TOP > 国内特許検索 > 抗がん剤

抗がん剤 NEW

国内特許コード P170013603
整理番号 S2015-1415-N0
掲載日 2017年1月13日
出願番号 特願2015-085850
公開番号 特開2016-204289
出願日 平成27年4月20日(2015.4.20)
公開日 平成28年12月8日(2016.12.8)
発明者
  • 倉部 誠也
  • 椙村 春彦
出願人
  • 国立大学法人浜松医科大学
発明の名称 抗がん剤 NEW
発明の概要 【課題】本発明は、副作用が全くなく、安全にがんの治療や予防に使用できる抗がん剤を提供することを課題とする。
【解決手段】下記式(1)で表されるフォスファチジルコリン及び下記式(2)で表されるフォスファチジルコリンからなる群より選択される1種以上を有効成分とすることを特徴とする、抗がん剤。
[化1]



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


胃がんは、日本において死亡率が肺がんについで2番目に高く、年間11万人(男性1位、女性3位)が罹患している。胃がんに対する従来の抗がん剤としては、TS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)、CDDP(シスプラチン)、CPT-11(イリノテカン)、TXL(パクリタキセル)等がある。しかし、これら化学療法では、骨髄細胞抑制によって白血球数や血小板の減少や、貧血が引き起こされ、さらに消化器系の副作用として悪心や嘔吐、下痢、口内炎等が生じる。これらの副作用に加えて、薬剤によっては高頻度に脱毛をきたすこともあり、どれも患者にはとって優しいものではない。その他、分子標的薬として、胃がんではハーセプチンが最近使用されているが、ハーセプチンについても、悪寒、頭痛、発熱、悪心、下痢の他、重度の場合は心不全、アナフィラキシー様症状、肺障害の重篤な副作用(気管支痙攣、重度の血圧低下、急性呼吸促迫症候群等)が報告されている。従って、究極的には抗がん作用を保持し、かつ副作用の全くない抗がん剤の開発が切望される。



一方で、動物の生体内に多く存在し、細胞膜の重要な構成成分であるリン脂質として、フォスファチジルコリン(PC)がある。組織内のPC量と、細胞増殖やがん化の関係について、幾つか報告されている。例えば、非特許文献1には、甲状腺乳頭がん患者より摘出した甲状腺について、イメージング質量顕微鏡(Ultraflex II TOF/TOF; Bruker Daltonics)を用いてPCの含有量を調べたところ、正常部位に比べてがん部位ではPC-34:2〔PC(16:0/18:2)〕が多かったことが報告されている。また、非特許文献2には、マウス胎児皮膚由来の培養細胞株NIH3T3細胞において、PC-36:4〔PC(16:0/20:4)〕がAktのSer473のリン酸化を抑制し、Aktの活性化抑制及び細胞増殖抑制を引き起こすことが報告されている。

産業上の利用分野


本発明は、副作用が全くなく、安全にがんの治療や予防に使用できる抗がん剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
下記式(1)で表されるフォスファチジルコリン及び下記式(2)で表されるフォスファチジルコリンからなる群より選択される1種以上を有効成分とすることを特徴とする、抗がん剤。
【化1】



【請求項2】
消化管がんの治療又は予防に用いられる、請求項1に記載の抗がん剤。

【請求項3】
胃がんの治療又は予防に用いられる、請求項1に記載の抗がん剤。

【請求項4】
がん組織又はがん化が疑われる組織に直接噴霧又は塗布される、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗がん剤。

【請求項5】
経口投与される、請求項1~3のいずれか一項に記載の抗がん剤。

【請求項6】
前記フォスファチジルコリンがミセル又はリポソームを形成している、請求項1~5のいずれか一項に記載の抗がん剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
特許の内容に興味を持たれた方、ライセンスをご希望の方は、下記「問合せ先」までお問い合わせください。


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close