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抗トロンボポエチン抗体の検出方法、免疫性血小板減少症の検出方法及びキット

国内特許コード P160013032
整理番号 S2014-0799-N0
掲載日 2016年6月3日
出願番号 特願2014-163570
公開番号 特開2016-038354
出願日 平成26年8月11日(2014.8.11)
公開日 平成28年3月22日(2016.3.22)
発明者
  • 佐藤 隆司
出願人
  • 学校法人北里研究所
発明の名称 抗トロンボポエチン抗体の検出方法、免疫性血小板減少症の検出方法及びキット
発明の概要 【課題】検出感度が向上した、抗TPO抗体の検出方法、免疫性血小板減少症の検出方法、生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキット及び免疫性血小板減少症を検出するためのキットを提供する。
【解決手段】生体試料中の抗TPO抗体の検出方法であって、TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法;免疫性血小板減少症の検出方法;哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキット;哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、免疫性血小板減少症を検出するためのキット。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


免疫性血小板減少症(ITP)患者の骨髄では、巨核球の成熟が障害されることにより、血小板の産生能が低下していると考えられているが、その機序は不明な点が多い。近年、巨核球の成熟障害を標的としたITPの新規治療薬である、TPO受容体作動薬が発売され、ITPにおける巨核球の成熟障害が注目されている(例えば、非特許文献1を参照。)。



血小板自己抗原は血小板のみならず巨核球にも発現する。このため、抗血小板抗体は巨核球にも結合する。そして、ITP患者由来の抗血小板抗体が、インビトロで巨核球の成熟障害を誘導することが報告されている(例えば、非特許文献2を参照。)。



また、巨核球の減少を伴うITP患者の血漿において、TPOの受容体であるc-Mplに対する自己抗体が見出されている(例えば、非特許文献3を参照。)。



TPOは主に肝細胞で産生される液性因子であり、巨核球とその前駆細胞に働き、増殖及び分化を促進する。再生不良性貧血等の造血障害による血小板減少症では、血中TPO濃度が著増している。これに対し、ITP患者の血中TPO濃度は、正常であるか、軽度に増加しているのみであることが知られている(例えば、非特許文献4を参照。)。

産業上の利用分野


本発明は、生体試料中の抗トロンボポエチン(TPO)抗体の検出方法、免疫性血小板減少症の検出方法、生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキット及び免疫性血小板減少症を検出するためのキットに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体試料中の抗トロンボポエチン(TPO)抗体の検出方法であって、
TPOと前記生体試料とを接触させる工程と、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程と、を含み、
前記TPOが哺乳動物細胞発現系で発現されたものである、検出方法。

【請求項2】
前記検出が酵素結合免疫吸着法(ELISA法)により行われる、請求項1に記載の検出方法。

【請求項3】
前記TPOを固相上に固定化させる工程と、
前記生体試料を固相上の前記TPOと接触させる工程と、
前記固相を洗浄する工程と、
前記抗TPO抗体と固相上の前記TPOとの結合を検出する工程と、
を含み、前記固定化させる工程が、30~40℃で行われる、請求項2に記載の検出方法。

【請求項4】
前記検出が免疫沈降法により行われる、請求項1に記載の検出方法。

【請求項5】
前記抗TPO抗体がTPOに対する中和抗体であり、
前記TPOと前記生体試料とを接触させる工程が、前記生体試料及び抗TPO抗体を含まない陰性対照にTPOを添加することにより行われ、
前記抗TPO抗体と前記TPOとの結合を検出する工程が、TPOが添加された前記生体試料又はTPOが添加された前記陰性対照の存在下で巨核芽球細胞をインキュベートし、インキュベート後の前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化を定量することにより行われ、
TPOが添加された前記生体試料の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルが、TPOが添加された前記陰性対照の存在下でインキュベートされた前記巨核芽球細胞におけるMAPKのリン酸化レベルと比較して少ないことが、前記生体試料中に抗TPO抗体が存在することを示す、請求項1に記載の検出方法。

【請求項6】
前記生体試料が血漿、血清又は血漿若しくは血清から精製されたIgGである、請求項1~5のいずれか一項に記載の検出方法。

【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の検出方法により検出された抗TPO抗体の量を指標とする、免疫性血小板減少症の検出方法。

【請求項8】
生体試料中の抗TPO抗体を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。

【請求項9】
免疫性血小板減少症を検出するためのキットであって、哺乳動物細胞発現系で発現されたTPOを含む、キット。
国際特許分類(IPC)
出願権利状態 公開


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