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酸化生成物の抽出方法及び抽出システム UPDATE コモンズ 新技術説明会

国内特許コード P160012944
整理番号 FU616
掲載日 2016年4月19日
出願番号 特願2015-041926
公開番号 特開2016-161464
出願日 平成27年3月4日(2015.3.4)
公開日 平成28年9月5日(2016.9.5)
発明者
  • 本田 知己
  • 濱野 大輔
出願人
  • 国立大学法人福井大学
発明の名称 酸化生成物の抽出方法及び抽出システム UPDATE コモンズ 新技術説明会
発明の概要 【課題】機械又は設備で使用された油から、この油に含まれる酸化防止剤が酸化した酸化生成物を抽出することができる、酸化生成物の抽出方法と抽出システムを提供する。
【解決手段】抽出方法は、油から酸化生成物を抽出する方法である。油は、基油と酸化防止剤を含む。基油は、極性溶媒である。酸化防止剤は、極性溶質である。酸化生成物は、酸化防止剤が酸化して生成される。抽出方法は、混合工程と、ろ過工程を含む。混合工程では、油と無極性溶媒が混合され、酸化生成物が析出した、油と無極性溶媒を含む混合液が生成される。ろ過工程では、混合工程で生成された混合液が、フィルタを通してろ過される。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


油の酸化劣化の判定方法に関する技術として、特許文献1が提案されている。特許文献1には、油の酸化劣化の簡易判定法が開示されている。簡易判定法では、機械装置系に適用されている油が、2回、メンブランフィルタ分析される。簡易判定法では、1回目の測定時と2回目の測定時の結果が比較され、油の酸化劣化の進行状況が判定される。2回目の測定は、1回目の測定から所定の時間後に行われる。特許文献1には、油の酸化防止剤の残存率(残存量)を調べる方法として、RPVOT法と、RULER法があり、各方法について、次のようなことが記載されている。即ち、特許文献1には、RPVOT法は、潤滑油の基油又はタービン油等の酸化安定度を評価する方法であり、油製品の管理や使用中の油の残存寿命の推定等に用いられている、と記載されている。特許文献1には、RULER法で酸化防止剤が十分に残存していると判定されても、機械の中に茶色の油の酸化変質物が存在したり、油をメンブランフィルタで分析すると、メンブランフィルタ上に油の酸化生成物である茶色の物質が検出されることが多々ある、と記載されている。



発明者等は、特許文献2で、機械又は設備で使用された油の劣化の状態を監視する油状態監視方法及び油状態監視装置を提案している。油状態監視方法では、油が、フィルタによってろ過される。油状態監視方法では、油をろ過し、ろ過前の油の中に存在していた汚染物を捕捉したフィルタから油分が除去される。油状態監視方法では、油分が除去されたフィルタに投射された光がフィルタを透過した透過光の色成分が検出される。更に、油状態監視方法では、油分が除去されたフィルタに投射された光が反射した反射光の色成分が検出される。油状態監視装置は、光源と、カラーセンサを備える。光源は、汚染物を捕捉し、油分が除去されたフィルタに投射される光を発光する。カラーセンサは、光源で発光された光がフィルタを透過した透過光の色成分を検出する。更に、カラーセンサは、光源で発光された光がフィルタを反射した反射光の色成分を検出する。

産業上の利用分野


本発明は、油に含まれる酸化防止剤が酸化して生成された酸化生成物の抽出方法及び抽出システムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
極性溶媒である基油と、極性溶質である酸化防止剤と、を含む油から、前記酸化防止剤が酸化して生成された酸化生成物を抽出する抽出方法であって、
前記油と無極性溶媒とを混合し、前記酸化生成物が析出した、前記油と前記無極性溶媒とを含む混合液を生成する混合工程と、
前記混合工程で生成された前記混合液を、フィルタを通してろ過するろ過工程と、を含む、酸化生成物の抽出方法。

【請求項2】
前記混合工程では、前記酸化防止剤としてアミン系酸化防止剤を含む前記油と、前記無極性溶媒と、を混合する、請求項1に記載の酸化生成物の抽出方法。

【請求項3】
前記混合工程では、前記酸化防止剤としてアミン系酸化防止剤であるN-フェニル-1-ナフチルアミンを含む前記油と、前記無極性溶媒と、を混合する、請求項2に記載の酸化生成物の抽出方法。

【請求項4】
前記混合工程では、前記油と、誘電率が1.92以下である前記無極性溶媒と、を混合する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の酸化生成物の抽出方法。

【請求項5】
前記混合工程では、前記油と、前記無極性溶媒である石油エーテル、ヘキサン、ペンタン又はヘプタンと、を混合する、請求項4に記載の酸化生成物の抽出方法。

【請求項6】
前記混合工程では、前記油と前記無極性溶媒である石油エーテルとの混合比を、体積比で、油:石油エーテル=1:100以下として、前記油と石油エーテルとを混合する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の酸化生成物の抽出方法。

【請求項7】
極性溶媒である基油と、極性溶質である酸化防止剤と、を含む油から、前記酸化防止剤が酸化して生成された酸化生成物を抽出する抽出システムであって、
前記油に対して無極性溶媒を注入する注入部と、
前記酸化生成物が析出した、前記油と前記無極性溶媒とを含む混合液を貯留する貯留部と、
フィルタを含み、前記貯留部に貯留された前記混合液を、前記フィルタを通してろ過するろ過部と、を備える抽出システム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015041926thum.jpg
出願権利状態 公開
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