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内視鏡スコープ用圧力センサー及び圧力センサー付き内視鏡スコープ UPDATE

国内特許コード P160013342
整理番号 S2015-0498-N0
掲載日 2016年10月5日
出願番号 特願2015-031744
公開番号 特開2016-152863
出願日 平成27年2月20日(2015.2.20)
公開日 平成28年8月25日(2016.8.25)
発明者
  • 植木 賢
  • 上原 一剛
  • 野澤 誠子
  • 佐々木 強
出願人
  • 国立大学法人鳥取大学
  • 株式会社日本マイクロシステム
発明の名称 内視鏡スコープ用圧力センサー及び圧力センサー付き内視鏡スコープ UPDATE
発明の概要 【課題】内視鏡スコープの先端部に加わる力を高感度に検知することができる内視鏡スコープ用圧力センサー及びこの圧力センサーを備えた内視鏡スコープを提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態の圧力センサー20Aは、円環状に形成された第1電極25と感圧部材26からなる円環状の圧力感応部27と、圧力感応部27の表面に第1電極25の延在方向とは交差する方向となるように形成された複数の第2電極とを有し、圧力感応部27は円筒状フード31の先端側の端部外周側に固定されており、円筒状フード31の剛性は、圧力感応部27の剛性よりも大きく、内視鏡スコープの剛性と同じか小さくされている。この圧力センサー20Aは、内視鏡スコープの挿入部の先端外周側に取り付けて使用することができる。
【選択図】図5
従来技術、競合技術の概要


厚生労働省人口動態統計によると、2010年に新たにがんに罹患した患者は約80万人に達し、がんによる死者は2012年には約36万人であったと報告されている。そのうちの約13%が大腸がんによるものと推定されており、年間4万7千人、男性では死因の第3位、女性では死因の第1位を占めている。



大腸がんの治療には内視鏡検査による早期発見と早期治療がもっとも有用な方法であるが、大腸の内視鏡検査は検査に熟練を要する。例えば、内視鏡スコープが腸壁をどれくらいの強さで押しているのかは、一般的に、内視鏡スコープから得られる腸内の画像と、内視鏡スコープを操作する医師の手に伝わる感触と、患者からの痛みの訴えとに頼っている。



しかも、大腸管腔は、ひだの凹凸が多く、かつ屈曲部があるため、そのひだの凹凸の影に隠れた病変を見落す可能性や、内視鏡スコープによる腸管屈曲部での穿孔の危険性が指摘されている。腸管穿孔は、内視鏡スコープの挿入部の先端を動かしたとき、これらの先端の稜線部が腸管を強く押したときに生じやすい。腸管穿孔は重症化の危険性が高いため、術者の技量によらず腸管穿孔を回避できる内視鏡スコープの開発が急がれている。



このような課題を解決することを目的として、特許文献1には内視鏡スコープの先端角部にドーナツ型の圧力センサーを備えた内視鏡装置の発明が開示されている。この内視鏡装置によれば、挿入部の先端の稜線部に加えられている圧力の大きさと位置とを検出することができるため、腸管穿孔が起こる前に検出した圧力に基づいて内視鏡スコープを操作することができ、腸管穿孔を防ぐことができるようになる。

産業上の利用分野


本発明は、円筒状の内視鏡スコープ用圧力センサーと、この圧力センサーを備えた圧力センサー付き内視鏡スコープに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
円環状に形成された第1電極及び前記第1電極の周囲の少なくとも一部を覆う加圧されることにより電気的特性が変化する感圧部材からなる円環状の圧力感応部と、
前記円環状の圧力感応部の表面に前記第1電極の延在方向とは交差する方向となるように形成された複数の第2電極と、
を有する内視鏡スコープ用圧力センサーであって、
さらに円筒状フードを有し、
前記円環状の圧力感応部は前記円筒状フードの先端側の端部外周側に固定されており、
前記円筒状フードの剛性は、前記圧力感応部の剛性よりも大きく、前記内視鏡スコープの剛性と同じか小さくされている、
内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項2】
前記円筒状フードは、内面側に円環状の突条又は円環状に配置された複数の突起が形成されている、請求項1に記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項3】
前記円環状の圧力感応部は、先端側が前記円筒状フードの先端と同じ位置となるように設けられている、請求項1又は2の何れかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項4】
前記円環状の圧力感応部の表面の少なくとも一部には、非導電性布部に平面視で直線状かつ平行に互いに離間して織り込まれ又は縫い込まれた複数の導電性糸を有する異方導電性布が、前記複数の導電性糸が前記第1電極の延在方向と交差する方向となるように、被覆されており、前記複数の導電性糸が前記複数の第2電極を構成している、請求項1~3の何れかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項5】
前記異方導電性布は折り返された二重円筒形状を有し、
前記円環状の圧力感応部の少なくとも一部は、前記異方導電性布の折り返された位置の内面側に配置されている、
請求項4に記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項6】
前記異方導電性布及び前記感圧部材は折り返された二重円筒形状を有し、
前記第1電極は前記感圧部材の折り返された位置の内面側に配置されている、請求項4に記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項7】
前記折り返された異方導電性布の外周側は、前記円環状の圧力感応部を除いて、被覆部材で被覆されており、
前記被覆部材は、前記被覆部材の外周面が前記圧力感応部の前記異方導電性布で被覆された箇所の外周面よりも内側の位置となる厚さに形成されている、請求項4~6のいずれかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項8】
前記複数の第2電極の外表面は防水部材によって被覆されている、請求項1~7のいずれかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項9】
外表面全体が防水部材で被覆されている、請求項1~7のいずれかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサー。

【請求項10】
内視鏡スコープと、前記内視鏡スコープの挿入部の先端外周側に取り付けられた請求項1~9のいずれかに記載の内視鏡スコープ用圧力センサーと、を備え、
前記圧力センサーは、前記円筒状フードが前記内視鏡スコープの挿入部の先端に嵌合されることにより前記内視鏡スコープの挿入部の先端外周側に取り付けられている、
圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項11】
前記圧力センサーは、先端部が前記内視鏡スコープの先端よりも所定距離前方に突き出されている、請求項10に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項12】
前記所定距離は0.45mm以上5.0mm以下である、請求項11に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項13】
さらに平面視で直線状かつ平行に、互いに離間して複数の導電性糸が織り込まれ又は縫い込まれた異方導電性布を備え、
前記異方導電性布における前記複数の導電性糸がそれぞれ前記第1電極に接続される第1リード線及び前記複数の第2電極にそれぞれ接続される複数の第2リード線を兼ねている、請求項10~12のいずれかに記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項14】
前記異方導電性布は、前記複数の導電性糸が細線状の絶縁性部材に沿うように、前記細線状の絶縁性部材の表面に巻き付けられて細径ケーブルを形成している、請求項13に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。

【請求項15】
前記第1リード線及び前記複数の第2リード線は、それぞれ前記内視鏡スコープの外側面に貼付されている、請求項13又は14に記載の圧力センサー付き内視鏡スコープ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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