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プレニルオキシキノリンカルボン酸誘導体 新技術説明会

国内特許コード P160013444
掲載日 2016年11月2日
出願番号 特願2014-542136
出願日 平成25年10月15日(2013.10.15)
国際出願番号 JP2013077937
国際公開番号 WO2014061647
国際出願日 平成25年10月15日(2013.10.15)
国際公開日 平成26年4月24日(2014.4.24)
優先権データ
  • 特願2012-230985 (2012.10.18) JP
発明者
  • 本間 好
  • 鈴木 俊幸
  • 小椋 正人
  • 大島 吉輝
  • 菊地 晴久
出願人
  • 公立大学法人福島県立医科大学
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 プレニルオキシキノリンカルボン酸誘導体 新技術説明会
発明の概要 生体に対する副作用が少ない脱共役作用及び/又は免疫抑制作用を有する化合物を開発し、その化合物を有効成分とする体重増加抑制剤又は免疫抑制剤を提供することを課題とする。
以下の一般式(I)で示される化合物又はその塩を提供する。
【化1】



[式中、R1は、水素原子(H)、C5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、R2は、C1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、R3及びR4は、それぞれ独立してC5、C10、C15、若しくはC20のプレニル基(ただし、R1がH及びR2がメチル基のときのC5のプレニル基を除く)、又はイソペンチル基を表す]
従来技術、競合技術の概要


ミトコンドリアにおけるATP産生は、TCA回路、及びβ酸化系と電子伝達系により構成される酸化的リン酸化反応によって行われる。電子伝達系により、ミトコンドリア内膜にプロトン濃度勾配が形成され、そのエネルギー勾配によってF-ATPaseを回転させてATPが合成される(非特許文献1)。このように、ミトコンドリアでは電子伝達とATP合成が内膜でのプロトン濃度勾配を介して密に共役している。



ミトコンドリア内膜の脱共役タンパク質であるUCP(uncoupling protein)は、プロトン濃度勾配を短絡的に解消するチャネルとして知られている(非特許文献1)。UCPが活性化されるとプロトンがミトコンドリア内膜を通過して流出するためプロトン濃度勾配が解消される。その結果、酸化基質の化学的エネルギーは、ATP合成に利用されることなく熱エネルギーに変換されて散逸してしまう。したがって、この過程を繰り返せば、ATP産生効率の低下により、細胞内脂肪の消費が促される結果、肥満対策となり得る。そのため、UCPと同様にミトコンドリア内膜に作用してプロトン濃度勾配を解消する作用を有する脱共役剤が抗肥満剤として注目されている。



これまでに多数の脱共役剤が発見又は合成され、それらの細胞や個体に対する作用が公表されている(非特許文献2、3)。例えば、ジニトロフェノール(DNP)は、体重の減量効果が著しく、肥満治療薬として利用されたが、神経障害や白内障等の重篤な副作用を伴うという大きな問題があった(非特許文献4)。一般に、脱共役剤による体重増加抑制作用は、肥満対策として有用ではあるが、通常は脱共役作用によりプロトン濃度勾配を著しく解消する結果、ATP産生を阻害してしまい、また活性酸素生成を促進するために副作用が大きいという問題があった。

産業上の利用分野


本発明は、脱共役作用及び/又は免疫抑制作用を有する化合物を有効成分として含むプレニルオキシキノリンカルボン酸誘導体に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
以下の一般式(I)で示される化合物又はその塩。
【化1】


[式中、
R1は、水素原子(H)、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R2は、C1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R3及びR4は、それぞれ独立してC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基(ただし、R1がH及びR2がメチル基のときのC5のプレニル基を除く)、又はイソペンチル基を表す]

【請求項2】
R1がH又はジメチルアリル基を表し、
R2がC1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又はC5若しくはC10のプレニル基を表し、
R3及びR4がそれぞれ独立してC5若しくはC10のプレニル基(ただし、R1がH及びR2がメチル基のときのC5のプレニル基を除く)、又はイソペンチル基を表す、
請求項1に記載の化合物又はその塩。

【請求項3】
以下の式(II)~(V)で示される、請求項2に記載の化合物又はその塩。
【化2】


【化3】


【化4】


【化5】



【請求項4】
以下の式(VIII)~(XII)で示される、請求項1に記載の化合物又はその塩。
【化6】


【化7】


【化8】


【化9】


【化10】



【請求項5】
請求項1に記載の一般式(I)で示される化合物で、式中、
R1は、H、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R2は、C1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基(ただし、R1がHのときのC2~C4のアルキル基を除く)、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R3及びR4は、それぞれ独立してC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表す
化合物又はその塩を有効成分として含有する体重増加抑制剤。

【請求項6】
R1がH又はジメチルアリル基を表し、
R2がC1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基(ただし、R1がHのときのC2~C4のアルキル基を除く)、又はC5若しくはC10のプレニル基を表し、
R3及びR4がジメチルアリル基を表す、
請求項5に記載の体重増加抑制剤。

【請求項7】
上記式(II)~(V)及び以下の式(VI)で示される、請求項5に記載の体重増加抑制剤。
【化11】



【請求項8】
体重増加抑制剤の製造のための請求項3に記載の化合物又はその塩の使用。

【請求項9】
請求項1に記載の一般式(I)で示される化合物で、式中、
R1は、水素原子(H)、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R2は、C1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又はC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基を表し、
R3及びR4は、それぞれ独立してC5、C10、C15若しくはC20のプレニル基、又はイソペンチル基を表す
化合物又はその塩を有効成分として含有する免疫抑制剤。

【請求項10】
R1がH又はジメチルアリル基を表し、
R2がC1~C10の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基(ただし、R1がHのときのC3若しくはC4のアルキル基を除く)、又はC5若しくはC10のプレニル基を表し、
R3及びR4がジメチルアリル基若しくはゲラニル基、又はイソペンチル基を表す
化合物又はその塩を有効成分として含有する免疫抑制剤。

【請求項11】
上記式(II)~(VI)、及び(VIII)~(XII)で示される、請求項9に記載の免疫抑制剤。

【請求項12】
免疫抑制剤の製造のための請求項1~4に記載の化合物又はその塩の使用。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014542136thum.jpg
出願権利状態 公開
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