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情報提供システム、情報提供方法及びプログラム

国内特許コード P160013572
整理番号 S2015-0889-N0
掲載日 2016年12月28日
出願番号 特願2015-079937
公開番号 特開2016-200933
出願日 平成27年4月9日(2015.4.9)
公開日 平成28年12月1日(2016.12.1)
発明者
  • 石原田 秀一
  • 福元 茂
出願人
  • 国立大学法人 鹿児島大学
  • 株式会社福元技研
発明の名称 情報提供システム、情報提供方法及びプログラム
発明の概要 【課題】需要家で消費される消費電力のうち、発電種別毎の電力の比率を定量的かつ簡易な方法で確認する。
【解決手段】収集部10は、複数種類の発電方法各々で発電される電力の時系列情報を、発電家情報サーバ1Aから収集する。収集部11は、需要家2における消費電力の時系列情報を、通信ネットワーク6を介して発電家情報サーバ2Aから収集する。情報生成部12は、収集部10で収集された発電電力の時系列情報と、収集部11で収集された消費電力の時系列情報とに基づいて、需要家2で消費された一定時間当たりの電力量の発電方法毎の比率に関する情報を生成する。情報提供部13は、情報生成部12で生成され需要家2で消費された消費電力量の発電方法毎の比率に関する情報をユーザ端末7に提供する。
【選択図】図8
従来技術、競合技術の概要


2005年4月以降、既存の大手電力会社(例えば東京電力又は九州電力など)である一般電気事業者とは別の特定規模電気事業者(新電力、PPS;Power Producer and Supplier)が、契約電力50kW以上の需要家に対して、一般電気事業者が有する送電網を介して電力供給を行えるようになった。新電力から供給される電力は、一般電気事業者より一般的に安価であるため、多くの需要家が新電力から電力供給を受けている。2015年4月現在では、650社を超える新電力が存在している。2016年春の小口需要家の市場への開放を前に、現在では大口需要家の新電力ビジネスが盛況となっている。電力の市場は約20兆円と言われている。九州電力等の一般電気事業者10社、特定規模電気事業者約650社がしのぎを削って価格競争を行っている。



新電力は、種々の方法で発電を行う複数の発電機から供給される電力又は卸電力市場から購入した電力を、送電網を介して、需要家に供給している。新電力の登場により、電力会社の送電網を流れる電力は、種々のエネルギー源(複数種類の発電方式)によって発電された電力が入り混じったものとなっており、送電網を流れる電力における発電種別毎の電力比率は、時間的に変動している。需要家は、新電力との契約により、複数種類の発電方式で発電された電力が入り混じったものの中から、契約電力分の電力供給を受けている。



新電力の登場により、需要家が電力を選ぶ時代が到来している。新電力を含めどのような電力会社を選択するかは、需要家の方針によって決めることができる。例えば、電力の完全な安定供給を希望する需要家もいれば、少しでも安い電力を求めて火力発電あるいは原子力発電による電力を希望する需要家もいる。また、原発反対という理由のため、太陽光発電又は再生可能エネルギーで発電された電力を希望する需要家もいる。また、CO2排出反対という理由のため、再生可能エネルギーを希望する需要家もいる。再生可能エネルギーで発電された電力を好んで消費したいとする需要家は、ある一定割合存在する。



一方で、新電力は、自由競争に勝つために、需要家の様々な要求に応えるべく、他の業者と様々な差別化を図っている。例えば、発電種別にはこだわらず、原子力発電又は火力発電により、安定的かつ安価に供給される電力を主力商品として扱っている新電力もある。



逆に、主として太陽光又は風力の再生可能エネルギーで発電した電力を主力商品として扱っている新電力も現れている。しかしながら、太陽光や風力などの自然エネルギーについては、発電量が自然任せとなり、供給される電力及び発電種別毎の電力比率の時間変動が大きくなるため、常に、自然エネルギーだけで需要家に対して24時間365日100%の電力供給を行うことは容易ではない。再生可能エネルギーのみによる電力供給は事実上不可能であり、再生可能エネルギーの比率は、全エネルギーの20%~30%というのが限界となっている。このため、需要家に再生可能エネルギーを利用したいという要求があっても、結局のところ、需要家は、他のエネルギーにより発電された電力も使用せざるを得ない。



新電力は、どのような発電方法で発電された電力をどの程度供給しているかを開示しているので、需要家は、新電力から電力を購入した場合には、供給される電力がどのような発電方法で発電されているのかを確認することはできる。しかしながら、供給される電力の変動量や発電方法の種別毎の発電比率を需要家が確認するのは現状では困難である。



そうした中、消費電力における発電種別毎の電力の割合を確認したいとする需要家が現れている。例えば、低価格を第一の価値とせず、エコに貢献していることを第一の価値とし、再生可能エネルギーを利用した電力を利用していることを開示することで企業価値を高めることができるからである。例えば、発光ダイオードを照明装置として用いた野菜工場などでは、自然エネルギーで賄われている電力比率が高いことが、企業イメージの向上につながる。需要家の要求に応えるべく、発電方法の種別の消費電力に占める割合を表示することができる表示システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。

産業上の利用分野


本発明は、情報提供システム、情報提供方法及びプログラムに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
特定規模電気事業者と需要家との契約及び特定規模電気事業者と発電種別がそれぞれ異なる複数の発電家との契約により、前記各発電家から前記需要家に供給される電力の発電種別毎の比率に関する情報を提供する情報提供システムであって、
前記各発電家における発電電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第1の収集部と、
前記需要家における消費電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第2の収集部と、
前記第1の収集部で収集された発電電力に関する時系列情報と、前記第2の収集部で収集された消費電力に関する時系列情報とに基づいて、前記需要家で消費された消費電力の発電種別毎の比率に関する情報を生成する情報生成部と、
前記情報生成部で生成された前記各発電家から前記需要家で消費された消費電力の発電種別毎の比率に関する情報を外部に提供する情報提供部と、
を備える情報提供システム。

【請求項2】
前記発電家には、
再生可能エネルギーを用いて発電を行う発電家が含まれる、
請求項1に記載の情報提供システム。

【請求項3】
前記各発電家から前記需要家に供給される電力には、
前記特定規模電気事業者が卸電力市場から購入した電力が含まれ、
前記第1の収集部は、
卸電力市場から仕入れた電力が、複数種類の発電方法で発電された電力が混在している場合には、当該電力を発電種別が不明な電力として、発電電力に関する時系列情報を収集し、
卸電力市場から仕入れた電力の発電種別が指定されている場合には、当該電力を指定された発電種別の電力として、発電電力に関する時系列情報を収集する、
請求項1又は2に記載の情報提供システム。

【請求項4】
前記各発電家で発電される電力を計測する発電電力計測部と、
前記発電電力計測部で計測された発電電力に基づいて、前記発電電力の発電種別毎の時系列情報を生成し、記録する発電電力記録部と、
を備え、
前記第1の収集部は、前記発電電力記録部から、前記発電電力の発電種別毎の時系列情報を収集する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供システム。

【請求項5】
需要家が消費する消費電力を計測する消費電力計測部と、
前記消費電力計測部で計測された前記需要家における消費電力の時系列情報を生成し、記録する消費電力記録部と、
を備え、
前記第2の収集部は、前記消費電力記録部から、前記需要家における消費電力の時系列情報を収集する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供システム。

【請求項6】
特定規模電気事業者と需要家との契約及び特定規模電気事業者と発電種別がそれぞれ異なる複数の発電家との契約により、前記各発電家から前記需要家に供給される電力の発電種別毎の比率に関する情報を提供する情報提供方法であって、
前記各発電家における発電電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第1の収集ステップと、
前記需要家における消費電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第2の収集ステップと、
前記第1の収集ステップで収集された発電電力に関する時系列情報と、前記第2の収集ステップで収集された消費電力に関する時系列情報とに基づいて、前記需要家で消費された消費電力の発電種別毎の比率に関する情報を生成する情報生成ステップと、
前記情報生成ステップで生成された前記各発電家から前記需要家で消費された消費電力に関する発電種別毎の比率に関する情報を外部に提供する情報提供ステップと、
を含む情報提供方法。

【請求項7】
特定規模電気事業者と需要家との契約及び特定規模電気事業者と発電種別がそれぞれ異なる複数の発電家との契約により、前記各発電家から前記需要家に供給される電力の発電種別毎の比率に関する情報を提供するコンピュータを、
前記各発電家における発電電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第1の収集部、
前記需要家における消費電力に関する時系列情報を、通信ネットワークを介して収集する第2の収集部、
前記第1の収集部で収集された発電電力に関する時系列情報と、前記第2の収集部で収集された消費電力に関する時系列情報とに基づいて、前記需要家で消費された消費電力の発電種別毎の比率に関する情報を生成する情報生成部、
前記情報生成部で生成された前記各発電家から前記需要家で消費された消費電力に関する発電種別毎の比率に関する情報を外部に提供する情報提供部、
として機能させるプログラム。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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