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ステント、当該ステントを消化管に留置する方法

国内特許コード P160013564
整理番号 S2015-0911-N0
掲載日 2016年12月21日
出願番号 特願2015-068742
公開番号 特開2016-187436
出願日 平成27年3月30日(2015.3.30)
公開日 平成28年11月4日(2016.11.4)
発明者
  • 仲瀬 裕志
  • 樋口 浩和
出願人
  • 国立大学法人京都大学
発明の名称 ステント、当該ステントを消化管に留置する方法
発明の概要 【課題】消化管に炎症が生じることを防止可能であるとともに、消化管における再狭窄のリスクを低減可能なステントを提供する。
【解決手段】本発明のステント1は、消化管8に留置されるものであって、筒体2と、編目状のストラット3とを備える。筒体2は、生分解性高分子シートから形成されるものであって、両端に開口を有する。編目状のストラット3は、生分解生線材から形成されるものであって、筒体2の内面に積層される。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


近年、我が国における炎症性腸疾患の患者が増加しており、特に潰瘍性大腸炎の患者の数は世界で2番目に多い数となっている。このような患者は、消化管狭窄を発生させる虞れがあり、この消化管狭窄が生じた場合には、内視鏡で消化管を拡張する措置が取られる。しかしながら、内視鏡は一時的な開通性(パテンシー:patency)を維持するものにすぎず、また、内視鏡による拡張で消化管に炎症が生じる虞れがある。そこで、一定期間、拡張径・拡張圧を維持可能なステントが使用されており、このようなステントの例として、編目状の金属ステントがある(例えば特許文献1)。しかしながら、該編目状の金属ステントは、悪性疾患に伴う悪性消化管狭窄には適用されていたものの、手術による合部狭窄やクローン病等を原因とする良性消化管狭窄には適用されていなかった。つまり、編目状の金属ステントを消化管に留置する場合には、ステントの編目が消化管の粘膜を挟み込むことで、粘膜の蠕動に伴い粘膜に炎症が生じたり、金属ステントの永久留置で再狭窄が生じる虞れがある。悪性消化管狭窄では、これらの問題よりも患者の生命を救済することが優先されることで適用があったものの、良性消化管狭窄では、上記の問題が重大視されることで適用がなかった。

産業上の利用分野


本発明は、消化管に留置されるステント、及び当該ステントを消化管に留置する方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
消化管に留置されるステントであって、
生分解性高分子シートから形成されて、両端に開口を有する筒体と、
生分解生線材から形成されて、前記筒体の内面に積層される編目状のストラットとを備えるステント。

【請求項2】
前記生分解性高分子シートは、セルロース誘導体からなる請求項1に記載のステント。

【請求項3】
前記生分解生線材は、消化管内でイオン化して分解されるマグネシウム又はマグネシウム合金からなる請求項1又は2に記載のステント。

【請求項4】
前記筒体の両端部は、前記筒体の開口周りに並ぶ複数の切片に分割されており、
前記複数の切片は、前記筒体の外側に突出する輪状を呈する請求項1乃至3のいずれかに記載のステント。

【請求項5】
請求項4に記載のステントを消化管に留置する方法であって、
前記生分解性高分子シートの両端部に、切れ込みを間隔をあけて形成することで、前記生分解性高分子シートの両端部を、前記複数の切片に分割するステップと、
前記生分解性高分子シートに前記網目状のストラットを積層するステップと、
前記生分解性高分子シートと前記ストラットとの積層体を筒状に湾曲させることで、両端が開口する前記筒体を形成するとともに、前記筒体の内面に前記ストラットが積層され、前記筒体の開口周りに前記複数の切片が並ぶ状態を形成するステップと、
前記複数の切片を前記筒体の外側に向けて巻き返すことで、前記複数の切片を、前記筒体の外側に突出する輪状とするステップと、
輪状とされた前記複数の切片を前記筒体の内側に向けて引き返すことで、前記複数の切片を伸展させるステップと、
前記複数の切片が伸展された状態で、前記筒体及び前記ストラットからなる筒状の積層体を内視鏡のチューブに挿入するステップと、
前記内視鏡のチューブが前記消化管内に挿入された状態で、前記内視鏡のチューブから前記筒状の積層体を出して、前記筒状の積層体を前記消化管に留置させるステップとを備え、
前記筒状の積層体が前記消化管に留置された際には、前記筒体を構成する前記生分解性高分子シートが形状記憶性を有することで、前記複数の切片が前記筒体の外側に突出する輪状に復帰する留置方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015068742thum.jpg
出願権利状態 公開
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