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匍匐性動物の放流施設 新技術説明会

国内特許コード P160013324
整理番号 T-1624
掲載日 2016年9月26日
出願番号 特願2015-118204
公開番号 特開2017-000084
出願日 平成27年6月11日(2015.6.11)
公開日 平成29年1月5日(2017.1.5)
発明者
  • 山田 俊郎
  • 高橋 伸次郎
  • 櫻井 泉
出願人
  • 株式会社西村組
  • 学校法人東海大学
発明の名称 匍匐性動物の放流施設 新技術説明会
発明の概要 【課題】 比較的小規模な施設を想定し、ポケット部に中仕切りを設けず、放流された匍匐性動物の拡散や減耗を抑制し、匍匐性動物の種苗放流技術を確立することのできる、匍匐性動物の放流施設を提供する。
【解決手段】 四方を包囲するように鉛直方向に立設された障壁部21と、前記障壁部21に囲まれた上面を開放してなる開口部22と、前記障壁部21の片面または両面から箱状に張り出して下方のみを開放して空気充填空間24を形成するポケット部23とを備えてなる収容箱本体2を有する匍匐性動物の放流施設1であって、前記収容箱本体2には、水中で安定的に設置するための錘3が収容されているとともに、前記空気充填空間24が前記障壁部21の周方向に仕切られることなく連続的に形成されている。
【選択図】 図1
従来技術、競合技術の概要


近年、中国等では食用ナマコの需要が拡大しており、特に、北海道産のナマコは好評で、高値状態が続いている。このため、北海道の各地でナマコの人工種苗生産が行われ、稚ナマコを海へ放流する取り組みが行われている。



しかし、ナマコに対しては、有効な標識技術がないため天然のナマコと放流されたナマコとの判別が困難である。また、放流後の稚ナマコの挙動が分からないため、放流数に比べて捕獲されるナマコの数が増減した場合であっても、ナマコが移動・拡散により増減したのか、自然減耗したのか、または他の外敵生物に捕食されたのかが分からない。



つまり、現在では、稚ナマコの人工種苗生産技術は確立されているものの、放流されたナマコについて生残や成長を把握することが難しい状況にあり、種苗放流してもその効果は確認できず、種苗放流技術(中間育成技術)は、まだ確立されていない。



一方、出願人は、ウニやアワビ等の匍匐性動物の移動制御手段として、空気ポケットフェンスを取り付けた移動制御施設の研究および開発を行っている。



例えば、特許第4859556号公報では、匍匐性動物の移動制御施設を構築するための部材であって、鉛直方向に立設された障壁部と、前記障壁部の片面または両面から箱状に張り出したポケット部とを有し、前記ポケット部が下面のみが開放された空気充填空間を形成する匍匐性動物の移動制御施設用部材において、前記空気充填空間を複数の小空間に仕切るべく前記ポケット部のスパン方向に対して垂直な1または複数の仕切り壁を前記空気充填空間内に設けたことを特徴とする匍匐性動物の移動制御施設用部材が提案されている(特許文献1)。この特許文献1によると、ポケット部が長大になると、波の影響を受けて空気が漏出してしまうところ、前記仕切り壁を設けることによって、波によって揺動する空気の漏出を抑制することができるとされている。

産業上の利用分野


本発明は、ナマコ等の匍匐性動物の養殖や蓄養を行うための匍匐性動物の放流施設に関するものである。

特許請求の範囲 【請求項1】
四方を包囲するように鉛直方向に立設された障壁部と、前記障壁部に囲まれた上面を開放してなる開口部と、前記障壁部の片面または両面から箱状に張り出して下方のみを開放して空気充填空間を形成するポケット部とを備えてなる収容箱本体を有する匍匐性動物の放流施設であって、
前記収容箱本体には、水中で安定的に設置するための錘が収容されているとともに、前記空気充填空間が前記障壁部の周方向に仕切られることなく連続的に形成されている、前記匍匐性動物の放流施設。

【請求項2】
前記収容箱本体の周囲を流れる海水を前記収容箱本体内に導く海水導入部を備えている海水交換手段を有する、請求項1に記載の匍匐性動物の放流施設。

【請求項3】
前記海水導入部は、前記収容箱本体の上方に配置されており、当該収容箱本体の上方を流れる海水を前記開口部から前記収容箱本体内に導く導水傾斜面を備えている、請求項2に記載の匍匐性動物の放流施設。

【請求項4】
前記開口部に外敵の侵入を防止する外敵防止ネットが張設されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の匍匐性動物の放流施設。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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