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EBAG9に対するモノクローナル抗体、及びハイブリドーマ、並びにEBAG9に対するモノクローナル抗体の利用 NEW

国内特許コード P160013456
整理番号 (S2012-1179-N0)
掲載日 2016年11月4日
出願番号 特願2014-535562
出願日 平成25年9月11日(2013.9.11)
国際出願番号 JP2013074452
国際公開番号 WO2014042167
国際出願日 平成25年9月11日(2013.9.11)
国際公開日 平成26年3月20日(2014.3.20)
優先権データ
  • 特願2012-199412 (2012.9.11) JP
発明者
  • 井上 聡
  • 池田 和博
  • 伊地知 暢広
  • 重川 崇
  • 津田 均
  • 宮崎 利明
出願人
  • 学校法人 埼玉医科大学
発明の名称 EBAG9に対するモノクローナル抗体、及びハイブリドーマ、並びにEBAG9に対するモノクローナル抗体の利用 NEW
発明の概要 免疫原として、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドをマウスに投与する工程と、前記マウスから抗体産生細胞を回収する工程と、前記抗体産生細胞とミエローマとを細胞融合し、ハイブリドーマを調製する工程と、前記ハイブリドーマが産生する抗体と、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドとを接触させ、前記配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドに結合する抗体を産生するハイブリドーマを選択する工程と、前記選択されたハイブリドーマが産生する抗体を回収する工程とを含む方法により得られるEBAG9に対するモノクローナル抗体等である。
従来技術、競合技術の概要


乳癌は、40歳以上の女性に多く、日本においても増加の傾向にある。前記乳癌は、エストロゲン受容体陽性のものが多く、抗エストロゲン剤等の内分泌療法薬を用いた内分泌療法が奏功することが知られている。しかしながら、乳癌の中には、治療過程において、内分泌療法薬に対する抵抗性(耐性)を獲得するものが多く、予後不良となるため問題となっている。そのため、内分泌療法薬に対する耐性を獲得する乳癌か否かを早期に診断することを可能とする技術が求められている。



EBAG9(Estrogen receptor-binding fragment associated gene 9)は、エストロゲン応答遺伝子として単離され、その後の研究で、癌細胞の糖鎖修飾に関与し、免疫系からの回避に関与することが明らかにされている。また、EBAG9は、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、肝癌、腎癌、膀胱癌、精巣腫瘍、脳腫瘍、子宮癌、甲状腺癌、胆嚢癌、胆管癌、膵癌、大腸癌、胃癌、食道癌、肺癌、喉咽頭癌、扁平上皮癌、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、ページェット病での発現が報告されており、癌の進展、転移に関わると考えられている。



これまでに、免疫原として、前記EBAG9の全長を用いて、EBAG9に対するポリクローナル抗体を作製し、前記ポリクローナル抗体と乳癌サンプルとを用いた免疫染色法による解析が行われている(例えば、非特許文献1参照)。前記解析では、EBAG9の免疫染色性は、エストロゲン受容体の免疫染色性と相関すること、並びに腫瘍組織内へのCD3陽性T細胞の浸潤の減少と相関することが示されている。しかしながら、内分泌療法薬に対する耐性を獲得する乳癌か否か等の乳癌の予後との関係は、解明されていない。



したがって、内分泌療法薬に対する耐性を獲得する乳癌か否かを早期に診断することを可能とする技術は未だ開発されておらず、その速やかな開発が強く求められている。



また、上述のようにEBAG9は、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、肝癌、腎癌、膀胱癌、精巣腫瘍、脳腫瘍、子宮癌、甲状腺癌、胆嚢癌、胆管癌、膵癌、大腸癌、胃癌、食道癌、肺癌、喉咽頭癌、扁平上皮癌、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、ページェット病での発現が報告されており、EBAG9に対する抗体が癌の予防乃至治療に有効となり得ると考えられるものの、未だそのような抗体は提供されていない。

産業上の利用分野


本発明は、EBAG9に対するモノクローナル抗体、前記EBAG9に対するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ、前記EBAG9に対するモノクローナル抗体を用いた内分泌療法薬耐性乳癌の予測方法、前記EBAG9に対するモノクローナル抗体を含む内分泌療法薬耐性乳癌の予測用診断薬又はキット、前記EBAG9に対するモノクローナル抗体を含む腫瘍増殖抑制剤、前記EBAG9に対するモノクローナル抗体を含む癌転移抑制剤、並びに、前記腫瘍増殖抑制剤及び前記癌転移抑制剤の少なくともいずれかを含む医薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
免疫原として、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドをマウスに投与する工程と、
前記マウスから抗体産生細胞を回収する工程と、
前記抗体産生細胞とミエローマとを細胞融合し、ハイブリドーマを調製する工程と、
前記ハイブリドーマが産生する抗体と、配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドとを接触させ、前記配列番号1に記載のアミノ酸配列を含み、EBAG9タンパク質の全長のアミノ酸配列は含まないポリペプチドに結合する抗体を産生するハイブリドーマを選択する工程と、
前記選択されたハイブリドーマが産生する抗体を回収する工程とを含む方法により得られることを特徴とするEBAG9に対するモノクローナル抗体。

【請求項2】
エピトープが、配列番号13に記載のアミノ酸配列内にあることを特徴とするEBAG9に対するモノクローナル抗体。

【請求項3】
請求項1から2のいずれかに記載のEBAG9に対するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマであって、受託番号:NITE BP-01406であることを特徴とするハイブリドーマ。

【請求項4】
被検体由来の試料中におけるEBAG9を請求項1から2のいずれかに記載のEBAG9に対するモノクローナル抗体を用いて測定する工程と、
前記測定結果を指標として、内分泌療法薬に耐性を有する乳癌か否かを評価する工程とを含むことを特徴とする内分泌療法薬耐性乳癌の予測方法。

【請求項5】
請求項1から2のいずれかに記載のEBAG9に対するモノクローナル抗体を含むことを特徴とする内分泌療法薬耐性乳癌の予測用診断薬又はキット。

【請求項6】
請求項1から2のいずれかに記載のEBAG9に対するモノクローナル抗体を含むことを特徴とする腫瘍増殖抑制剤。

【請求項7】
請求項1から2のいずれかに記載のEBAG9に対するモノクローナル抗体を含むことを特徴とする癌転移抑制剤。

【請求項8】
請求項6に記載の腫瘍増殖抑制剤、及び請求項7に記載の癌転移抑制剤の少なくともいずれかを含むことを特徴とする医薬。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2014535562thum.jpg
出願権利状態 公開


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