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再利用可能な繊維を基材として用いた茸栽培方法、及びそれに使用される栽培用培地 コモンズ

国内特許コード P160013232
整理番号 (S2012-0685-N0)
掲載日 2016年8月18日
出願番号 特願2014-524685
出願日 平成25年5月22日(2013.5.22)
国際出願番号 JP2013064210
国際公開番号 WO2014010314
国際出願日 平成25年5月22日(2013.5.22)
国際公開日 平成26年1月16日(2014.1.16)
優先権データ
  • 特願2012-157757 (2012.7.13) JP
  • 特願2013-016095 (2013.1.30) JP
発明者
  • 田中 修
  • 宮脇 辰也
  • 松田 剛宗
出願人
  • 学校法人甲南学園
発明の名称 再利用可能な繊維を基材として用いた茸栽培方法、及びそれに使用される栽培用培地 コモンズ
発明の概要 本発明は、栽培後に培養基材を簡便に回収して再利用でき、栽培後に生じる廃棄物を大幅に低減できる茸の栽培技術を提供することを目的とする。
再利用可能な繊維基材を培養基材として用いて、これに水と栄養源を含浸させた栽培用培地を使用すると、茸の栽培が可能になる。更に、当該栽培用培地は、栽培後に培養基材を容易に回収でき、既存の洗浄装置を使用して簡便に洗浄して培養基材として再利用が可能になり、茸の栽培によって生じる廃棄物を大幅に低減できる。
従来技術、競合技術の概要


近年、健康志向の高まりを受け、健康食品として茸が注目されている。従来、多くの市販の茸は、おが屑に水と栄養を加えた栽培用培地を用いて人工菌床栽培により生産されている。しかしながら、茸の菌床栽培の普及と茸の生産量の増加により、栽培後に廃棄物となるおが屑の量が飛躍的に増加している。そのため、使用後のおが屑の使い捨てによる廃棄物の処理方法が悩みとなると共に、おがくずの将来的な供給不足が危惧されている。



そこで、従来、茸の栽培用培地において、おが屑の使用量を低減させることが試みられている。例えば、特許文献1には、廃棄紙材を小片状に破砕して得た破砕紙材とおが屑を混ぜ合わせた栽培用培地を用いて、茸を菌床栽培する方法が提案されている。しかしながら、特許文献1の方法では、あくまで、おが屑の減量が可能になるに止まり、おが屑を使用せずに茸の菌床栽培を可能にしている技術ではない。更に、特許文献1の方法では、依然として、栽培後の栽培用培地の再利用が困難であり、資源の有効活用に資するとは言い難い。



また、おが屑を使用せずに茸の菌床栽培を可能にしている技術についても、幾つか報告されている。例えば、特許文献2には、ガラスビーズ、セラミックボール等の球状成型物を培養基材として使用することにより、栽培後でも培養基材を回収して再利用できることが開示されている。更に、特許文献3には、茸の栽培用培地において、合成樹脂材からなる粒状の培養基材を使用することにより、培養基材の再利用が可能であることが開示されている。しかしながら、特許文献2及び3の方法では、培養基材以外に、バーミキュライト等の保水材や、米糠、ふすま等の保水性の不溶性栄養源を比較的多量に使用することが必要とされているため、栽培後の培地から培養基材を分離するのが困難であり、培養基材を洗浄する装置を開発しなければならないという問題点がある。更に、保水材や保水性の不溶性栄養源は、栽培後には廃棄物となるため、廃棄物の低減という点でも欠点がある。

産業上の利用分野


本発明は、菌床栽培により茸を栽培する方法に関する。より詳細には、培養基材を再利用することができ、廃棄物の軽減に寄与できる茸の栽培方法に関する。更に、本発明は当該栽培方法に使用される栽培用培地に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
再利用可能な繊維基材、水、及び栄養源を含む栽培用培地を用いて、茸を菌床栽培することを特徴とする、茸の栽培方法。

【請求項2】
再利用可能な繊維基材が、線状繊維基材又はシート状繊維基材である、請求項1に記載の茸の栽培方法。

【請求項3】
茸の菌床栽培が、ビン栽培又は袋栽培にて行われる、請求項1又は2に記載の茸の栽培方法。

【請求項4】
茸の栽培後に栽培用培地から繊維基材を回収し、当該繊維基材を培養基材として再利用して茸の栽培を繰り返し行う、請求項1~3のいずれかに記載の茸の栽培方法。

【請求項5】
茸が、ヒラタケ、エノキタケ、エリンギ、タモギタケ、ブナシメジ、シイタケ及びマイタケよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1~4のいずれかに記載の茸の栽培方法。

【請求項6】
茸が、エノキタケ、ヒラタケ、エリンギ、タモギタケ、及びブナシメジよりなる群から選択される少なくとも1種であり、菌床栽培がビン栽培にて行われる、請求項1~5のいずれかに記載の茸の栽培方法。

【請求項7】
茸が、シイタケ、タモギタケ、ヒラタケ、及びマイタケよりなる群から選択される少なくとも1種であり、菌床栽培が袋栽培にて行われる、請求項1~5のいずれかに記載の茸の栽培方法。

【請求項8】
再利用可能な繊維基材、水、及び栄養源を含むことを特徴とする、茸の栽培用培地。

【請求項9】
再利用可能な繊維基材が、線状繊維基材又はシート状繊維基材である、請求項8に記載の茸の栽培用培地。

【請求項10】
ビン栽培用の培地である、請求項8又は9に記載の茸の栽培用培地。

【請求項11】
袋栽培用の培地である、請求項8又は9に記載の茸の栽培用培地。

【請求項12】
ヒラタケ、エノキタケ、エリンギ、タモギタケ、ブナシメジ、シイタケ及びマイタケよりなる群から選択される少なくとも1種の茸の栽培に使用される、請求項8~11のいずれかに記載の茸の栽培用培地。

【請求項13】
エノキタケ、ヒラタケ、エリンギ、タモギタケ、及びブナシメジよりなる群から選択される少なくとも1種の茸の栽培に使用される、請求項10に記載の茸の栽培用培地。

【請求項14】
シイタケ、タモギタケ、ヒラタケ、及びマイタケよりなる群から選択される少なくとも1種の茸の栽培に使用される、請求項11に記載の茸の栽培用培地。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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