TOP > 国内特許検索 > 軟骨変性抑制剤および変形性関節症抑制剤

軟骨変性抑制剤および変形性関節症抑制剤

国内特許コード P170013646
整理番号 14063
掲載日 2017年1月25日
出願番号 特願2014-265992
公開番号 特開2016-124813
出願日 平成26年12月26日(2014.12.26)
公開日 平成28年7月11日(2016.7.11)
発明者
  • 中佐 智幸
  • 石川 正和
  • 越智 光夫
出願人
  • 国立大学法人広島大学
発明の名称 軟骨変性抑制剤および変形性関節症抑制剤
発明の概要 【課題】安全で低浸襲に関節破壊を抑制することができる軟骨変性抑制剤および変形性関節症抑制剤を提供する。
【解決手段】軟骨変性抑制剤は、カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤を含む。この場合、前記カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤は、オルセゲパントであってもよい。あるいは、前記カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤は、カルシトニン遺伝子関連ペプチド抗体であってもよい。また、変形性関節症抑制剤は、カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤を含む。
【選択図】図7
従来技術、競合技術の概要


関節破壊をきたす代表的な疾患である変形性関節症(OA)は、はかり知れない苦痛と運動機能障害をもたらす。日本では、総人口125,000万人のうちOAの患者数は1,200万人であって、要治療者は700万人と言われている。しかし、OAの原因は解明されておらず、OAの進行を防ぐ薬剤は存在しない。このため、OAの進行例に対して人工関節置換術などの手術療法を行っているのが現状である。また、OAに対する保存療法として、筋力訓練および可動域訓練といったリハビリテーション、温熱治療などの物理療法、装具療法、ヒアルロン酸の関節内投与、各種消炎鎮痛剤の投与が行われている。原発性のOAだけでなく、半月板損傷または切除後、あるいは外傷後においてもOAは発生する。さらに、これからの高齢化社会を考えると対象となる患者数は相当数になると考えられる。



関節軟骨は一旦損傷すると自己修復することができない。したがって、これまで、軟骨に焦点をあてた研究が多くなされてきた。その一方で、軟骨を支える軟骨下骨の重要性が認識されてきている。軟骨下骨は、軟骨の恒常性に重要な役割を担っている。軟骨下骨の変化が軟骨変性に影響を与えているという報告もある。実際のOA患者では、OAの進行により軟骨下骨の骨硬化および骨棘形成といった変化がみられる。初期のOAでは、まず軟骨下骨の骨硬化がみられる。



近年、感覚神経が骨代謝を制御していることが明らかとなった。神経ペプチドであるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide;CGRP)は、骨芽細胞分化・増殖の促進、破骨細胞分化の抑制に重要な役割を担うことが示されている。CGRPの発現は、疼痛において増加し、OAの疼痛にも重要な役割を担うことが示されている。



非特許文献1には、CGRP抗体を投与したOAモデルラットを用いたOAにおける疼痛に関する研究が開示されている。また、OAでの軟骨下骨の変化を制御することで、OAの進行を抑制するという試みが報告されている。例えば、非特許文献2には、骨粗鬆症治療薬であるビスフォスフォネートを、実際にOAの患者に投与した臨床試験の結果が開示されている。

産業上の利用分野


本発明は、軟骨変性抑制剤および変形性関節症抑制剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤を含む、
軟骨変性抑制剤。

【請求項2】
前記カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤は、
オルセゲパントである、
請求項1に記載の軟骨変性抑制剤。

【請求項3】
前記カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤は、
カルシトニン遺伝子関連ペプチド抗体である、
請求項1に記載の軟骨変性抑制剤。

【請求項4】
カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗剤を含む、
変形性関節症抑制剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

JP2014265992thum.jpg
出願権利状態 公開


PAGE TOP

close
close
close
close
close
close
close