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環化触媒、クロマン類の製法、ピロリジン類の製法及びリン酸ジエステルアミド

国内特許コード P160013405
整理番号 S2015-0756-N0
掲載日 2016年10月25日
出願番号 特願2015-047543
公開番号 特開2016-165693
出願日 平成27年3月10日(2015.3.10)
公開日 平成28年9月15日(2016.9.15)
発明者
  • 石原 一彰
  • 仲辻 秀文
出願人
  • 国立大学法人名古屋大学
発明の名称 環化触媒、クロマン類の製法、ピロリジン類の製法及びリン酸ジエステルアミド
発明の概要 【課題】ヨードエーテル環化反応又はヨードアミノ環化反応に適した触媒を提供する。
【解決手段】本発明の一例では、ヨードエーテル環化反応により2-(3-メチル-3-ブテニル)フェノールから対応するクロマンを製造するにあたり、ヨード化剤としてヨウ素(I2 )、ルイス酸としてハロイミド類又はハロヒダントイン類(ハロゲン原子は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子)、触媒としてリン酸ジエステルアミドを使用する。
【化1】



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


本発明者らは、既に、キラルなリン酸トリエステルが4-置換-4-ペンテン酸のヨードラクトン化反応を促進し、対応するヨードラクトンを高収率且つ高いエナンチオ選択性で得られることを報告した(非特許文献1)。一例として、下記スキームに示すように、ヨード化剤としてI2 、ルイス酸としてN-クロロフタルイミド、触媒としてリン酸トリエステルを使用した場合、4-ベンジル-4-ペンテン酸から対応するヨードラクトンを収率95%、93%eeで得られることを報告した。



【化1】


産業上の利用分野


本発明は、環化触媒、クロマン類の製法、ピロリジン類の製法及びリン酸ジエステルアミドに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
ヨードエーテル環化反応又はヨードアミノ環化反応に用いられる、式(1)で表されるリン酸ジエステルアミドからなる環化触媒。
【化1】


(R1は、水素原子か炭化水素基であり、
2は、炭化水素基であり、
1とR2は、互いに結合して炭化水素鎖を形成していてもよく、
Zは、1,1’-ビアリール骨格又は1,1’-ジアリールメチル骨格を含む基であり、リン原子に結合した2つの酸素原子は1,1’-ビアリール骨格又は1,1’-ジアリールメチル骨格の2,2’位で結合している)

【請求項2】
Zは、式(2)で表される光学活性な基である、請求項1に記載の環化触媒。
【化2】


(R3、R4は、同じでも異なっていてもよく、炭化水素基又は有機シリル基であり、
1、X2は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子又は炭化水素基であり、
1,1’-ビ-2-ナフトール部位はRかSの光学異性体である)

【請求項3】
3、R4は、両方ともアリール基又はトリアリールシリル基であり、X1、X2は、両方とも水素原子である、請求項2に記載の環化触媒。

【請求項4】
1、R2は、一方が水素原子で他方がアリール基であるか、一方が水素原子で他方がアラルキル基であるか、互いに結合して炭素数5~7の炭化水素鎖を形成している、請求項1~3のいずれか1項に記載の環化触媒。

【請求項5】
ヨードエーテル環化反応により2-アルケニルフェノール類からクロマン類を製造する方法であって、
ヨード化剤としてヨウ素(I2 )、ルイス酸としてハロイミド類又はハロヒダントイン類(ハロゲン原子は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子)、触媒として請求項1~4のいずれか1項に記載の環化触媒を使用する、
クロマン類の製法。

【請求項6】
前記2-アルケニルフェノール類は、アルケニル基として-CH2CH2C(=CHRa)Rb(Ra、Rbは同じでも異なっていてもよく、水素原子又は炭化水素基であり、幾何異性体がある場合はシスでもトランスでもよい)又は-CH2CH=CHRc(Rcは炭化水素基であり、幾何異性体がある場合はシスでもトランスでもよい)を有している、請求項5に記載のクロマン類の製法。

【請求項7】
前記2-アルケニルフェノール類に対して、前記ヨード化剤を0.5倍モル以上、前記ルイス酸を等モル以上、前記触媒を0.1~30mol%の範囲で使用する、請求項5又は6に記載のクロマン類の製法。

【請求項8】
ヨードアミノ環化反応によりN-アルケニルスルホンアミド類からピロリジン類を製造する方法であって、
ヨード化剤としてヨウ素(I2 )、ルイス酸としてハロイミド類又はハロヒダントイン類(ハロゲン原子は塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子)、触媒として請求項1~4のいずれか1項に記載の環化触媒を使用する、
ピロリジン類の製法。

【請求項9】
前記N-アルケニルスルホンアミド類は、アルケニル基として-CH2CH2CH2C(=CHRd)Re(Rd、Reは同じでも異なっていてもよく、水素原子又は炭化水素基であり、幾何異性体がある場合はシスでもトランスでもよい)を有している、請求項8に記載のピロリジン類の製法。

【請求項10】
前記N-アルケニルスルホンアミド類に対して、前記ヨード化剤を0.5倍モル以上、前記ルイス酸を等モル以上、前記触媒を0.1~30mol%の範囲で使用する、請求項8又は9に記載のピロリジン類の製法。

【請求項11】
下記式(3)で表されるリン酸ジエステルアミド。
【化3】


(R1は、水素原子か炭化水素基であり、
2は、炭化水素基であり、
1とR2は、互いに結合して炭化水素鎖を形成していてもよく、
3、R4は、同じでも異なっていてもよく、炭化水素基又は有機シリル基であり、
1,1’-ビ-2-ナフトール部位はRかSの光学異性体である)
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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