・免疫系、消化器系、呼吸器系、中枢神経系等に障害を生じ、これを原因として被ばく者は死亡する場合がある。



また、中性子捕捉療法などの中性子線を利用した治療を受ける癌患者等は、ホウ素を取り込んだ癌細胞が大きな障害を受けるが、同時にホウ素を取り込んだ正常組織も障害を受ける可能性がある。



本発明者らはこれまでに、ニトロプルシドが放射線障害の予防または治療に有効で、放射線照射後の個体の生存率を上昇させる効果を有することを見出し(特許文献1)、その効果が放射線により誘発されるアポトーシスを抑制することによって発揮されることを見出している(特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、中性子線障害の防護に有用な医薬等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ニトロプルシドまたはその薬理学的に許容される塩を含有する、中性子線障害防護剤。

【請求項2】
中性子線障害が、造血幹細胞障害、造血前駆細胞障害および末梢血血球細胞産生障害からなる群より選択される1以上の障害である、請求項1に記載の剤。

【請求項3】
ニトロプルシドまたはその薬理学的に許容される塩を含有する、中性子線による血球系細胞障害からの回復促進剤。

【請求項4】
血球系細胞障害が、造血幹細胞障害、造血前駆細胞障害および末梢血血球細胞産生障害からなる群より選択される1以上の障害である、請求項3に記載の剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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