TOP > 国内特許検索 > 内視鏡用処置具

内視鏡用処置具 UPDATE

国内特許コード P160013341
整理番号 S2015-0499-N0
掲載日 2016年10月5日
出願番号 特願2015-027810
公開番号 特開2016-150044
出願日 平成27年2月16日(2015.2.16)
公開日 平成28年8月22日(2016.8.22)
発明者
  • 松本 和也
  • 植木 賢
  • 上原 一剛
  • 野澤 誠子
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
発明の名称 内視鏡用処置具 UPDATE
発明の概要 【課題】ポリープ等の病変部を安定して保持することができ、病変部の切除を確実に行うことができる内視鏡用処置具の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、体腔内の病変部を切除する内視鏡用処置具1であって、シース2と、シース2内に挿通される操作ワイヤ31と、操作ワイヤ31を操作する操作部と、操作ワイヤ31の先端側に設けられたループ部Lを有し、シース2の先端側開口から出没する先端部材32と、先端部材32から離脱可能に取り付けられ、ループ部Lの広がりに伴ってループを形成する糸状の絞扼部材5とを備え、絞扼部材5がシース2の基端側に操作されると、絞扼部材5が先端部材32から離脱し、絞扼部材5のループが、ループ部Lのループに対して相対的に小さくなり、病変部を絞扼して切除するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図3a
従来技術、競合技術の概要


ポリープ等、体腔内の病変部を切除するにあたって、様々なタイプの内視鏡用処置具が用いられている。ポリープ等の病変部は、体腔内で所定の処置具により切除された後、体腔内から回収される。特許文献1および2には、内視鏡の鉗子口等から挿入されたポリープ切除用の処置具により切除されたポリープを、ポリープ切除用の処置具とは別に用意されたポリープ回収用の処置具で回収する内視鏡装置が開示されている。



特許文献1および2に記載された内視鏡装置は、内視鏡または内視鏡の外側に設けられた挿入管路内に、図14に示される回収用処置具100が挿入されるように構成されている。この回収用処置具100は、柔軟なポリープ等の回収用ネット101と、回収用ネット101の開口端側に環状に通された極細の糸からなる環状リング102と、一端が環状リング102の一部に結合され、他端が長くのばされた極細の糸103と、極細の糸103に摺動可能に取り付けられたネット止め具104と、極細の糸103の他端が通され、ネット止め具104よりも小径である第1のシース105と、第1のシース105およびネット止め具104よりも大径であり、内部に先端が分離されたスネア106が通されている第2のシース107とを備えている。図14に示されるように、第1のシース105は第2のシース107内に配置され、先端が分離されたスネア106は、回収用ネット101の開口端側に通されて、回収用ネット101の開口端側を開口状態で保持している。



この特許文献1および2に記載された回収用処置具100は、それ自体ポリープを切除する機能は有しておらず、回収用処置具100とは別に設けられたポリープ切除用の処置具等によりポリープを切除し、回収用処置具100はポリープの切除後、ポリープを回収する際に用いられる。ポリープの回収は、ポリープ切除用の処置具等によりポリープを切除して、回収用ネット101内にポリープを入れた後、極細の糸103およびスネア106の端部108を同時に引っ張ることにより行われ、その際に、ネット止め具104が第1のシース105の入り口端で引っかかり、回収用ネット101の開口端が絞られ、先端が分離されたスネア106は、環状リング102から抜けるように構成されている。



上述した特許文献1および2の回収用処置具は、ポリープの回収をすることはできるが、ポリープの切除は、内視鏡の鉗子口から挿入されたポリープ切除用の処置具により行っており、ポリープ等の病変部を切除することはできない。



一方、特許文献3には、ポリープ等の病変部を切除かつ回収する高周波スネア200が開示されている。この高周波スネア200は、図15に示されるように、導電性ワイヤからなり、先端にループ部を形成したスネアワイヤ201と、スネアワイヤ201を内部で進退させることが可能なシースチューブ202とを備えている。また、スネアワイヤ201のループ部には、ネット部203が接続固定されている。スネアワイヤ201は、高周波電流を通電可能な導電性材料から形成され、スネアワイヤ201以外の、シースチューブ202やネット部203は絶縁性のある材料または絶縁性材料を被覆する絶縁体から構成され、高周波電流を流したときの熱により破損しない耐熱性材料が用いられている。

産業上の利用分野


本発明は、内視鏡用処置具に関する。さらに詳しくは、本発明は、体腔内の病変部を切除する内視鏡用処置具に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
体腔内の病変部を切除する内視鏡用処置具であって、前記内視鏡用処置具が、
シースと、
前記シース内に挿通される操作ワイヤと、
前記操作ワイヤを前記シースの長手方向に操作する操作部と、
前記操作ワイヤの先端側に設けられたループ部を有し、前記操作部の操作により前記シースの先端側開口から出没する先端部材と、
前記先端部材のループ部に沿って、前記先端部材から離脱可能に、前記先端部材に取り付けられ、前記先端部材が前記先端側開口から突出して前記ループ部が広がった際に、前記ループ部の広がりに伴ってループを形成する糸状の絞扼部材とを備え、
前記絞扼部材が前記シースの基端側に操作されると、前記絞扼部材が前記先端部材から離脱し、前記絞扼部材のループが、前記ループ部のループに対して相対的に小さくなり、前記病変部を絞扼して切除するように構成された内視鏡用処置具。

【請求項2】
前記絞扼部材と前記先端部材とが、前記絞扼部材が引き操作されると、前記絞扼部材が前記先端部材から離脱するように構成された脆弱部により取り付けられている請求項1記載の内視鏡用処置具。

【請求項3】
前記先端部材が、前記ループ部に取り付けられ、切除された前記病変部を回収可能な回収部を備え、
前記絞扼部材が前記ループ部または回収部に離脱可能に取り付けられている請求項1または2記載の内視鏡用処置具。

【請求項4】
前記絞扼部材が、前記先端部材のループ部に沿った複数のループを形成するように前記先端部材に取り付けられ、複数の病変部を除去可能な請求項1~3のいずれか1項に記載の内視鏡用処置具。

【請求項5】
前記絞扼部材が複数本設けられている請求項4記載の内視鏡用処置具。

【請求項6】
前記シースの先端部に、前記病変部を切除する切断刃が形成されている請求項1~5のいずれか1項に記載の内視鏡用処置具。

【請求項7】
前記先端部材の先端側に、前記先端部材から離脱可能に前記先端部材に取り付けられた留置スネアをさらに備え、前記留置スネアと前記先端部材とが、前記先端部材が基端側に操作されたときに、前記留置スネアが前記先端部材から離脱するように構成された第2脆弱部により取り付けられている請求項1~6のいずれか1項に記載の内視鏡用処置具。

【請求項8】
前記内視鏡用処置具が、前記シースを挿通可能な第2シースをさらに備え、
前記留置スネアが、病変部を結紮する結紮ループ部と、前記結紮ループ部から基端側に延び、前記結紮ループ部と前記先端部材とを接続する接続部と、前記接続部が挿通され、前記結紮ループ部のループが小さくなったときに、ループの広がりを防止する止め具とを備え、
前記操作ワイヤが基端側に操作されると、前記接続部が前記先端部材とともに基端側に引き操作され、前記止め具が前記シースの先端と当接し、前記止め具が前記接続部に対して相対的に先端側に移動して前記結紮ループ部のループを小さくし、前記結紮ループ部により前記病変部が結紮された後、前記操作ワイヤがさらに基端側に操作されると、前記第2脆弱部において、前記接続部の基端側が前記先端部材から離脱して、前記留置スネアが前記先端部材から離脱する請求項7記載の内視鏡用処置具。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2015027810thum.jpg
出願権利状態 公開
ライセンスをご希望の方、特許の内容に興味を持たれた方は、下記「問合せ先」まで直接お問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close