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ゲル化剤及びゲル

国内特許コード P160013285
整理番号 H22-036
掲載日 2016年9月8日
出願番号 特願2010-124185
公開番号 特開2011-246678
登録番号 特許第5618287号
出願日 平成22年5月31日(2010.5.31)
公開日 平成23年12月8日(2011.12.8)
登録日 平成26年9月26日(2014.9.26)
発明者
  • 岡本 浩明
  • 森田 由紀
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 ゲル化剤及びゲル
発明の概要 【課題】液体状有機物をゲル化するための新規化合物からなるゲル化剤
【解決手段】本発明は下記一般式(1)よりなる化合物及び該ゲル化剤を用いたゲルである。
【化1】







(但し、n,mはそれぞれ2~18の整数、R,Rはそれぞれ炭素数0~6の分枝又は直鎖状のアルキレン基、Zはフェニレン基又はビフェニレン基である。)
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来各種産業分野において、ゲル化剤は液体状物質を固化、すなわちゼリー状に固めるとか、又は増粘する目的でゲル化剤が用いられている。例えば接着剤、塗料、印刷インキ、化粧品等の流動性の制御、チクソトロピー性の付与、海上への石油類の流出対策、家庭等における食用油の処分、その他食品製造業、医療分野等において使用されている。これらのゲル化剤としては、水分を固化させるもの、例えばコラーゲン、ゼラチン、寒天、アガー(カラギーナン)、ペクチン等があり、また有機物、特に炭化水素、アルコール類、ケトン類、エステル類その他の有機溶剤及びそれらを主として含む溶液等を固化させるゲル化剤がある。



これらのうち、有機溶液を固化させるためのゲル化剤としては、低分子量又は高分子量の有機化合物があり、低分子量ゲル化剤としては、例えばアミノ基、イミド基、尿素基など水素結合性官能基を分子内に有する低分子量有機化合物群が知られている。また高分子ゲル化剤としては、親油性を有する高分子ポリマーの絡み合った分子中に油類を取り込み膨潤はするが、固体状を保つものとして例えばポリビニルアルコール/ポリエチレン/各種エラストマーや、尿素樹脂、ポリオレフィン不織布などが知られている。



本発明は、有機溶液を固化させるための低分子量ゲル化剤を提供する。



従来有機溶液を固化させるゲル化剤は、一般に大量のゲル化剤、例えば溶液に対して、5~10%程度用いる必要があったこと及び比較的低い温度例えば30~40℃程度でゾルに転移し、液状に戻る傾向があった。



ゲル化させるために多くのゲル化剤を使用することは、経済的に不利であるばかりでなく、ゲル化される溶媒中への異物の混入量が多くなることを意味しており、ゲル化された溶媒を利用する場合にあっては不純物としてのゲル化剤の影響も無視し得ない場合がある。



またゲル化温度の上限が低い場合は、少しの温度上昇により、形状が保てなくなり、流動化して液洩れ等の原因となる場合がある。



そこで、より少量で且つ比較的高温までゲル状態が保たれるゲル化剤の開発が望まれていた。



本発明者らは、より少量の使用で、且つ比較的高温下でもゲル状態を保持し得るゲル化剤の開発を目指し、すでに特許文献1乃至4として、パーフルオロアルキル基と炭化水素基をそれぞれ有する、特定構造のエーテル類、チオエーテル類及びスルホン基を提案した。



これらの低分子量有機ゲル化剤にあっては比較的少量の使用で、或いは比較的高い温度下でも有機溶液をゲル状に保つことは可能となった。

産業上の利用分野


本発明は有機化合物をゲル化又は増粘するためのゲル化剤及び該ゲル化剤を用いたゲルに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)の化合物よりなるゲル化剤
【化1】


但し、n,mはそれぞれ2~18の整数、R,Rはそれぞれ炭素数0~6の分枝又は直鎖状のアルキレン基、Zはフェニレン基又はビフェニレン基である。


【請求項2】
前記請求項1記載のゲル化剤の0.4~5重量パーセントと室温下で液状である有機化合物99.6~95重量パーセントを含むゲル。

国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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