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体内部位発光装置

国内特許コード P160013080
整理番号 H18-024
掲載日 2016年6月29日
出願番号 特願2006-046738
公開番号 特開2007-222388
登録番号 特許第4164579号
出願日 平成18年2月23日(2006.2.23)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
登録日 平成20年8月8日(2008.8.8)
発明者
  • 宇根 智
  • 濱田 敏裕
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 体内部位発光装置
発明の概要 【課題】使用時や管理面において取り扱いが容易で生体内の細管内に挿入して細管内で発光させて、細管の位置や走行状態に関して、体腔内に挿入した内視鏡等から得た発光部位の画像をモニターを通じて視認できたり、あるいは医師等の肉眼にて、開腹された患者の発光部位を視認できる体内部位発光装置を提供することである。
【解決手段】生体内の細管内に挿入して発光させる体内部位発光装置であって、両端が封止され中空又は中実で可撓性及び光透過性を有する管状体からなる本体部2と、この本体部2に内設される少なくとも1つの発光部3と、この発光部3を発光させるための発光手段4,5,6とを有するものである。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


一般に、腹部手術において通常行われている開腹手術では、医師や獣医師は体内の細管の位置を目視したり触診したりしてその部位を確認している。血管は造影剤を用いることでその位置や走行状態を目視によって確認することができるが、血管以外の細管は視認が困難であり、特に、尿管は主として触診によって確認している。また、近年、開腹手術に替わって低侵襲である腹腔鏡下手術が行われるようになってきている。この腹腔鏡下手術では、患部に開けられた小さな穴から内視鏡を挿入して、内視鏡からの体腔内の情報を画像としてモニターに表示して、この画像を見ながら医師や獣医師は手術を行う。
開腹手術においても、癒着がひどい尿管の場合では、その位置や走行状態を確認するのに医師や獣医師には熟練が必要とされるが、腹腔鏡下手術はモニター画面から判断して行う特殊なものであり、尿管や卵管等の細管の位置や走行状態を判断するのに情報が乏しい場合は、これらの細管を損傷する懸念があるため医師らには開腹手術以上に高度な技術が要求されている。そこで、これらの手術を安全かつ確実に行うために生体内の細管の位置や走行状態を容易に視認できる装置が考案されている。



例えば、特許文献1には、「発光尿管プローブ」という名称で、体外に設置される光源と、この光源に接続されコア層とクラッド層からなり発光部を備える導光ファイバーから構成された発光尿管プローブに関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明では、導光ファイバーを尿管に挿入すると、導光ファイバーは光源からの光によって発光し、体外からは尿管が発光して見えるので、体外においても尿管の位置を正確に視認することができるとしている。この導光ファイバーはコア層とクラッド層から構成されており、また、尿道を経由して双方の尿管に挿入できるように途中から二手に分かれた先端部を有している。電源からの光は導光ファイバーのコア層において全反射されて先端部まで導かれ、先端部のクラッド層に設けられる溝から漏出するようになっている。そして、溝の形状は直線状や螺旋状やリング状にすることができ、また、その設置数を増やすと、溝から漏出する光量が増大するので、体外からの視認がさらに容易となっているとしている。さらに、溝の面積を光源から先端部に向かって徐々に広くなるように形成すると、先端部において光量が低下することなく安定して発光状態を維持することができるとしている。



また、特許文献2には、「イルミネータ」という名称で、体腔内に挿入可能で発光部を備える挿入部と、挿入部の基端部に設置され照明供給手段に接続可能なコネクターと、挿入部に内設され照明供給手段からの光をコネクター通じて発光部に伝送する光伝送手段から構成されたイルミネータに関する発明が開示されている。
この特許文献2に開示された発明では、腹腔鏡下手術に際して、発光したイルミネータの挿入部を尿管に挿入すると、腹腔内では尿管の走行箇所が明るく光って見えるので、手術において誤って尿管に損傷を与えることはないとしている。
挿入部は、その中心部からコア、クラッド、外皮の順に形成されており、そして、コアとクラッドによって光伝送手段が構成されている。照明供給手段からコネクターを通じて供給される光はコアとクラッドの界面で反射しながら先端側に伝送されるが、この伝送される光の一部は反射せずに、クラッドの外に漏れて透明な外皮を透過して挿入部の外に漏洩し、この漏洩によって発光部が構成されている。また、コアに柔軟なアクリルポリマーを用いているので、折曲性が良好で挿入しやすく、従来のガラスファイバーのように破損しないとしている。
【特許文献1】
特開平10-43205号公報
【特許文献2】
特開平11-244233号公報

産業上の利用分野


本発明は、医療あるいは獣医療の現場において、人体あるいは動物の生体内の細管内に挿入して細管の位置や走行状態の視認を容易にするための体内部位発光装置に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体内の細管内に挿入して発光させる体内部位発光装置であって、両端が封止され中空又は中実で可撓性及び光透過性を有する管状体からなる本体部と、この本体部に内設される少なくとも1つの発光部と、この発光部を発光させるための化学的発光手段とを有し、前記化学的発光手段は、少なくとも2種類の薬剤を混合してなる化学発光体と、これらの薬剤を分離する隔壁を前記発光部の内部に備え、使い捨てであることを特徴とする体内部位発光装置。

【請求項2】
前記本体部の周部に形成され前記本体部の外周よりも小さい外周を有する括れ部を少なくとも1つ備えることを特徴とする請求項1に記載の体内部位発光装置。

【請求項3】
前記本体部の一端部に接続され線状体からなる引出部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の体内部位発光装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2006046738thum.jpg
出願権利状態 登録
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