TOP > 国内特許検索 > 稚ナマコの中間育成施設及び放流方法

稚ナマコの中間育成施設及び放流方法 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P160013325
整理番号 T-1631
掲載日 2016年9月26日
出願番号 特願2016-067569
公開番号 特開2017-176017
出願日 平成28年3月30日(2016.3.30)
公開日 平成29年10月5日(2017.10.5)
発明者
  • 山田 俊郎
  • 櫻井 泉
出願人
  • 株式会社西村組
  • 学校法人東海大学
発明の名称 稚ナマコの中間育成施設及び放流方法 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】魚類の侵入を許容しない中間育成施設及び、中間育成施設で育成した稚ナマコの減耗が少ない放流方法を提供することである。
【解決手段】稚ナマコの中間育成施設(10A,10B,10C)であって、少なくとも上面が解放された略角筒状の施設本体(11A,11B,11C)と、前記施設本体の底面に敷き詰められた2重の飼育マット(16)を備え、前記施設本体(11A,11B,11C)は、側壁部(12)の片面又は両面から箱状に張り出して下方のみを開放して空気充填空間(15)を形成するポケット部(13)を有することと特徴とする。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、ナマコは高級食材として注目されており、人工的に種苗を生産する方法も確立されたことから、種苗法流による経済効果が期待されている。



生産されたナマコの種苗は、ほかの魚介類の養殖と同様に、中間育成することが望ましい。しかし、陸上で中間育成を行うと、食害プランクトンの大量発生による減耗が生じたり、飼育代、光熱費、人件費などの生産コストが増大したりするため効率的でない。そのため、種苗を天然海域で中間育成する取り組みが行われているものの、逸散や減耗により回収率が極めて低く、経済効果が少ないという問題があった。この問題を解決するためには、海中中間育成を行う際の稚ナマコの逸散を防ぎ、かつ生残率を向上させる必要があるが、稚ナマコは成育初期にカニ類、ヒトデ類及び魚類の食害に遭いやすく、成育初期での減耗が多い。そのため、これらの食害に遭わないような海中中間育成方法の確立が必要であった。



特許文献1では、匍匐性動物の移動制御施設用部材及びこれを用いた移動制御施設が提案されている。鉛直方向に立設された障壁部と、障壁部の片面または両面から箱状に張り出したポケット部とを有し、ポケット部が下面のみが開放された空気充填空間を形成し、空気充填空間を複数の小空間に仕切るべくポケット部のスパン方向に対して垂直な1または複数の仕切り壁を空気充填空間内に設けたことを特徴とする移動制御施設用部材及び、これを連設することにより構築した移動制御施設である。



これは、匍匐性動物が空気を忌避する性質を利用したものであり、ポケット部の空気充填空間を匍匐性動物が忌避することにより移動を制御することができる。

産業上の利用分野


本発明は、ナマコ特に稚ナマコの中間育成施設及び、中間育成施設で育成した稚ナマコの放流方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
稚ナマコの中間育成施設(10A,10B,10C)であって、
少なくとも上面が開放された略角筒状の施設本体(11A,11B,11C)と、
前記施設本体(11A,11B,11C)の底面の位置に敷き詰められた2重の飼育マット(16)と、を備え、
前記施設本体(11A,11B,11C)は、側壁部(12)の片面又は両面から箱状に張り出して下方のみを開放して空気充填空間(15)を形成するポケット部(13)を有することと特徴とする、
稚ナマコの中間育成施設。

【請求項2】
前記飼育マット(16)は生分解性のものであることを特徴とする、
請求項1に記載の稚ナマコの中間育成施設。

【請求項3】
少なくとも上面が開放された略角筒状の施設本体(11A,11B,11C)と、
前記施設本体の底面の位置に敷き詰められた2重の生分解性の飼育マット(16)からなり、
前記施設本体(11A,11B,11C)は、側壁部(12)の片面又は両面から箱状に張り出して下方のみを開放して空気充填空間(15)を形成するポケット部を有する中間育成施設(10A,10B,10C)で育成した稚ナマコの放流方法であって、
前記飼育マット(16)ごと移設することを特徴とする、稚ナマコの放流方法。

【請求項4】
移設する前記飼育マット(16)は上層マット(16a)のみであることを特徴とする、
請求項3に記載の稚ナマコの放流方法。

【請求項5】
放流先となる飼育マット設置場所に、あらかじめブロックまたは地盤に直接アンカーボルトを移設し、そこに飼育マット(16)を固定することで、放流後のナマコ成育環境を整備することを特徴とする、
請求項3又は4に記載の稚ナマコの放流方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2016067569thum.jpg
ライセンスご希望の方、またシーズの詳細に関することについては、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせくださいますよう,お願い申し上げます。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close