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サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の検出方法および薬剤耐性変異遺伝子の同定方法 コモンズ

国内特許コード P160013259
整理番号 (S2012-0922-N0)
掲載日 2016年8月25日
出願番号 特願2014-525878
出願日 平成25年7月19日(2013.7.19)
国際出願番号 JP2013069598
国際公開番号 WO2014014077
国際出願日 平成25年7月19日(2013.7.19)
国際公開日 平成26年1月23日(2014.1.23)
優先権データ
  • 特願2012-161040 (2012.7.20) JP
発明者
  • 大黒 徹
  • 白木 公康
出願人
  • 国立大学法人富山大学
発明の名称 サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の検出方法および薬剤耐性変異遺伝子の同定方法 コモンズ
発明の概要 【課題】薬剤耐性サイトメガロウィルスを検出するために、UL97遺伝子および/またはUL54遺伝子の変異を迅速に検出するために使用する新規なプラーマーセットを提供する。
【解決手段】新規なプライマーセットは、UL97遺伝子の薬剤耐性に関わる変異が報告されている後半の領域と、UL54遺伝子領域の92%以上に相当する領域の解析を可能とした。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


サイトメガロウイルスは、ヘルペスウイルス科に属する2本鎖DNAウイルスであり、幼児期に不顕性感染し、一生涯にわたり潜伏感染する。
サイトメガロウイルス(CMV)による感染は、人類の最大の感染症であり、米国では出生時期のCMV感染による難聴や精神発育遅延など恒久的な医療補助が必要とされる患者は5000人程とされる。
また、移植や医療の高度化、HIV感染等による免疫不全時に、CMVは肺炎、網膜炎、消化管潰瘍等の疾病を引き起こす。
その治療に、ガンシクロビル、フォスカビル、シドフォビル等の抗CMV薬が使用されるが、臓器移植患者における長期の予防投与などにより、耐性ウイルスの出現が問題となっている。
CMVの薬剤耐性は、上記の治療薬の作用機序に関わる遺伝子の変異により生じる。
例えば、ガンシルビルは、CMVのDNAポリメラーゼを阻害するために、CMVのUL97遺伝子にコードされるリン酸転移酵素で一リン酸化されることが活性型になる要件である。
そのため、CMVのガンシクロビル耐性株は、UL97遺伝子に変異を持つか、またはDNAポリメラーゼをコードするUL54遺伝子に変異を持つことが知られている(非特許文献1)。



【非特許文献1】
日本臨床, Vol.65増刊号2, 476-479 (2007)

産業上の利用分野


本発明は、サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の迅速な検出方法およびサイトメガロウイルスの薬剤耐性変異遺伝子の同定方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の検出方法であって、
サイトメガロウイルスのUL97遺伝子の変異を検出するための下記プラーマーセット(A)と、サイトメガロウイルスのUL54遺伝子の変異を検出するためのプライマーセット(B)またはプライマーセット(C)のうち、いずれか1つとを組み合わせで用いる検出方法。
<プライマーセット(A)>
プライマー1:5’-tgcccaaagaggacgatttt-3’ (配列番号1)
プライマー2:5’-gtagtccaaactcgagacgc-3’ (配列番号2)
<プライマーセット(B)>
プライマー3:5’-acggtcagacggggttgatcaagca-3’(配列番号3)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)
<プラーマーセット(C)>
プライマー5:5’-tcattgccagcgtgggcgaactagtg-3’(配列番号5)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)

【請求項2】
サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異が、サイトメガロウイルスのUL97遺伝子産物の400番目のアミノ酸以降の変異およびサイトメガロウイルスのUL54遺伝子産物のアミノ変異である請求項1記載の検出方法。

【請求項3】
検出方法がPCRを利用する方法であって、サイトメガロウイルスのUL54の変異を検出するPCRが、ステップダウンPCRである請求項1または2記載の検出方法。

【請求項4】
サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の同定方法であって、以下の工程を含む同定方法。
(1)工程1:サイトメガロウイルスのUL97遺伝子の後半領域の約1.3kbpを以下のプライマーセット(A)でPCR法により増幅して塩基配列を解析し、アミノ酸変異の有無を調べる工程、
<プライマーセット(A)>
プライマー1:5’-tgcccaaagaggacgatttt-3’ (配列番号1)
プライマー2:5’-gtagtccaaactcgagacgc-3’ (配列番号2)
(2)工程2:サイトメガロウイルスのUL54遺伝子のほぼ全域の約3.4kbpを以下のプライマーセット(B)またはプライマーセット(C)でPCR法により増幅して塩基配列を解析し、アミノ酸変異の有無を調べる工程とを有する。
<プライマーセット(B)>
プライマー3:5’-acggtcagacggggttgatcaagca-3’(配列番号3)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)
<プラーマーセット(C)>
プライマー5:5’-tcattgccagcgtgggcgaactagtg-3’(配列番号5)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)

【請求項5】
前記工程2におけるPCR法が、ステップダウンPCRである請求項4記載の同定方法。

【請求項6】
サイトメガロウイルスの薬剤耐性変異の検出または同定に用いる以下のプライマーセット(A)と、プライマーセット(B)又は(C)のうち、いずれか1つの組合せからなるプラーマーセット。
<プライマーセット(A)>
プライマー1:5’-tgcccaaagaggacgatttt-3’ (配列番号1)
プライマー2:5’-gtagtccaaactcgagacgc-3’ (配列番号2)
<プライマーセット(B)>
プライマー3:5’-acggtcagacggggttgatcaagca-3’(配列番号3)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)
<プラーマーセット(C)>
プライマー5:5’-tcattgccagcgtgggcgaactagtg-3’(配列番号5)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)

【請求項7】
サイトメガロウイルスのUL97遺伝子変異の検出または同定に用いる以下のプラーマーセット(A)。
プライマー1:5’-tgcccaaagaggacgatttt-3’ (配列番号1)
プライマー2:5’-gtagtccaaactcgagacgc-3’ (配列番号2)

【請求項8】
サイトメガロウイルスのUL54遺伝子変異の検出または同定に用いる以下のプラーマーセット(B)。
プライマー3:5’-acggtcagacggggttgatcaagca-3’(配列番号3)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)

【請求項9】
サイトメガロウイルスのUL54遺伝子変異の検出または同定に用いる以下のプラーマーセット(C)。
プライマー5:5’-tcattgccagcgtgggcgaactagtg-3’(配列番号5)
プライマー4:5’-agcacgttggttacagccttgagaacct-3’(配列番号4)
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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