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炭化水素油の精製方法

国内特許コード P160013182
整理番号 S2015-0012-N0
掲載日 2016年8月9日
出願番号 特願2014-207519
公開番号 特開2016-074852
出願日 平成26年10月8日(2014.10.8)
公開日 平成28年5月12日(2016.5.12)
発明者
  • 藤元 薫
  • 村上 弥生
  • 谷 春樹
  • 朝見 賢二
出願人
  • 公益財団法人北九州産業学術推進機構
発明の名称 炭化水素油の精製方法
発明の概要 【課題】油脂から製造した炭化水素油の色品質を改善し、炭化水素油の保存安定性を高める。
【解決手段】活性白土である第1処理剤と、酸化マグネシウム、活性アルミナまたはハイドロタルサイトを含む第2処理剤とを油脂から製造した炭化水素油に投入し、撹拌混合することにより油脂から製造した炭化水素油を精製する。精製後、処理剤を炭化水素油から分離除去する。第1処理剤の投入量は油脂から製造した炭化水素油100重量部に対して0.625~12.5重量部であり、第2処理剤の投入量は炭化水素油100重量部に対して0.0625~12.5重量部である。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


バイオディーゼル燃料は、地球温暖化ガスの総排出量を削減し、エネルギー循環型社会の構築のために極めて重要なものである。
生物由来油脂からバイオディーゼル燃料を製造するには、(1)脂肪あるいは脂肪酸とメタノールとのアルカリ触媒反応によって生産する脂肪酸エステル(FAME:Fatty Acid Methyl Ester)を主成分とする物質に変換する方法、(2)高圧下で水素化処理することにより、油脂中の酸素が主として水として離脱し軽質化するとともに、原料油脂由来の不飽和結合を飽和化して炭化水素油を得る方法、(3)350℃~475℃において、反応容器内で脱炭酸分解触媒と油脂が接触して、脱炭酸分解反応を利用して炭化水素油を製造する方法等が例示される。
ここで、(3)の方法では、流動点が低く、寒冷地でも使用可能であるとともに、分解反応が十分進行すれば遊離の酸がほとんど含まれず、またFAMEのように貯蔵中に遊離の酸その他の不純物を生成することもなく、酸化安定性が著しく高いという特長があり、今後の利用が見込まれる。
ところが、この方法で得られた炭化水素油、すなわち高温化で製造された炭化水素油には、原材料の油脂や脱炭酸分解触媒の活性状態によっては、製造直後に黒褐色を呈することや、保存中に黒褐色に変色することがあり、色品質に課題がある。
そこで、原材料の種類や脱炭酸分解触媒の活性状態を問わないで変色しない炭化水素油を得るには、長期安定の問題を解決するが必須となり、そのための1つの手段として、不溶成分を懸濁状態で含有する炭化水素油に、塩基性物質(酸化カルシウム、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク及び塩基性イオン交換樹脂)の粉末を凝集剤として混合し、凝集した不溶成分を分離除去する炭化水素油中の懸濁不溶成分除去処理する技術が提案されている(特許文献1)。

産業上の利用分野


この発明は、炭化水素油の精製方法であって、例えば動植物由来の油脂を、脱炭酸触媒を用いた脱炭酸反応によって製造した炭化水素油の色品質を改善する精製方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
油脂から製造した炭化水素油と、
活性白土であり、前記油脂から製造した炭化水素油100重量部に対して0.625~12.5重量部の第1処理剤と、
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、活性アルミナ、ハイドロタルサイトのいずれかを含み、前記油脂から製造した炭化水素油100重量部に対して0.0625~12.5重量部の第2処理剤と、
を、撹拌混合した後、
前記第1処理剤及び前記第2処理剤を分離除去することを特徴とする油脂から製造した炭化水素油の精製方法。

【請求項2】
前記油脂から製造した炭化水素油100重量部に対して前記第1処理剤が1.25~12.5重量部、前記第2処理剤が0.125~12.5重量部である請求項1に記載の油脂から製造した炭化水素油の精製方法。

【請求項3】
前記油脂から製造した炭化水素油が、脱炭酸触媒による脱炭酸反応によって製造される請求項1又は請求項2に記載の油脂から製造した炭化水素油の精製方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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