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内視鏡レンズ用清拭デバイスおよび該清拭デバイスを備えた内視鏡

国内特許コード P160013163
整理番号 S2014-1598-N0
掲載日 2016年8月4日
出願番号 特願2014-206623
公開番号 特開2016-073491
出願日 平成26年10月7日(2014.10.7)
公開日 平成28年5月12日(2016.5.12)
発明者
  • 植木 賢
  • 上原 一剛
  • 野澤 誠子
  • 藪▲崎▼ 祥司
  • 佐下橋 伸寧
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 内視鏡レンズ用清拭デバイスおよび該清拭デバイスを備えた内視鏡
発明の概要 【課題】迅速に挿入、引き抜きが可能であり、レンズ表面に付着した粘着力の強い汚れを拭き取ることが可能な内視鏡レンズ用清拭デバイスの提供を目的とする。
【解決手段】本発明の清拭デバイスは、挿通チャネルに挿入可能な長尺体2と、格納状態と拡開状態とに操作される被操作部材3と、被操作部材3に設けられる清拭体4と、被操作部材3を操作する操作部材とを備え、被操作部材3が、屈曲および伸長可能に構成され、軸方向に沿って複数設けられた屈曲部31a、31b、31cを備え、被操作部材3に、操作部材により長尺体2先端側に押圧操作を加えることにより屈曲部31a、31b、31cが屈曲して、拡開状態となり、拡開状態にある被操作部材3に、操作部材により長尺体2基端側に引き操作することにより、被操作部材3が長尺体2内に線状に格納されることを特徴とする。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


内視鏡検査・治療中、体内において、内視鏡の先端の対物レンズに汚れが付着すると、視界不良のため検査・治療が困難となる。内視鏡付属の水洗機能により、対物レンズに付着した汚れを落とすという方法もあるが、そのような水洗機能のみでは、対物レンズに付着した汚れを十分に洗浄することができない場合がある。



また、内視鏡の先端に軸周りに回転するワイパー部材を設け、このワイパー部材により対物レンズに付着した汚れを取り除くものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このようなワイパー部材を備えた内視鏡は、内視鏡先端部の構造が複雑となり、内視鏡が高価となるうえ、ワイパー部材を備えない内視鏡にワイパー部材を取り付けることはできないため経済的ではない。また、ワイパー部材は、内視鏡の先端に留置されているため、ワイパー部材自体が内視鏡の視界を遮ることがあるうえに、ワイパー部材自体が内視鏡を体腔内に挿入していく過程で、汚れが付着してしまうおそれがある。



一方、内視鏡の先端にはワイパー部材を設けずに、内視鏡の処置具挿通路に挿通されてレンズを洗浄する内視鏡用洗浄具が特許文献2に開示されている。この特許文献2の内視鏡用洗浄具は、図12に示されるように、内視鏡Eの処置具挿通路201に挿通可能で長尺状の本体部202と、本体部202に設けられ、直線状態にある本体部202の基端部側に向かって延びるブラシ203を備えている。ブラシ203は本体部202の外周面の先端近傍部分に植設した、多数の弾性材料製の毛から構成されている。このブラシ203により内視鏡Eのレンズ204を洗浄した後、ブラシ203の毛が広がった状態で内視鏡Eの処置具挿通路201を通して、内視鏡用洗浄具を引き抜いて、観察や処置を続行することが開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、内視鏡レンズ用清拭デバイスおよび該清拭デバイスを備えた内視鏡に関する。さらに詳しくは、内視鏡の挿通チャネルに挿通されて、内視鏡の対物レンズ表面を清拭する内視鏡レンズ用清拭デバイスおよび該清拭デバイスを備えた内視鏡に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
内視鏡の先端に設けられた対物レンズ表面を清拭する内視鏡レンズ用清拭デバイスであって、前記清拭デバイスが、
前記内視鏡の先端へと延びる挿通チャネルに挿入可能な長尺体と、
前記長尺体の先端側に設けられ、前記挿通チャネルに挿通可能な格納状態と、前記長尺体の径方向外側に広がった拡開状態とに操作される被操作部材と、
前記被操作部材に設けられ、前記対物レンズ表面を清拭する清拭体と、
前記長尺体の基端側に設けられ、前記被操作部材を操作する操作部材とを備え、
前記被操作部材が操作されて拡開状態にあるときに、前記被操作部材および前記清拭体が前記対物レンズ表面に対向して配置されるように構成され、
前記被操作部材が、屈曲および伸長可能に構成され、軸方向に沿って複数設けられた屈曲部を備え、
前記格納状態にある前記被操作部材に、前記操作部材により前記長尺体先端側に押圧操作を加えることにより前記屈曲部が屈曲して、前記拡開状態となり、
前記拡開状態にある前記被操作部材に、前記操作部材により前記長尺体基端側に引き操作することにより、前記被操作部材が前記長尺体内に線状に格納される清拭デバイス。

【請求項2】
前記拡開状態にある被操作部材が、弾性部材により前記対物レンズ表面側に向かって押圧されるように構成された請求項1記載の清拭デバイス。

【請求項3】
前記格納状態にある前記被操作部材が、前記長尺体先端側に位置する第1屈曲部と、
前記第1屈曲部から前記長尺体の基端側に所定の距離離れて位置する第2屈曲部と、
前記第2屈曲部から前記長尺体の基端側に所定の距離離れて位置する第3屈曲部とを備え、
前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との間に位置し、略線状に延びる第1線状部と、
前記第2屈曲部と前記第3屈曲部との間に位置し、略線状に延びる第2線状部とを有し、前記第1線状部および前記第2線状部のそれぞれに、前記清拭体が設けられ、
前記格納状態のときに、前記第1屈曲部と、前記第3屈曲部とが、前記長尺体の径方向でオフセットして配置され、
前記拡開状態のときに、前記第1線状部および前記第2線状部の清拭体が、前記対物レンズ表面と対向するように構成された請求項1または2記載の清拭デバイス。

【請求項4】
内視鏡の先端に設けられた対物レンズ表面を清拭する内視鏡レンズ用清拭デバイスであって、前記清拭デバイスが、
前記内視鏡の先端へと延びる挿通チャネルに挿入可能な長尺体と、
前記長尺体の先端側に設けられ、前記挿通チャネルに挿通可能な格納状態と、前記長尺体の径方向外側に広がった拡開状態とに操作される被操作部材と、
前記被操作部材に設けられ、前記対物レンズ表面を清拭する清拭体と、
前記長尺体の基端側に設けられ、前記被操作部材を操作する操作部材とを備え、
前記被操作部材が操作されて拡開状態にあるときに、前記被操作部材および前記清拭体が前記対物レンズ表面に対向して配置されるように構成され、
前記長尺体の、前記被操作部材よりも先端側に拡縮可能なバルーンが設けられ、前記バルーンを膨張させることにより、前記被操作部材を前記対物レンズ表面に向けて押圧する清拭デバイス。

【請求項5】
前記被操作部材が、前記操作部材と操作用細長部材により接続され、前記操作部材の操作により、前記操作用細長部材を介して前記被操作部材が操作される請求項4記載の清拭デバイス。

【請求項6】
前記被操作部材が、付勢部材により前記格納状態側に付勢され、
前記操作部材は、操作時に前記バルーンに空気を送り込むように構成され、
前記操作部材の操作によりバルーンが膨張した際に、前記バルーンの膨張により、前記被操作部材が、前記バルーンの表面と当接して、前記付勢部材の付勢力に抗して前記拡開状態となる請求項4記載の清拭デバイス。

【請求項7】
内視鏡の先端に設けられた対物レンズ表面を清拭する内視鏡レンズ用清拭デバイスであって、前記清拭デバイスが、
前記内視鏡の先端へと延びる挿通チャネルに挿入可能な長尺体と、
前記長尺体の先端側に設けられ、前記挿通チャネルに挿通可能な格納状態と、前記長尺体の径方向外側に広がった拡開状態とに操作される被操作部材と、
前記被操作部材に設けられ、前記対物レンズ表面を清拭する清拭体と、
前記長尺体の基端側に設けられ、前記被操作部材を操作する操作部材とを備え、
前記被操作部材が操作されて拡開状態にあるときに、前記被操作部材および前記清拭体が前記対物レンズ表面に対向して配置されるように構成され、
前記被操作部材が、前記長尺体の先端側に設けられた拡縮可能なバルーンであり、前記バルーンの表面に前記清拭体が設けられ、前記バルーンが前記対物レンズ表面を押圧可能に構成された清拭デバイス。

【請求項8】
前記清拭体が、前記バルーンの拡縮に応じて伸縮する材料から構成された請求項7記載の清拭デバイス。

【請求項9】
前記清拭デバイスが、先端に処置部を有する処置具であり、前記処置部の基端側に前記被操作部材が設けられている請求項1~8のいずれか1項に記載の清拭デバイス。

【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の清拭デバイスを備えた内視鏡。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 公開
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