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光学機器に使用するための鏡をプレートに接着させる方法 UPDATE

国内特許コード P160013372
整理番号 100
掲載日 2016年10月18日
出願番号 特願2015-028424
公開番号 特開2016-150967
出願日 平成27年2月17日(2015.2.17)
公開日 平成28年8月22日(2016.8.22)
発明者
  • 亀田 真吾
  • 佐藤 允基
  • 池澤 祥太
出願人
  • 学校法人立教学院
発明の名称 光学機器に使用するための鏡をプレートに接着させる方法 UPDATE
発明の概要 【課題】鏡をプレートに接着させる方法において、宇宙望遠鏡に求められるような、広い使用温度範囲、耐振動耐性、真空での低脱ガス量を満たす。
【解決手段】鏡をプレートに接着させる方法は、接着剤にガラスビーズを混ぜ合わせ、接着剤を脱泡し、第1の治具1上にプレート10を配置し、プレート10に接着剤を塗布し、鏡の位置決め用の第2の治具2を第1の治具1に取り付け、第2の治具2を用いて鏡12を位置決めしながらプレート10上に鏡12を配置し、第2の治具2を第1の治具1から取り外し、鏡12がずれるのを防ぐように第3の治具3が鏡12を取り囲んだ状態で、第3の治具3を第1の治具1に取り付け、第4の治具4を第3の治具3の上から配置し、第4の治具4を上から押すことによって接着剤を鏡の接着面全体にいきわたらせる、各工程を備える。
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要


反射鏡を接着部材で接着又は融着して基板に固定保持する技術が知られている(下記の特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている技術は、反射鏡保持装置に関し、環境変化があっても反射鏡の反射面の変形を少なくすることを目的としている。特許文献1の公報には、反射面の変形を少なくするため反射鏡と基板との材質を同じにし、かつ反射鏡の中心厚と基板の厚さを略同じにすることが開示されている。



しかし、特許文献1には、反射鏡を基板に接着するための具体的方法は開示されていない。
光学機器で使用するための反射鏡を基板等のプレートに接着させる方法は一般に確立されているものと思われるが、その技術は特殊であり、十分に公開されていないというのが現状である。



また、反射鏡をプレートに接着させる技術は確立されていると考えられるが、反射鏡をプレートに接着させる方法において、特に宇宙望遠鏡に求められるような、広い使用温度範囲、耐振動耐性、真空での低脱ガス量を満たすような技術は必ずしも確立されておらず、宇宙機器の開発現場ではいまだに問題(故障など)が生じているのが現状である。

産業上の利用分野


本発明は、宇宙望遠鏡などの光学機器に使用するための鏡(反射鏡)をプレートに接着させる方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
鏡をプレートに接着させる方法であって、
接着剤を準備し、
第1の治具上に前記プレートを配置し、
前記プレートに前記接着剤を塗布し、
前記鏡の位置決め用の第2の治具を前記第1の治具に取り付け、
前記第2の治具を用いて前記鏡を位置決めしながら前記プレート上に前記鏡を配置し、
前記第2の治具を前記第1の治具から取り外し、
前記鏡がずれるのを防ぐように第3の治具が前記鏡を取り囲んだ状態で、前記第3の治具を前記第1の治具に取り付け、
第4の治具を前記第3の治具の上から配置し、
前記第4の治具を上から押すことによって前記接着剤を前記鏡の接着面全体にいきわたらせる、各工程を備える、方法。

【請求項2】
前記接着剤を準備する工程は、
接着剤にガラスビーズを混ぜ合わせ、
前記接着剤を脱泡する、各工程を備える、請求項1に記載の方法。

【請求項3】
前記接着剤を準備する工程は、
前記ガラスビーズの直径と前記鏡の接着面の面積との積から前記鏡と前記プレートとの間の領域の体積を計算し、該体積よりも前記プレートに塗布される接着剤の体積が多くなるように前記接着剤の量を決定する工程をさらに備える、請求項2に記載の方法。

【請求項4】
前記接着剤を脱泡する工程は、真空装置に、ガラスビーズを混ぜ合わせた接着剤を配置する工程であり、
前記真空装置から前記接着剤を取り出した後、該接着剤の表層に浮き出た気泡を除去する工程、及び、前記接着剤を気泡のない領域から吸い上げる工程の少なくともいずれか1つをさらに備える、請求項2又は3に記載の方法。

【請求項5】
前記第1の治具には、ホーローねじが通過する複数の通し穴が形成され、
前記第2の治具には、ホーローねじをねじ込み可能な複数のねじ穴が形成され、該複数のねじ穴は、前記第1の治具の対応する通し穴と各々整列可能な位置に形成されており、
前記第3の治具には、ホーローねじをねじ込み可能な複数のねじ穴が形成され、該複数のねじ穴は、前記第1の治具の対応する通し穴と各々整列可能な位置に形成されており、
前記第4の治具には、ホーローねじが通過する複数の通し穴が形成され、該複数の通し穴は、前記第1の治具の対応する通し穴と各々整列可能な位置に形成されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。

【請求項6】
前記第2の治具の内周面には、前記鏡の外周部の一部が当接可能な当接面が形成されており、前記鏡の配置工程において、前記鏡の外周部を前記当接面に押し当てることによって、前記鏡の位置決めが可能となる、請求項5に記載の方法。

【請求項7】
前記第3の治具には、前記鏡の形状に合わせた形状の開口部が形成されており、
前記第3の治具を前記第1の治具に取り付ける工程では、前記鏡が前記開口部内に収まりかつ前記第3の治具が前記プレートに接触しないように前記ホーローねじを用いて前記第3の治具を前記第1の治具に取り付ける、請求項5又は6に記載の方法。

【請求項8】
前記第4の治具には、該第4の治具と前記鏡の中央領域との接触を回避するための開口部が形成されている、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の方法。

【請求項9】
鏡をプレートに接着させる方法であって、
接着剤にガラスビーズを混ぜ合わせ、
前記接着剤を脱泡し、
ホーローねじが通過可能な複数の通し穴が形成された第1の治具上にプレートを配置し、
前記プレートに前記接着剤を塗布し、
前記鏡の外周部の一部が当接可能な当接面が形成され、かつ、ホーローねじをねじ込み可能な複数のねじ穴が形成された第2の治具を前記ホーローねじを用いて前記第1の治具に取り付け、
前記第2の治具の当接面に前記鏡の外周部を押し当てながら前記プレート上に前記鏡を配置し、
前記第2の治具を前記第1の治具から取り外し、
前記鏡がずれるのを防ぐため前記鏡の形状に合わせた形状の開口部が形成されかつホーローねじをねじ込み可能な複数のねじ穴が形成された第3の治具を、前記鏡が前記第3の治具の前記開口部内に収まりかつ前記第3の治具が前記プレートに接触しないように前記ホーローねじを用いて前記第1の治具に取り付け、
前記ホーローねじの複数の通し穴が形成された第4の治具を前記第3の治具の上から配置し、
前記第4の治具の通し穴に前記ホーローねじが通った状態で、前記第4の治具を上から押すことによって前記接着剤を前記鏡の接着面全体にいきわたらせる、各工程を備える、方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015028424thum.jpg
出願権利状態 公開
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