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ゲル化剤

国内特許コード P160013282
整理番号 H22-014
掲載日 2016年9月8日
出願番号 特願2010-029453
公開番号 特開2011-162511
登録番号 特許第5582495号
出願日 平成22年2月12日(2010.2.12)
公開日 平成23年8月25日(2011.8.25)
登録日 平成26年7月25日(2014.7.25)
発明者
  • 岡本 浩明
  • 森田 由紀
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 ゲル化剤
発明の概要 【課題】 室温で液状の有機化合物をゲル化するためのゲル化剤であって、比較的少量の使用でゲル化可能であり、且つ60℃を越えるゲル-ゾル転移温度となるゲル化剤及び該ゲル化剤によるゲルを提供する。
【解決手段】
本発明のゲル化剤は下記化合物(1)である。
【化11】



(但し、nは2~18の整数、Rは炭素数0~6の分岐又は直鎖状のアルキレン基、Zは2価の芳香族基、Rは置換基を有するか又は有しない炭素数2~18のアルキル基、アルコキシ基、及びアルキルチオ基から選ばれる基を表す。)
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来各種産業分野において、液体状物質を固化、すなわちゼリー状に固める目的、又は増粘する目的でゲル化剤が用いられている。例えば接着剤、塗料、印刷インキ、化粧品等の流動性の制御、チクソトロピー性の付与、海上への石油類の流出対策、家庭等における食用油の処分、その他食品製造業、医療分野等において使用されている。これらのゲル化剤としては、水分を固化させるもの、例えばコラーゲン、ゼラチン、寒天、アガー(カラギーナン)、ペクチン等があり、また有機物、特に炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類その他の有機溶剤及びそれらを主として含む溶液等を固化させるゲル化剤がある。



これらのうち、有機溶液を固化させるためのゲル化剤としては、低分子量又は高分子量の有機化合物があり、低分子量ゲル化剤としては、例えばアミノ基、イミド基、尿素基など水素結合性官能基を分子内に有する低分子量有機化合物群が知られている。また高分子ゲル化剤としては、親油性を有する高分子ポリマーの絡み合った分子中に油類を取り込み膨潤はするが、固体状を保つものとして例えばポリビニルアルコール/ポリエチレン/各種エラストマーや、尿素樹脂、ポリオレフィン不織布などが知られている。



更に本発明者らは、パーフルオロアルキル基とフェニレン基とを酸素や硫黄原子、或いはスルホン基で、直接又は間接的に結合した有機ゲル化剤をすでに提案している。(特許文献1,2,3,4)。



本発明もパーフルオロアルキル基と芳香族基とを有する化合物よりなり、特に本発明は少量の使用により有機液体を固化(ゲル化)し得るゲル化剤及び該ゲル化剤を含むゲルを提供する。



従来有機溶液を固化させるゲル化剤は、一般に大量のゲル化剤、例えば溶液に対して、5~10%程度用いる必要があったこと及び比較的低い温度、例えば30~40℃程度でゾルに転移し、液状に戻る傾向があった。



ゲル化させるために多くのゲル化剤を使用することは、経済的に不利であるばかりでなく、ゲル化される溶媒中への異物の混入量が多くなることを意味しており、ゲル化された溶媒を利用する場合にあっては不純物としてのゲル化剤の影響も無視し得ない場合がある。



またゲル化温度の上限が低い場合は、少しの温度上昇により、形状が保てなくなり、流動化して液洩れ等の原因となる場合がある。



そこで、より少量で且つ比較的高温までゲル状態が保たれるゲル化剤の開発が望まれていた。

産業上の利用分野


本発明は有機化合物をゲル化又は増粘するためのゲル化剤及び該ゲル化剤を用いたゲルに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)の化合物よりなるゲル化剤。
【化10】


(但し、nは2~18の整数、Rは炭素数0~6の分岐又は直鎖状のアルキレン基、Zは2価の芳香族基、Rは置換基を有するか又は有しない炭素数2~18のアルキル基、アルコキシ基、及びアルキルチオ基から選ばれる基を表す。)

【請求項2】
前記一般式(1)のゲル化剤を0.4~10重量%と室温で液状の有機化合物99.6~90重量%の割合よりなるゲル。


国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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