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薬剤徐放デバイス

国内特許コード P170013669
整理番号 S2015-0901-N0
掲載日 2017年2月1日
出願番号 特願2015-110747
公開番号 特開2016-222595
出願日 平成27年5月29日(2015.5.29)
公開日 平成28年12月28日(2016.12.28)
発明者
  • 梶 弘和
  • 近藤 太郎
  • ジャレ カシュクリ ネジャド
  • 永井 展裕
  • 阿部 俊明
出願人
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 薬剤徐放デバイス
発明の概要 【課題】本発明は、長期間の徐放や局所的な徐放を可能とし、かつ低浸襲に体内に留置することを可能とする新たなドラッグデリバリーシステム(DDS)を提供することを目的とする。
【解決手段】薬物を含浸させた徐放性担体が包埋された高分子シートを含んでなる、薬物徐放デバイス。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


近年のバイオ医薬品の研究開発の進歩に伴い、多くのタンパク質製剤や核酸医薬品が開発され、従来では治療が困難であった様々な疾患の治療に利用されている。しかし、タンパク質製剤は分子量が非常に大きく、消化管で分解されてしまうために経口摂取することができない。また、核酸医薬品の場合は短時間のうちに酵素により分解されてしまう。そのため、バイオ医薬品においては患部への送達方法が課題として存在している。



また、生活習慣病など慢性的に病気を抱えながら生きていかなければならない場合や、長期療養を必要とする疾患、消耗の激しい疾患においては患者への侵襲が激しい治療を継続することにより社会的にみて「人間らしい生活」が実現されない。そのため、医学的・社会学的観点からQOL(Quality of life)の向上が求められている。



これら様々な要因から、薬剤を効率的に患部に送達でき、長期間使用可能なドラッグデリバリーシステム(DDS)が注目を集めている。



これまでに様々な形態のDDSが開発されており、例えば、DDS微粒子、DDSシート等が挙げられる。



DDS微粒子は、生体分解性の高分子からなる微粒子に薬剤を封入してなり、注射針によって血管内に送達することができるために消化管での吸収率が低い薬剤、消化管で分解されてしまうようなタンパク質製剤や核酸医薬品の送達に有効に利用することができる(非特許文献1-3)。しかしながら、DDS微粒子は患部への集積方法が限られているため、局所徐放性が低いという問題がある。また、投与後の初期バーストにより一定速度の薬剤放出を維持することができない場合があり、血中・組織中濃度の制御が必要な薬物には使用することができない。さらに、長期間の徐放が難しく、継続的に投与する必要があるなどの課題を有する。



DDSシートは、生体分解性の高分子からなるシートに薬剤を搭載してなり、患部に直接貼り付ける(体内留置する)ことができるため、局所徐放性に非常に優れており、薬剤を無駄なく治療に使用することを可能とし、徐放の長期化が可能である(非特許文献4-6)。また、患部以外に薬剤が送達されにくいため、副作用を最小限に抑えることができる。しかしながら、DDSシートは、シート内に複数の薬剤を封入することが難しく、また、体内留置に際して切開・縫合等の手術を要するため、投与する際の侵襲性が高いという課題を有する。



したがって、当該分野においては依然として、長期間の徐放や局所的な徐放を可能とし、かつ低浸襲に体内に留置することが可能なDDSが切望されている。

産業上の利用分野


本発明は、長期間の徐放や局所的な徐放を可能とし、かつ低浸襲に体内に留置することを可能とするドラッグデリバリーシステム(DDS)に関する。



より詳細には、本発明は、薬物を含浸させた徐放性担体が包埋された高分子シートを含んでなる薬物徐放デバイスに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
薬物を含浸させた徐放性担体が包埋された高分子シートを含んでなる、薬物徐放デバイス。

【請求項2】
徐放性担体がコラーゲンである、請求項1に記載の薬物徐放デバイス。

【請求項3】
コラーゲンがコラーゲン微粒子の形態である、請求項2に記載の薬物徐放デバイス。

【請求項4】
高分子シートがポリエチレングリコールからなる、請求項1~3のいずれか1項に記載の薬物徐放デバイス。

【請求項5】
ポリエチレングリコールが、ポリエチレングリコールジメタクリレート(PEGDM)、ポリエチレングリコールメタクリレート(PEGMA)およびポリエチレングリコールジアクリレート(PEGDA)からなる群から選択される、請求項4に記載の薬物徐放デバイス。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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