TOP > 国内特許検索 > 圧力センサー及び圧力センサー付き内視鏡スコープ

圧力センサー及び圧力センサー付き内視鏡スコープ

国内特許コード P160013193
整理番号 S2015-0056-N0
掲載日 2016年8月9日
出願番号 特願2014-222867
公開番号 特開2016-086979
出願日 平成26年10月31日(2014.10.31)
公開日 平成28年5月23日(2016.5.23)
発明者
  • 植木 賢
  • 上原 一剛
  • 佐々木 強
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
  • 株式会社日本マイクロシステム
発明の名称 圧力センサー及び圧力センサー付き内視鏡スコープ
発明の概要 【課題】内視鏡スコープの先端部に加わる力を高感度に検知することができる円筒状の圧力センサー、及びこの圧力センサーを備えた内視鏡スコープを提供する。
【解決手段】円筒状の圧力センサー20Aは、円環状に形成された第1電極25と感圧部材26からなる円環状の圧力感応部27と、圧力感応部27の表面に形成された複数の第2電極と、非導電性布部に平面視で直線状かつ平行に互いに離間して織り込まれ又は縫い込まれた複数の導電性糸を有する異方導電性布とを有し、異方導電性布は折り返された二重円筒形状を有し、圧力感応部27の少なくとも一部は、異方導電性布の折り返された位置の内面側において、複数の導電性糸が第1電極25の延在方向とは交差する方向となるように、異方導電性布で被覆されており、異方導電性布の複数の導電性糸が複数の第2電極を構成している。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


厚生労働省人口動態統計によると、2010年に新たにがんに罹患した患者は約80万人に達し、がんによる死者は2012年には約36万人であったと報告されている。そのうちの約13%が大腸がんによるものと推定されており、年間4万7千人、男性では死因の第3位,女性では死因の第1位を占めている。



大腸がんの治療には内視鏡検査による早期発見と早期治療がもっとも有用な方法であるが、大腸の内視鏡検査は検査に熟練を要する。例えば、内視鏡スコープが腸壁をどれくらいの強さで押しているのかは、一般的に、内視鏡スコープから得られる腸内の画像と、内視鏡スコープを操作する医師の手に伝わる感触と、患者からの痛みの訴えとに頼っている。



しかも、大腸管腔は、ひだの凹凸が多く、かつ屈曲部があるため、そのひだの凹凸の影に隠れた病変を見落す可能性や、内視鏡スコープによる腸管屈曲部での穿孔の危険性が指摘されている。腸管穿孔は、内視鏡スコープの挿入部の先端を動かしたとき、これらの先端の稜線部が腸管を強く押したときに生じやすい。腸管穿孔は重症化の危険性が高いため、術者の技量によらず腸管穿孔を回避できる内視鏡スコープの開発が急がれている。



このような課題を解決することを目的として、特許文献1には内視鏡スコープの先端角部にドーナツ型の圧力センサーを備えた内視鏡装置の発明が開示されている。この内視鏡装置によれば、挿入部の先端の稜線部に加えられている圧力の大きさと位置とを検出することができるため、腸管穿孔が起こる前に検出した圧力に基づいて内視鏡スコープを操作することができ、腸管穿孔を防ぐことができるようになる。

産業上の利用分野


本発明は、円筒状の圧力センサーと、この圧力センサーを備えた圧力センサー付き内視鏡スコープに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
円環状に形成された第1電極及び前記第1電極の周囲の少なくとも一部を覆う加圧されることにより電気的特性が変化する感圧部材からなる円環状の圧力感応部と、
前記圧力感応部の表面に形成された複数の第2電極と、
前記第1電極に接続された第1リード線と、
前記複数の第2電極にそれぞれ接続された複数の第2リード線と、
を有する圧力センサーであって、
非導電性布部に平面視で直線状かつ平行に互いに離間して織り込まれ又は縫い込まれた複数の導電性糸を有する異方導電性布を有し、
前記異方導電性布は折り返された二重円筒形状を有し、
前記圧力感応部の少なくとも一部は、前記異方導電性布の折り返された位置の内面側において、前記異方導電性布の複数の導電性糸が前記第1電極の延在方向とは交差する方向となるように、前記異方導電性布で被覆されており、
前記異方導電性布の複数の導電性糸が前記複数の第2電極を構成している、
圧力センサー。

【請求項2】
前記異方導電性布の外表面は防水部材によって被覆されている、請求項1に記載の圧力センサー。

【請求項3】
さらに、前記二重円筒形状の異方導電性布間には、別の円環状に形成された第1電極及び前記第1電極の周囲の少なくとも一部を覆う加圧されることにより電気的特性が変化する感圧部材からなる円環状の圧力感応部が少なくとも1個設けられている、請求項1又は2に記載の圧力センサー。

【請求項4】
前記感圧部材は折り返された二重円筒形状を有し、
前記第1電極は前記感圧部材の折り返された位置の内面側に配置されている、
請求項1又は2に記載の圧力センサー。

【請求項5】
さらに、前記二重円筒形状の感圧部材間には、別の円環状に形成された第1電極が少なくとも1個設けられている、請求項4に記載の圧力センサー。

【請求項6】
前記円環状に形成された第1電極は円筒状の支持部材の一方の端部上に載置されており、
前記感圧部材は前記円筒状の支持部材の一方側の表面から円環状に形成された第1電極の表面を経て前記円筒状の支持部材の他方側の表面に折り返されている、
請求項4に記載の圧力センサー。

【請求項7】
前記円環状の圧力感応部は円筒状の支持部材の一方の端部上に載置されており、
前記異方導電性布は前記円筒状の支持部材の一方側の表面から前記感圧部材の表面を経て前記円筒状の支持部材の他方側の表面に折り返されている、
請求項4に記載の圧力センサー。

【請求項8】
前記第1リード線及び前記複数の第2リード線は互いに一箇所に集合されて外部に延出されている、請求項1~7の何れかに記載の圧力センサー。

【請求項9】
内視鏡スコープと、
前記内視鏡スコープの挿入部の先端外周側又は前記内視鏡スコープの挿入部の屈曲部位の外周に取り付けられた請求項1~8のいずれかに記載の圧力センサーと、
を備え、
前記第1リード線及び前記第2リード線は、それぞれ前記内視鏡スコープの外側面に沿って、前記内視鏡スコープの操作部側まで延在されている、
圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項10】
前記圧力センサーは、前記内視鏡スコープの挿入部の先端外周側に取り付け及び取り外し可能なフードキャップ型とされている、請求項9に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項11】
さらに平面視で直線状かつ平行に、互いに離間して複数の導電性糸が織り込まれ又は縫い込まれた異方導電性布を備え、
前記異方導電性布における前記複数の導電性糸が前記第1リード線及び前記複数の第2リード線を兼ねている、請求項9又は10に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項12】
前記異方導電性布は、前記複数の導電性糸が細線状の絶縁性部材に沿うように、前記細線状の絶縁性部材の表面に巻き付けられて細径ケーブルを形成している、請求項11に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項13】
前記第1リード線及び前記複数の第2リード線は、それぞれ前記内視鏡スコープの外側面に貼付されている、請求項9~12のいずれかに記載の内視鏡スコープ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2014222867thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close