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アジュバント組成物

国内特許コード P160013206
整理番号 S2015-0208-N0
掲載日 2016年8月9日
出願番号 特願2014-244421
公開番号 特開2016-108250
出願日 平成26年12月2日(2014.12.2)
公開日 平成28年6月20日(2016.6.20)
発明者
  • 瀬谷 司
  • 松本 美佐子
出願人
  • 国立大学法人北海道大学
発明の名称 アジュバント組成物
発明の概要 【課題】強いアジュバント活性と高い安全性を有し、かつ、化学合成により製造可能な核酸を含有するアジュバント組成物、および当該アジュバント組成物と抗原または抗原性成分を含むワクチン組成物を提供すること。
【解決手段】配列番号1に示される塩基配列およびその相補配列からなる二本鎖RNAと、配列番号2に示される塩基配列からなる一本鎖DNAとが結合している核酸を含有するアジュバント組成物、および当該アジュバント組成物と抗原または抗原性成分を含むワクチン組成物。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


がん免疫療法はがん抗原としてペプチドワクチンを投与する方法が主流であるが、有効率を上げる方法として、がん抗原の投与と同時に、樹状細胞を活性化させるアジュバントを同時投与する方法が提唱されている。本発明者らは、がん免疫療法に用いるアジュバントについて研究を進めており、麻疹ウイルス由来のdiRNA(defective interference RNA)が、アジュバントの機能を有することを見出した。具体的には、当該diRNAは、ヒト細胞に対してIFN-β発現を誘導し、NK細胞のNK活性を増強させ、B16メラノーマ細胞を移植した担がんマウスに対してがん抗原エピトープと共に投与すると顕著な腫瘍退縮効果を示したことを見出した(特許文献1)。また、本発明者らは、ポリICのTLR3を介したIFN-β発現誘導を阻害するオリゴDNAを見出し、当該オリゴDNAは、ポリICと共通のレセプターを介して細胞内に取り込まれ、取り込まれたオリゴDNAの一部がTLR3に局在することを報告している(非特許文献1)。さらに、本発明者らは、非特許文献1に記載のオリゴDNAと特許文献1に記載のdiRNAに基づいて設計した新規な核酸が、エンドソーム上のTLR3に到達し、強いアジュバント活性を有することを見出した(特許文献2)。



一方、アジュバント活性を有する核酸を医薬品として供給するためには、GMP基準を遵守して製造する必要があるため、化学合成により核酸を製造することが不可欠である。しかしながら、100merを超えるような長鎖RNAを化学合成する技術は未だ確立されておらず、専らインビトロ転写により合成されている。それゆえ、ヒトに適用する医薬品としてのアジュバント製剤を開発するためには、強いアジュバント活性と高い安全性を有し、かつ、化学合成により製造可能な核酸の創製が強く求められている。

産業上の利用分野


本発明は、新規なアジュバント組成物およびそれを含有するワクチン組成物に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号3に示される塩基配列からなる一本鎖核酸Aと、配列番号4に示される一本鎖核酸Bにより形成されている二本鎖核酸を含有することを特徴とするアジュバント組成物。

【請求項2】
一本鎖核酸Aおよび一本鎖核酸Bが化学合成されていることを特徴とする請求項1に記載のアジュバント組成物。

【請求項3】
一本鎖核酸Aおよび一本鎖核酸Bが、化学合成された複数のフラグメントをライゲーションにより連結させて作製されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアジュバント組成物。

【請求項4】
一本鎖核酸Aおよび一本鎖核酸Bのいずれの末端にもリン酸基が結合していないことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のアジュバント組成物。

【請求項5】
一本鎖DNAを構成するヌクレオチドの全部がホスホロチオエート修飾されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のアジュバント組成物。

【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のアジュバント組成物および抗原または抗原性成分を含むワクチン組成物。

【請求項7】
前記抗原ががん抗原である請求項6に記載のワクチン組成物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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