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透湿体及びこれを備えた加湿器

国内特許コード P160013269
整理番号 H19-068D
掲載日 2016年9月8日
出願番号 特願2007-166507
公開番号 特開2009-000974
登録番号 特許第4978968号
出願日 平成19年6月25日(2007.6.25)
公開日 平成21年1月8日(2009.1.8)
登録日 平成24年4月27日(2012.4.27)
発明者
  • 橋爪 克浩
  • 近藤 悟
  • 比嘉 充
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 透湿体及びこれを備えた加湿器
発明の概要 【課題】透湿体内でのスケール析出を防止することにより耐久性、メンテナンス性を向上させた透湿体及びこれを備えた加湿器を提供すること。
【解決手段】少なくとも一側面側に、水により構成された液体が接触する透湿性ポリウレタンチューブ(透湿膜)2と、透湿性ポリウレタンチューブ2の前記液体側に設けられ、荷電を帯びたイオンを透過させないイオンバリアー膜3と、を備えた。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


従来の加湿器に使用されている透湿性の樹脂としては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)に無数の微細孔をあけた「ゴアテックス(登録商標)」や、ポリウレタン樹脂が知られている。四フッ化エチレン樹脂は、特に布帛として用いられた場合に、液体状の水は透過させず、気体状の水蒸気は透過するといった、防水、透湿の相反する機能を備えたものとなることにより、各種の衣料に広く用いられている。



ところで、近年ではこのような防水、透湿の機能を兼ね備えた材料の用途が広がりつつある。例えば清浄な湿気(水蒸気)のみを設定量だけ放出するといったことに上記の材料を応用する加湿器が開発され、特許文献1,2等で開示されている。この技術では、透湿性ポリウレタンチューブを水分の透過膜として使用し、透過した水分により室内の加湿を行なっている。
【特許文献1】
特開2003-246832号公報
【特許文献2】
特開2004-101161号公報

産業上の利用分野


本発明は、室内等の任意の空間に水分を供給することで湿度を上昇させる加湿器に利用可能な透湿体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
少なくとも一側面側に、水により構成された液体が接触する透湿性の膜と、
前記透湿性の膜の前記液体側に設けられ、イオンの透過を阻止する荷電を帯びた正電荷ポリマおよび/または負電荷ポリマから構成されたイオンバリアー膜と、を備え
前記透湿性の膜の他側面側には気体が接触されている透湿体。

【請求項2】
前記正電荷ポリマの重量パーセント濃度が4%以上8%以下、且つ、前記負電荷ポリマの重量パーセント濃度が5%以上20%以下とされている請求項1に記載の透湿体。

【請求項3】
前記イオンバリアー膜は、正電荷ポリマと負電荷ポリマとが交互に積層してなる、請求項1または2に記載の透湿体。

【請求項4】
前記イオンバリアー膜は、マトリックスとしたポリビニルアルコールに正電荷ポリマとして分子式
【化1】


で表されるポリアリルアミンをブレンドした、請求項1から3のいずれかに記載の透湿体。

【請求項5】
前記イオンバリアー膜は、分子式
【化2】


で表される繰返し構造単位を有した負電荷ポリマを備えた、請求項1からのいずれかに記載の透湿体。

【請求項6】
前記イオンバリアー膜のマトリックスが親水性のポリマである、請求項1からのいずれかに記載の透湿体。

【請求項7】
前記透湿性の膜は、イソシアネート成分と、鎖延長剤としてのポリオールと、ポリオール成分としてのポリエチレングリコールとが少なくとも原料として用いられ、これら原料が反応させられて得られることを特徴とする透湿性ポリウレタンである、請求項1からのいずれかに記載の透湿体。

【請求項8】
前記透湿性の膜はチューブ状であり、該チューブ外側に前記液体が接触する、請求項1から6のいずれかに記載の透湿体。

【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載された透湿体を透過した水分を任意の空間に供給して加湿することを特徴とする加湿器。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2007166507thum.jpg
出願権利状態 登録
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