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ベーチェット病の判定を補助する方法、及びベーチェット病の活動性の評価を補助する方法

国内特許コード P160013159
整理番号 S2014-1631-N0
掲載日 2016年8月4日
出願番号 特願2014-200824
公開番号 特開2016-070798
出願日 平成26年9月30日(2014.9.30)
公開日 平成28年5月9日(2016.5.9)
発明者
  • 三村 俊英
  • 荒木 靖人
  • 相崎 良美
出願人
  • 学校法人 埼玉医科大学
発明の名称 ベーチェット病の判定を補助する方法、及びベーチェット病の活動性の評価を補助する方法
発明の概要 【課題】ベーチェット病であるか否かを簡便に、高い精度で判定することができるベーチェット病の判定を補助する方法、ベーチェット病の活動性を簡便に、高い精度で評価することができるベーチェット病の活動性の評価を補助する方法を提供すること。
【解決手段】末梢血中の好中球及びγδT細胞の少なくともいずれかにおける、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを測定する測定工程と、前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いと、前記ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いとの比、及び前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを指標として、被験体がベーチェット病であるか否かの判定を補助する判定補助工程と、を含むベーチェット病の判定を補助する方法などである。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


ベーチェット病は、眼病変、粘膜病変、皮膚病変などを主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患である。ベーチェット病の病因は不明であるが、何らかの遺伝素因に、外因が加わり、白血球の機能が亢進し、炎症を引き起こすと考えられている。



現在のベーチェット病の診断は、眼病変、粘膜病変、皮膚病変などの臨床所見に基づいており、特異的な検査がないため、診断に苦慮することが多いという問題がある。
また、ベーチェット病の活動性の指標として、一般的に、C反応性タンパク、赤血球沈降速度などの炎症反応が用いられているが、ベーチェット病で観られる、好中球やリンパ球の活性化といった白血球機能異常の病態を反映していないという問題もある。前記白血球機能異常を簡便に検出できる方法は、臨床に応用されていないのが現状である。



これまでに、細胞の活性化における遺伝子発現変化には、ヒストン修飾など、エピゲノム変化の関与が大きいことが知られている。
また、アルツハイマー病の状態を決定するための方法として、血液成分を含むサンプルを用い、エピジェネティックマーカーの量を決定する方法(例えば、特許文献1参照)、神経変性疾患を発症するリスクを決定する方法として、脳脊髄液から単離した幹細胞内のH3K27のメチル化のレベルを決定する工程を含む方法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。



しかしながら、ベーチェット病の診断や活動性の評価に有効な方法は、未だ提供されておらず、その速やかな提供が強く求められているのが現状である。

産業上の利用分野


本発明は、ベーチェット病であるか否かの判定を補助する方法、及びベーチェット病の活動性の評価を補助する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
末梢血中の好中球及びγδT細胞の少なくともいずれかにおける、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを測定する測定工程と、
前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いと、前記ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いとの比(ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い/ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合い)、及び前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを指標として、被験体がベーチェット病であるか否かの判定を補助する判定補助工程と、を含むことを特徴とするベーチェット病の判定を補助する方法。

【請求項2】
測定工程が、好中球及びγδT細胞の少なくともいずれかにおける、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いを測定し、
判定補助工程が、前記好中球及びγδT細胞の少なくともいずれかにおける、前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いと、前記ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いとの比(ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い/ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合い)を指標とする請求項1に記載のベーチェット病の判定を補助する方法。

【請求項3】
測定工程が、γδT細胞における、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いを測定し、
判定補助工程が、前記γδT細胞における、前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いを指標とする請求項1に記載のベーチェット病の判定を補助する方法。

【請求項4】
ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかの測定が、フローサイトメトリー法により行われる請求項1から3のいずれかに記載のベーチェット病の判定を補助する方法。

【請求項5】
末梢血中のγδT細胞における、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを測定する測定工程と、
前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いと、前記ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いとの比(ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い/ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合い)、及び前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかを指標として、ベーチェット病の活動性の評価を補助する活動性評価補助工程と、を含むことを特徴とするベーチェット病の活動性の評価を補助する方法。

【請求項6】
測定工程が、γδT細胞における、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いを測定し、
活動性評価補助工程が、前記γδT細胞における、前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いと、前記ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いとの比(ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い/ヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合い)を指標とする請求項5に記載のベーチェット病の活動性の評価を補助する方法。

【請求項7】
測定工程が、γδT細胞における、ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いを測定し、
活動性評価補助工程が、前記γδT細胞における、前記ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合いを指標とする請求項6に記載のベーチェット病の活動性の評価を補助する方法。

【請求項8】
ヒストンH3リシン4のトリメチル化の度合い及びヒストンH3リシン27のトリメチル化の度合いの少なくともいずれかの測定が、フローサイトメトリー法により行われる請求項5から7のいずれかに記載のベーチェット病の活動性の評価を補助する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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