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ゲル化剤及びゲル

国内特許コード P160013287
整理番号 H22-049
掲載日 2016年9月8日
出願番号 特願2010-154717
公開番号 特開2012-017384
登録番号 特許第5618289号
出願日 平成22年7月7日(2010.7.7)
公開日 平成24年1月26日(2012.1.26)
登録日 平成26年9月26日(2014.9.26)
発明者
  • 岡本 浩明
  • 森田 由紀
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 ゲル化剤及びゲル
発明の概要 【課題】
室温下に液状である有機物質をゲル化するためのゲル化剤及び該ゲル化剤によりゲル化した有機物質を得る目的とする。
【解決手段】
下記一般式(1)で表わされる化合物
【化1】




(但し、nは2~18の整数)
及び上記一般式(1)で表わされるゲル化剤2重量%以上、好ましくは2~10重量%と残部が室温下に液状である有機物質よりなるゲル。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


従来各種産業分野において、ゲル化剤は液体状物質を固化、すなわちゼリー状に固める目的、又は増粘する目的でゲル化剤が用いられている。例えば接着剤、塗料、印刷インキ、化粧品等の流動性の制御、チクソトロピー性の付与、海上への石油類の流出対策、家庭等における食用油の処分、その他食品製造業、医療分野等において使用されている。これらのゲル化剤としては、水分を固化させるもの、例えばコラーゲン、ゼラチン、寒天、アガー(カラギーナン)、ペクチン等があり、また有機物、特に炭化水素、アルコール類、ケトン類、エステル類その他の有機溶剤及びそれらを主として含む溶液等を固化させるゲル化剤がある。



これらのうち、有機溶液を固化させるためのゲル化剤としては、低分子量又は高分子量の有機化合物があり、高分子ゲル化剤としては、親油性を有する高分子ポリマーの絡み合った分子中に油類を取り込み膨潤はするが、固体状を保つものとして例えばポリビニルアルコール/ポリエチレン/各種エラストマーや、尿素樹脂、ポリオレフィン不織布などが知られている。また低分子量ゲル化剤としては、例えばアミノ基、イミド基、尿素基など水素結合性官能基を分子内に有する低分子量有機化合物群が知られている。



これらの低分子量ゲル化剤は、溶媒に混入して、加熱溶解させ、冷却すると、水素結合のような非共有結合を生じ、会合して、三次元網目構造を形成し、その中に溶媒分子を取り込み、ゲル化する。しかし、再び加熱すると、非共有結合は、切れて、ゲルは溶液状のゾルに戻る。



本発明者らは、以上の如き低分子量ゲル化剤のうち、比較的少量の使用で多種多様な有機液体をゲル化することができ、しかも比較的高温下でもゲルの状態を保つことが可能なゲル化剤として、含フッ素系ゲル化剤を提供した(特許文献1~3)。



これらのゲル化剤の一般的使用方法は、ゲル化すべき有機液体にゲル化剤を加え、これを加熱して均一な液体混合物のゾルとし、目的とする容器に注入し、これを放冷又は冷却してゲルを形成させるものであった。



しかるに、ゲル化しようとする有機液体又は、該液体中に溶解している物質が熱により変質する場合や、注入する鋳型となる容器がゲル化剤を含む有機液体ゾルの温度に十分に耐えられない場合等では、従来のゲル化手法は使用することができなかった。

産業上の利用分野


本発明は有機化合物をゲル化又は増粘するためのゲル化剤及び該ゲル化剤を用いたゲルに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記一般式(1)で表わされる化合物よりなるゲル化剤
【化1】


(但し、nは2~18の整数)

【請求項2】
前記請求項1記載の一般式(1)で表わされるゲル化剤2重量%以上を含む室温下に液体である有機物質のゲル。

【請求項3】
前記請求項1記載の一般式(1)で表わされるゲル化剤2~10重量%と室温下に液体である有機物質98~90重量%よりなる請求項2記載のゲル。

【請求項4】
室温下に前記請求項1記載の一般式(1)で表わされるゲル化剤を分散した室温下に液状の有機物質に紫外線を照射することにより均質ゾルを得た後、放置することにより、ゲルとすることを特徴とする請求項2又は3記載のゲルの製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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