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細胞を培養する担体及び培養細胞を用いたタンパク質又はペプチドの生産方法 新技術説明会

国内特許コード P160013391
整理番号 (S2012-0965-N0)
掲載日 2016年10月25日
出願番号 特願2014-531635
出願日 平成25年8月20日(2013.8.20)
国際出願番号 JP2013072178
国際公開番号 WO2014030641
国際出願日 平成25年8月20日(2013.8.20)
国際公開日 平成26年2月27日(2014.2.27)
優先権データ
  • 特願2012-181690 (2012.8.20) JP
発明者
  • 笠井 智成
  • 妹尾 昌治
  • 高田 潤
  • 橋本 英樹
  • 鈴木 智子
出願人
  • 国立大学法人 岡山大学
発明の名称 細胞を培養する担体及び培養細胞を用いたタンパク質又はペプチドの生産方法 新技術説明会
発明の概要 真核細胞を三次元培養する際に有効に用いられる添加剤を提供する事を目的とする。
微生物由来のセラミックスを有効成分とする、真核細胞の三次元培養用添加剤の提供によって、斯かる目的が達成される。
従来技術、競合技術の概要


スフェロイド形成を促進する技術として、特許文献1及び特許文献2には、特定のパターンを有する培養基材上で細胞を培養する方法が開示されている。特許文献3及び特許文献4には、マイクロ流路あるいはナノスケールの流路を用いて細胞を培養する方法が開示されている。培養液を取り込むようにスフェロイドを形成させる方法として、特許文献5では培養液中にガドリウム化合物を用いており、特許文献6では培養液中に粘膜質の体表皮を有する魚類の体液を用いている。また、特許文献6の背景技術には、中空糸膜上で単層培養する方法、糖鎖高分子を用いる方法、及び動物肝臓由来のプロテオグリカンを利用する方法が記載されている。



一方、有用タンパク質の生産技術として、特許文献7-10には、大腸菌又は酵母、特にピキア属酵母及びサッカロマイセス属酵母の組換え体を用いたヒト血清アルブミン(human serum albumin,HSA)の生産方法が記載されている。また、遺伝子組換え体を用いない方法として、特許文献7の背景技術に記載されているように、HSAは血液の分画産物として製造されている。

産業上の利用分野


本発明は、細胞と微生物が生成した酸化鉄とを含む細胞培養物、及び細胞培養物を用いたタンパク質又はペプチドの生産方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
微生物由来のセラミックスを有効成分とする、真核細胞の三次元培養用添加剤。

【請求項2】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項1に記載の三次元培養用添加剤。

【請求項3】
微生物由来のセラミックスが、更にリンを含む、項1又は2に記載の三次元培養用添加剤。

【請求項4】
微生物由来のセラミックスの形状が、中空チューブ状、中空繊維状鞘状、螺旋状、枝分かれしたチューブ状、枝分かれした糸状、ハープ状、扇状、短幹状、カプセル状、及び球状からなる群より選択される何れかである、請求項1~3の何れか1項に記載の添加剤

【請求項5】
微生物由来のセラミックスの形状が、中空チューブ状又は螺旋状である、請求項1~4の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項6】
微生物由来のセラミックスの長さが、0.1~3000μmである、請求項1~5の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項7】
微生物由来のセラミックスが、磁性体である、請求項1~6の何れか一項に記載の添加剤。

【請求項8】
酸化鉄が、α-Fe、β-Fe、γ-Fe、Fe、α-FeOOH、β-FeOOH、γ-FeOOH、及びフェリハイドライトからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2~7の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項9】
真核細胞が、哺乳類細胞及び/又は昆虫細胞である、請求項1~8の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項10】
真核細胞が、幹細胞及び/又は肝細胞である、請求項1~9の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項11】
微生物が、トキソシリックス属菌、レプトスリックス属菌、クレノシリックス属菌、クロノシリックス属菌、ガリオネラ属菌、シデロカプサ属菌、シデロコッカス属菌、シデロモナス属菌、及びプランクトミセス属菌からなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1~10の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項12】
微生物が、レプトスリックス属菌及び/又はガリオネラ属菌である、請求項1~11の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項13】
スフェロイド又は又は細胞塊形成用である、請求項1~12の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項14】
三次元培養が、フィーダー細胞を使用しない、請求項1~13の何れか1項に記載の添加剤。

【請求項15】
真核細胞の三次元培養方法であって、培地に真核細胞及び微生物由来のセラミックスを添加する工程を含む方法。

【請求項16】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項15に記載の方法。

【請求項17】
微生物由来のセラミックスと、其れに担持された真核細胞とを含むスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項18】
請求項15又は16に記載の方法によって得られる、請求項17に記載のスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項19】
タンパク質又はペプチドの製造用である、請求項17又は18に記載のスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項20】
薬剤又は脂質のスクリーニング用である、請求項17又は18に記載のスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項21】
疾病の悪性度鑑別用である、請求項17又は18に記載のスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項22】
再生医療用である、請求項17又は18に記載のスフェロイド又は又は細胞塊。

【請求項23】
真核細胞の三次元培養用添加剤としての使用のための、微生物由来のセラミックス。

【請求項24】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項23に記載の微生物由来のセラミックス。

【請求項25】
真核細胞の三次元培養用添加剤を製造するための、微生物由来のセラミックスの使用。

【請求項26】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項25に記載の使用。

【請求項27】
タンパク質又はペプチドの製造方法であって、培地に真核細胞及び微生物に由来するセラミックスを添加する工程、及び前記細胞を三次元培養する工程を含む、製造方法。

【請求項28】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項27に記載の製造方法。

【請求項29】
薬剤又は脂質のスクリーニング方法であって、培地に真核細胞及び微生物に由来するセラミックスを添加する工程、前記細胞を三次元培養する工程、及び前記三次元培養で得られたスフェロイド又は又は細胞塊と、薬剤又は脂質の候補物質を接触させる工程を含むスクリーニング方法。

【請求項30】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項28に記載のスクリーニング方法。

【請求項31】
疾病の悪性度の鑑別方法であって、培地に生体から採取した組織片又は腫瘍片に由来する細胞及び微生物に由来するセラミックスを添加する工程、前記細胞を三次元培養する工程、及び前記三次元培養で得られたスフェロイド又は細胞塊を評価する工程を含む鑑別方法。

【請求項32】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項31に記載の鑑別方法。

【請求項33】
人工組織の製造方法であって、培地に生体から採取した細胞及び微生物に由来するセラミックスを添加する工程、前記細胞を三次元培養する工程、及び前記三次元培養で得られたスフェロイド又は細胞塊を、患者又は治療を要する動物に直接的又は間接的に注入する工程を含む製造方法。

【請求項34】
微生物由来のセラミックスが、酸化鉄及び/又はシリカを含む、請求項33に記載の製造方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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