TOP > 国内特許検索 > 赤米抽出物を含む酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物

赤米抽出物を含む酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物

国内特許コード P160013010
整理番号 S2014-1420-N0
掲載日 2016年6月2日
出願番号 特願2014-173178
公開番号 特開2016-047803
出願日 平成26年8月27日(2014.8.27)
公開日 平成28年4月7日(2016.4.7)
発明者
  • 乾 明夫
  • 鄭 凱駿
出願人
  • 国立大学法人 鹿児島大学
発明の名称 赤米抽出物を含む酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物
発明の概要 【課題】本発明は、効果の高い酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】赤米の抽出物を有効成分として含有する酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


エタノールの作用による酒酔いは、飲酒によって摂取したエタノールの量に応じて脳の麻痺(抑制)が起こることが要因である。脳の麻痺はまず大脳の高位機能の麻痺から始まるため、最初に判断力、集中力、抑止力等が低下する。その結果、脳の低位機能(いわゆる本能的と呼ばれる機能)が表層化することにより、軽い興奮状態となり、気が大きくなったり、気分が良くなったりする、いわゆる酒酔い状態となる。さらに脳の麻痺が進行すると、運動神経へ影響したり、場合によっては急性アルコール中毒となる可能性もある。また、体内でエタノールを分解する際に生成されるアセトアルデヒドは後述するように有毒物質である。これが血中に蓄積されると心拍数の増加、嘔吐、皮膚の紅潮などの状態が引き起こされる。このアセトアルデヒドによる状態は、前者のエタノールによる酒酔いとは別の症状であり、それが過剰となるといわゆる悪酔いといわれる状態となる。



さらに、アセトアルデヒドは二日酔いの原因物質でもある。エタノールを摂取すると、体内でエタノールはアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素により酢酸へと分解され、最終的には水と二酸化炭素に分解されることにより体外へと排出される。エタノールの中間代謝物質であるこのアセトアルデヒドは毒性が非常に強く、その毒性により引き起こされる症状が飲酒後の翌日に現れるのが二日酔いである。急性アルコール中毒とは異なり、生命に直接の危険はないが、しばしば、吐き気や頭痛などの著しい不快感を伴う。二日酔いの原因はエタノールそのものではなく、その体内での中間代謝物質であるアセトアルデヒドの残留によって引き起こされると考えられている。



適度な飲酒は、食欲増進、ストレス解消などの効果があるが、過剰の飲酒は、顔面紅潮、頭痛、眠気、吐気などの悪酔い、二日酔いの症状が現れるばかりではなく、肝臓障害、膵臓炎などの弊害を引き起こす。これらの症状を抑える方法としていくつかの方法が提案されている。すなわち、血液中のアルコール(エタノール)濃度を低下させる物質(特許文献1~3)、アセトアルデヒドの毒性を軽減する物質(特許文献4)などが開示されている。



赤米は、古代米の一種である。例えば種子島に伝わる赤米は熱帯ジャポニカ型と呼ばれ、紫黒米よりも高い抗酸化活性を示す。南種子町には宝満の池の赤米伝説が伝わっている。赤米は白米に混ぜて炊くと赤飯のようになる。赤飯のルーツともされている。



これまで赤米には抗酸化作用があることが知られていたが、上述するような飲酒に起因する症状に対する効果は報告されていない。

産業上の利用分野


本発明は、赤米抽出物を含む酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
赤米の抽出物を有効成分として含有する酒酔い又は二日酔い防止・回復用組成物。

【請求項2】
赤米の抽出物が、以下の工程:
(i)赤米に溶媒を加えて加熱し、溶媒を沸騰させる工程、
(ii)加熱停止後、溶媒の蒸気により赤米を蒸す工程、及び
(iii)水、親水性溶媒及びこれらの混合物から選択される溶媒を用いて抽出する工程
を含む方法により製造される、請求項1に記載の組成物。

【請求項3】
工程(i)において、3~7分間沸騰させる、請求項2に記載の組成物。

【請求項4】
工程(ii)において、5~15分間赤米を蒸す、請求項2又は3に記載の組成物。

【請求項5】
アルデヒド分解促進物質をさらに含有する、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。

【請求項6】
飲酒前2時間~飲酒後2時間の間に摂取される、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。

【請求項7】
医薬品である、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。

【請求項8】
食品に添加するための、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
特許の内容に興味を持たれた方、ライセンスをご希望の方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close