TOP > 国内特許検索 > 航路埋没防止方法及び埋没を防止した港湾設備

航路埋没防止方法及び埋没を防止した港湾設備

国内特許コード P160013104
整理番号 H19-029
掲載日 2016年7月8日
出願番号 特願2007-067902
公開番号 特開2008-223446
登録番号 特許第4041903号
出願日 平成19年3月16日(2007.3.16)
公開日 平成20年9月25日(2008.9.25)
登録日 平成19年11月22日(2007.11.22)
発明者
  • 羽田野 袈裟義
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 航路埋没防止方法及び埋没を防止した港湾設備
発明の概要 【課題】航路に土砂が堆積しないようにすると共に、砂とシルトを分離して堆積させ、港湾の維持浚渫の効率化を図り、航路の浚渫を効率よくおこなえるようにする。
【解決手段】航路1の底部に適宜の間隔で掘り込み4が設けてある。更に、航路1の脇に沿って潜堤2が設けてある。潜堤2の天端21は干潮時であっても小型船が余裕をもって通過できる深さとし、潜堤2の近傍に掘り込み3を造成する。掘り込みの3の中央部もしくは潜堤2側に寄せて仕切り31が設けてあり、この仕切りが砂とシルトが堆積する場所を区画する。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


泥土分が多い海域にある港湾においては、シルトや粘土等の浮泥が波や海水流によって巻き上げられて移動するシルテーションに港湾施設の埋没によって、大型船舶の航行に支障を生じる。このため、図2に示すように、断面逆T型の潜堤を航路の両側に設置することによって航路にシルトが堆積するのを防止する埋没対策が実施されている。



潜堤による港湾施設の埋没阻止に対する効果は、潜堤高が高くすると、潜堤を越流する浮泥量自体が少なくなり、また、潜堤直上の流速が速くなることにより潜堤の航路側の渦の規模が大きくなって浮泥を攪拌する効果が更に高まり、航路への埋没阻止能力はますます高まる。



しかしながら、潜堤は没水構造物であり、水面からは見えず、大型船の航路を横断して航行する小型船舶に対して干潮時には障害となって事故に繋がる可能性があることから、できる限り潜堤の天端高は低くして小型船舶の航行の円滑化を図ることが必要である。



港湾設備の埋没阻止効果を低下させずに潜堤の天端を低く抑えることが望ましいので、潜堤の高さを低くして並列に並べる複列化により航路内の浮泥の濃度を半分程度に抑えられることが確認された。また、
複列潜堤の潜堤の断面形状を変えることによっても埋没阻止効果が異なることが報告されており、浮泥が堆積している側では浮泥を乱さない断面が逆ν型潜堤を、航路側では越流浮泥を攪拌し濃度低下を促す逆T型潜堤を設置する逆T型とν型を並列に設置する復列潜堤が有効な組合せといわれている。



【非特許文献1】
http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h16giken/pdf/0226.pdf「シルテーションによる港湾施設の埋没の技術的対策について」九州地方整備局下関港湾空港技術調査事務所技 黒田祐一

産業上の利用分野


本発明は、航路にシルトや砂が堆積して航行を妨げるのを防止すると共に、波浪によって舞い上がったシルトを所定の場所に集積するようにして浚渫を容易にした航路の埋没防止方法及び方法及び港湾施設に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
航路内に航路の軸に沿って適宜の間隔で航路底部の複数箇所に波浪によって舞い上がったシルトを集積するための掘り込みを形成する航路埋没防止方法。

【請求項2】
請求項1において、更に、航路脇に沿って適宜の間隔で波浪によって舞い上がったシルトを集積するための掘り込みを形成し、掘り込みの底部に仕切りを設けると共に、航路側に潜堤を設ける航路埋没防止方法。

【請求項3】
航路内に航路の軸に沿って適宜の間隔で複数箇所に波浪によって舞い上がったシルトを集積するための掘り込みを形成した航路埋没を防止した港湾設備。

【請求項4】
請求項3において、航路脇に沿って適宜の間隔で波浪によって舞い上がったシルトを集積するための掘り込みが形成してあり、航路脇の掘り込みの底部には仕切りが設けてあり、航路側に潜堤が設けてある航路埋没を防止した港湾設備。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
山口TLOは平成11年11月に山口大学の教官50名の出資により設立された、リエゾン一体型のTLO活動会社です。山口大学を主とし、山口県内の大学・高専の研究成果をご紹介致します。特許の内容に興味を持たれた方は、下記までご連絡ください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close