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多槽式溶出測定装置

国内特許コード P160013221
整理番号 76
掲載日 2016年8月18日
出願番号 特願平09-042491
公開番号 特開平10-239306
登録番号 特許第3388383号
出願日 平成9年2月26日(1997.2.26)
公開日 平成10年9月11日(1998.9.11)
登録日 平成15年1月17日(2003.1.17)
発明者
  • 木幡 邦男
  • 竹下 俊二
出願人
  • 国立環境研究所長
発明の名称 多槽式溶出測定装置
発明の概要 【課題】 沿岸海域や湖沼等の底泥に含まれる栄養塩、有機物等の溶出量の正確な測定が可能な新しい溶出測定装置を提供する。
【解決手段】 少くとも連通された検体槽(1)、対照槽(2)、および濾過槽(3)の3槽を備え、採水口(31)より採り入れられた外界直上水が、濾過槽(3)、対照槽(2)を経由して検体槽(1)に導入され、その下部が底泥に開放された検体槽(1)内の直上水と完全に置き換えることで外界直上水と略同一の環境とし、検体槽(1)からの試料水の採取によって、底泥に含まれる栄養塩、有機物等の溶出量を正確に測定する。
従来技術、競合技術の概要


従来より、海洋生態学の研究においては、沿岸海域底泥に含まれる栄養塩等の溶出量を正確に測定する方法として、現場海底に底の開いた容器をかぶせ、その容器内の水質変化を測定するベルジャー法が知られている。しかしながら、このような従来の方法においては、外界との入れ替えなしにそのまま測定するために、容器内部で起こる有機物の分解などで、例えば、溶存酸素が著しく減少する等の変化が起こり、実験を2日以上継続することは不可能であった。従来の装置のこの欠点は、現場にて数日の連続観測を行い、環境変動を調査する際の大きな問題であった。
さらに、海底に容器を設置する際に、現場環境条件を攪乱することなく直上水を捕集することは技術的に困難であり、今までにも様々な改良がなされてきたが、まだ完全なものは提供されていないのが現状である。そこで、この発明は、以上のような従来技術の問題を解消し、底泥に含まれる栄養塩、有機物等の溶出量の正確な測定が可能な、新しい溶出測定装置を提供することを目的としている。

産業上の利用分野


この出願の発明は、多槽式溶出測定装置に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、沿岸海域や湖沼、河川等の底泥に含まれる栄養塩、有機物等の溶出量の測定に有用な多槽式溶出測定装置に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
底泥に含まれる栄養塩、有機物等の溶出量を測定するための装置であって、少くとも検体槽、対照槽および濾過槽とを備え、
検体槽は、その下部が側壁で囲まれる範囲内で底泥に開放されて、側壁と上部とによって外界に対して閉鎖されているとともに、その上部には取水口が設けられ、
対照槽は、上下部と側壁とによって外界に対して閉鎖され、その上部には取水口が設けられ、
濾過槽は、採水口において外界に開放されており、
かつ、検体槽と対照槽および対照槽と濾過槽は相互に連通されており、
濾過槽採水口から採り入れた外界直上水を濾過槽および対照槽を経由して検体槽に導入し検体槽内を外界直上水と略同一環境に置き、必要に応じて対照槽上部の取水口からの外界直上水と対照しつつ、検体槽上部の取水口からの試料直上水の採取をもって溶出量を測定することを特徴とする多槽式溶出測定装置。

【請求項2】
濾過槽の採水口には濾紙もしくは網が取り付けられた請求項1の多槽式溶出測定装置。

【請求項3】
検体槽と対照槽の間、および対照槽と濾過槽の間の連通部には逆止弁が配設されている請求項1の多槽式溶出測定装置。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP1997042491thum.jpg
出願権利状態 登録


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