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VEPパッド及び視機能モニタリング装置

国内特許コード P160013202
整理番号 S2015-0132-N0
掲載日 2016年8月9日
出願番号 特願2014-245290
公開番号 特開2016-106735
出願日 平成26年12月3日(2014.12.3)
公開日 平成28年6月20日(2016.6.20)
発明者
  • 鈴木 倫保
  • 野村 貞宏
  • 丸田 雄一
  • 井上 貴雄
  • 山川 俊貴
出願人
  • 国立大学法人 山口大学
  • 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 VEPパッド及び視機能モニタリング装置
発明の概要 【課題】VEPパッドを複数のLEDへの電力供給を制御する変換基板に着脱自在とすることでリユースのみならずシングルユースも可能とする。また、ゴーグル型のような明瞭な明暗の差を作り出す、及び、各LEDの発光周期や発光強度等を個別に制御し瞳孔の位置同定や半側視野刺激を可能とする。
【解決手段】平板状のパッド部9、ライン引き出し部10及びプリント配線部5を有するフレキシブルプリント基板6と、パッド部9に配置されるとともにプリント配線部5に独立して駆動できるように接続され、パッド部9の表面側から光を出射することができる複数のLED7と、パッド部9に設けた反射体と、プリント配線部5を接続するためのコネクタ8を備える。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


脳神経外科手術における術中モニタリングは、手術精度や術後合併症の発生を抑えるべく、近年盛んに用いられるようになってきており、今や不可欠な手術手技となっている。
この術中モニタリングには様々な手技・手法が用いられるが、視覚路近傍の脳腫瘍や眼動脈の分枝近傍の内頚動脈瘤の手術では、失明などの術後合併症の発生を抑えるべく、視機能のモニタリングが実施される。
そして、視機能のモニタリングを実施するには、網膜に光刺激を与えるとともに、VEPを測定する必要がある。



VEPは多シナプスを介する長潜時の皮質活動を反映するため、麻酔薬の影響を受けやすい評価法であり、安定した電気記録が困難と言われてきたが、近年ではVEPへの影響が少ない麻酔薬であるプロポフォールの導入や高輝度LED等の出現により、モニタリング精度が向上している。



現在、術中モニタリングに用いられている光刺激装置としては大きく分けて2種類ある。神経機能検査として用いられてきたゴーグル型とシリコンシート等の柔軟なシートに複数の発光点を設けたシート型である。
例えば、特許文献1(特開2007-185326号公報)には、背景技術として光刺激ゴーグルが記載され(段落0005~0007及び図3を参照)、実施例としてプラスチック樹脂の板に導波路20を埋め込むとともに、導波路20から射出される光201を眼球の方向に向ける反射面130を設けた光刺激めがね11が記載されている(特に、段落0014~0015及び図1を参照)。



ところが、ゴーグル型は眼瞼上を完全に覆うため、光の漏れが少なく明暗の差を出しやすいものの、特許文献1(段落0006~0007)にも記載されているように、麻酔によって意識を喪失している患者においては、その目にきちんとあてておくことが困難であり、手術に伴って光軸にズレが生じると刺激強度が大きく減衰するという問題や、まぶたが開いたままになることがあるにもかかわらず医師及び看護士が患者の目が開いていることに気づきにくいという問題等があった。



また、特許文献1に記載されている実施例の光刺激めがねは、リユースを前提とした装置であるとともに、LED又はレーザーで発生した光を導波路に導き、導波路の端から射出される光を眼球の方向に向けるため、発光強度をそれほど高くすることができず、照射範囲も狭いといった問題がある。
さらに、特許文献1(段落0020)には、制御部のデジタル的な操作で光の発光間隔、発光強度、光の周波数などを制御することについても記載されてはいるが、瞳孔の位置同定については全く考慮されていない。

産業上の利用分野


この発明は、脳神経外科手術における術中モニタリングの1つである視覚誘発電位(以下「VEP」という。)の評価精度を飛躍的に向上させる光刺激パッド(以下「VEPパッド」という。)に関するものである。
なお、VEPはVisual Evoked Potentialの略称である。

特許請求の範囲 【請求項1】
平板状のパッド部、ライン引き出し部及び前記パッド部から前記ライン引き出し部の端部に至るプリント配線部を有するフレキシブルプリント基板と、
前記パッド部に配置されるとともに前記プリント配線部に独立して駆動できるように接続され、前記パッド部の表面側から光を出射することができる複数のLEDと、
前記ライン引き出し部の端部に設けられ、前記複数のLEDへの電力供給を制御する変換基板と前記プリント配線部を電気的に接続するためのコネクタを備えている
ことを特徴とするVEPパッド。

【請求項2】
前記パッド部の裏面側又は表面側に前記複数のLEDから出射する光を反射する反射体が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のVEPパッド。

【請求項3】
請求項1又は2に記載のVEPパッドと、
前記変換基板と、
前記VEPパッドから出射した光が被験者のまぶたを通して網膜に照射された時に生じるVEPを測定するVEP測定装置を備えており、
前記変換基板は、前記複数のLEDに対して、それぞれ個別に電力供給を制御することが可能である
ことを特徴とする視機能モニタリング装置。

【請求項4】
前記変換基板は、前記パッド部の中心部近傍に設置されているLED群を1つ又は隣接する同数のLEDで構成される複数のグループに分け、それぞれのグループを構成するLEDに対して順次電力供給が可能である
ことを特徴とする請求項3に記載の視機能モニタリング装置。
国際特許分類(IPC)
画像

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JP2014245290thum.jpg
出願権利状態 公開


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