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汚染水の処理方法

国内特許コード P160013292
整理番号 H26-005
掲載日 2016年9月8日
出願番号 特願2014-119796
公開番号 特開2015-231610
登録番号 特許第5669120号
出願日 平成26年6月10日(2014.6.10)
公開日 平成27年12月24日(2015.12.24)
登録日 平成26年12月26日(2014.12.26)
発明者
  • 李 柱国
  • 池田 攻
出願人
  • 国立大学法人山口大学
発明の名称 汚染水の処理方法
発明の概要 【課題】放射能汚染水の処理に適用可能な新たな汚染水の処理方法を提供する。
【解決手段】製紙スラッジ焼却灰と、アルカリ活性剤と、放射能汚染水とを混合して、ジオポリマー固化体とする汚染水の処理方法。前記アルカリ活性剤が、ケイ酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムを含み、製紙スラッジ焼却灰にゼオライト、酸化チタン又はベントナイトから選ばれる吸着改質剤を添加してジオポリマー固化体とする汚染水の処理方法。前記汚染水が放射能汚染水、又は、重金属汚染水である汚染水の処理方法。
【選択図】図3
従来技術、競合技術の概要


2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、福島第一原子力発電所が甚大な被害を受けた結果、大量の放射能汚染水が発生し、その処理が大きな課題となっている。この放射能汚染水に含まれる主な放射性核種は、セシウム(137Cs)、ストロンチウム(85Sr)及びトリチウムである。



現在、この放射能汚染水の処理は、前処理、中間処理及び吸着処理を含む、いわゆる吸着法によって実施されている。しかし、吸着法による処理システムは設備構成が複雑であり、設備稼働と維持管理に多額な費用を要する。更に、吸着法では、放射能汚染水の処理にゼオライトや活性炭などの吸着材を使用するため、高レベルに汚染された使用後の吸着材の廃棄処理という困難な問題が新たに生じる。



一方、特許文献1には、セシウム含有廃棄物の処理方法として、アルミノケイ酸塩原料、及びアルカリ活性剤を含む溶液に、セシウム含有廃棄物を添加する工程、及び前記溶液をゲル化させる工程を含む、処理方法が提案されている。すなわち、特許文献1の方法は、ジオポリマーを用いてセシウム含有廃棄物を固化してセシウム含有廃棄物中のCsを不溶化させようとするものである。



しかし、特許文献1の方法は、主としてセシウムが付着した瓦礫を焼却して生じる飛灰、すなわち粉状物を処理するもので、セシウムの固定率が比較的低く、かつ水分を多く取り込めないので、放射能汚染水の処理には適用できない。

産業上の利用分野


本発明は、放射能汚染水等の汚染水の処理方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
製紙スラッジ焼却灰と、アルカリ活性剤と、汚染水とを液固比が1.0以上となるように混合して、ジオポリマー固化体とする汚染水の処理方法。

【請求項2】
前記アルカリ活性剤が、ケイ酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムを含む、請求項1に記載の汚染水の処理方法。

【請求項3】
前記汚染水が放射能汚染水である、請求項1又は2に記載の汚染水の処理方法。

【請求項4】
前記汚染水が重金属汚染水である、請求項1又は2に記載の汚染水の処理方法。

【請求項5】
製紙スラッジ焼却灰にゼオライト、酸化チタン又はベントナイトから選ばれる吸着改質剤を添加してジオポリマー固化体とする、請求項1又は2に記載の汚染水の処理方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014119796thum.jpg
出願権利状態 登録
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