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動物の遠隔診断システム及び動物の遠隔診断方法

国内特許コード P160013030
整理番号 S2014-1317-N0
掲載日 2016年6月3日
出願番号 特願2014-159132
公開番号 特開2016-034265
出願日 平成26年8月5日(2014.8.5)
公開日 平成28年3月17日(2016.3.17)
発明者
  • 川口 博明
出願人
  • 国立大学法人 鹿児島大学
発明の名称 動物の遠隔診断システム及び動物の遠隔診断方法
発明の概要 【課題】 動物の体調の変化を迅速かつ正確に知ることができ、動物の超早期の診断・治療が可能になる遠隔診断システムを提供する。
【解決手段】 動物の体内に埋め込まれ動物の体温を測定してその体温データを外部に無線送信する半導体チップ1と、無線送信された前記体温データを受信してインターネット3を介して外部に送信する中継器2と、インターネット3を介して受信した体温データを解析し獣医学的診断を行い、その結果を外部の端末装置5にインターネットを介して送信するデータ処理手段4とを備えたことにより、動物の体調の変化を迅速かつ正確に知ることができ、動物の超早期の治療が可能になる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


畜産業において生産効率および品質を向上させることは、グローバルな競争環境にさらされるわが国畜産業の社会的急務である。そのためには、牛等の産業動物の病気・病死を未然に防ぐことが重要である。



畜産業において、動物の健康状態を超早期的かつ正確に把握し、必要な場合は獣医師に連絡して対処する必要がある。従来、畜産農家における牛などの産業動物の健康状態の管理は、人手により行われていた。例えば、牛の日常的な健康状態を把握するのに、農家の従事者が一頭ごとに目視により行動を観察し、食欲や糞尿の状態を確認していた。 また動物の健康状態を把握するための重要事項の一つである動物の体温の測定についても、一頭ごとに直腸に体温計を挿入するなどして測定しており、高齢化が進むわが国畜産農家の従事者にとって大きな負担となっていた。一方では、農場の大規模化が進み、従事者1人当たりの管理頭数が増えることに起因する従事者の負担の増大も生じている。



他方、IT技術を利用した遠隔操作による動物の管理方法としては、牛の首輪につけた加速度センサ及び下顎の体温センサにより計測されたデータを無線送信し、そのデータを解析することにより、健康状態、発情や分娩のタイミングを把握する方法が発明されている(例えば、特許文献1参照)。



また、1頭あるいは2頭以上の動物に物理センサ(加速度、傾斜、温度など)を装着し、データを無線送信し、そのデータを解析することにより、動物の健康管理を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。

産業上の利用分野


本発明はIT技術を利用した動物の遠隔診断についてのシステム及びその方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
動物の体内に埋め込まれ動物の体温を測定してその体温データを外部に無線送信する半導体チップと、前記半導体チップから無線送信された前記体温データを受信してインターネットを介して外部に送信する中継器と、前記インターネットを介して受信した前記体温データを解析し外部の端末にその解析データを送信するデータ処理手段とを備えたことを特徴とする動物の遠隔診断システム。

【請求項2】
前記半導体チップは動物の耳根部の皮下又は尾根部の皮下のいずれか一方又は双方に埋め込まれたことを特徴とする請求項1記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項3】
前記データ処理手段は前記半導体チップから送信された動物の体温データをリアルタイムで処理し、獣医学的診断を行うとともに異常と認められる場合は前記外部の端末に動物の診療を促す指示を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項4】
前記獣医学的診断は、動物の体温が予め定められた範囲から逸脱した場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項3記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項5】
前記獣医学的診断は、動物の体温変化が予め定められた基準変動値より大きい場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項3記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項6】
前記獣医学的診断は、特定の時間における動物の体温が予め定められた範囲から逸脱した場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項3記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項7】
前記半導体チップは内部に温度センサと無線送信回路を含み、表面が動物の体内で反応を起こさず、かつ動物の体液が内部に浸透し難い材料で被覆されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の動物の遠隔診断システム。

【請求項8】
動物の体内に埋め込まれたセンサにより動物の体温を測定するステップと、前記体温データを中継器に無線送信するステップと、前記送信された体温データを前記中継器がインターネットを介して外部のデータ処理手段に送信するステップと、前記データ処理手段が送信されたデータを解析し動物の健康状態を診断するステップと、インターネットを介して外部の端末に前記診断結果を送信するステップとを備えたことを特徴とする動物の遠隔診断方法。

【請求項9】
前記動物の健康状態を診断するステップは、送信された動物の体温データをリアルタイムで処理し、獣医学的な診断を行うとともに、異常と認められる場合は動物の診療を促す診断を行うことを特徴とする請求項8記載の動物の遠隔診断方法。

【請求項10】
前記獣医学的な診断は、動物の体温が予め定められた範囲から逸脱している場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項9記載の動物の遠隔診断方法。

【請求項11】
前記獣医学的な診断は、動物の体温変化が予め定められた基準変動値より大きい場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項9記載の動物の遠隔診断方法。

【請求項12】
前記獣医学的診断は、特定の時間における動物の体温が予め定められた範囲から逸脱した場合は動物の健康に異常が認められると診断することを特徴とする請求項9記載の動物の遠隔診断方法。
国際特許分類(IPC)
画像

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出願権利状態 公開
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