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FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを用いたHSP27リン酸化阻害剤、アポトーシス誘導剤および抗癌剤

国内特許コード P160013020
整理番号 S2014-1397-N0
掲載日 2016年6月2日
出願番号 特願2014-166901
公開番号 特開2016-044128
出願日 平成26年8月19日(2014.8.19)
公開日 平成28年4月4日(2016.4.4)
発明者
  • 岡田 秀一
  • 山田 正信
  • 齋藤 従道
  • 山田 英二郎
出願人
  • 国立大学法人群馬大学
発明の名称 FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを用いたHSP27リン酸化阻害剤、アポトーシス誘導剤および抗癌剤
発明の概要 【課題】生体内に存在する分子に由来し、腫瘍と深く関連するHSP27のリン酸化を阻害し、癌を治療するための薬剤の提供。
【解決手段】FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを含む、HSP27リン酸化阻害剤、アポトーシス誘導剤、抗癌剤。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


癌は重大な疾患であり、主たる死因である。近年、癌の診断および治療においては進展があるものもあるが、診断および治療を改善する必要性が依然として存在している。



熱ショックタンパク質の一つであるHSP27は、哺乳動物細胞中で発現され、特に、病理学的状態において発現される分子シャペロンである。HSP27は、例えば、肺扁平上皮癌をはじめとする多くの癌で過剰に発現されており、放射線や化学療法などの治療への抵抗性を付与し、腫瘍の生存を助けること、転移や予後不良とも関連することが知られている。



HSP27の発現は、抗癌剤や放射線などにより癌細胞がストレスを受けると上昇することも明らかになっている。抗癌剤に対する薬剤耐性能(抗アポトーシス作用能)の一部は、癌細胞におけるHSP27の発現の亢進や、細胞内シグナル伝達系の活性化によるHSP27のリン酸化亢進により生じるとされている。例えば、肺扁平上皮癌にはHSP27の過剰発現が見られており、HSP27の産生を阻害する物質や、HSPの発現低下を誘導する物質を用いて、化学療法と併用する治療法の確立が期待されている。このような物質としては、例えば、細胞中のHSP27 mRNAを標的とするオリゴマー化合物が知られている(特許文献1)。



また、腎臓癌の免疫療法に有用な腎臓癌特異的細胞傷害性リンパ球を誘導する、生体内に存在する分子に由来するペプチド等も知られている(特許文献2)。

産業上の利用分野


本発明は、FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドの用途、FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドをコードするDNAを含むベクターの用途、及び、特定のペプチド又はそれらの薬理学的に許容される塩に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを含む、HSP27リン酸化阻害剤。

【請求項2】
前記FAM83Gタンパク質は、配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列から成る、請求項1に記載のHSP27リン酸化阻害剤。

【請求項3】
前記部分ペプチドは配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列を含むペプチド、又は、配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列のうち1~数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入若しくは付加されたアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項1に記載のHSP27リン酸化阻害剤。

【請求項4】
FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを含む、アポトーシス誘導剤。

【請求項5】
前記FAM83Gタンパク質は、配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列から成る、請求項4に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項6】
前記部分ペプチドは配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列を含むペプチド、又は、配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列のうち1~数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入若しくは付加されたアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項4に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項7】
FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドを含む、抗癌剤。

【請求項8】
前記FAM83Gタンパク質は、配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列から成る、請求項7に記載の抗癌剤。

【請求項9】
前記部分ペプチドは配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列を含むペプチド、又は、配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列のうち1~数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入若しくは付加されたアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項7に抗癌剤。

【請求項10】
前記癌は、大腸癌、肺癌、肝癌、肉腫、血液腫瘍、及び癌幹細胞を含む腫瘍からなる群から選択される、請求項7~9のいずれか1項に記載の抗癌剤。

【請求項11】
FAM83Gタンパク質又はその部分ペプチドをコードするDNAを含むベクターを含む抗癌剤。

【請求項12】
前記FAM83Gタンパク質は、配列番号2又は配列番号4で表されるアミノ酸配列から成る、請求項11に記載の抗癌剤。

【請求項13】
前記部分ペプチドは配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列を含むペプチド、又は、配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列のうち1~数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入若しくは付加されたアミノ酸配列を含むペプチドである、請求項11に記載の抗癌剤。

【請求項14】
前記癌は、大腸癌、肺癌、肝癌、肉腫、血液腫瘍、及び癌幹細胞を含む腫瘍からなる群から選択される、請求項11~13のいずれか1項に記載の抗癌剤。

【請求項15】
配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列を含むペプチド、配列番号1もしくは3で表されるアミノ酸配列のうち1~数個のアミノ酸が置換、欠失、挿入若しくは付加され
たアミノ酸配列を含むペプチド。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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