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未分化細胞のアポトーシス誘導剤 UPDATE 新技術説明会

国内特許コード P170013672
整理番号 S2015-0949-N0
掲載日 2017年2月1日
出願番号 特願2015-102175
公開番号 特開2016-216387
出願日 平成27年5月19日(2015.5.19)
公開日 平成28年12月22日(2016.12.22)
発明者
  • 加藤 晃一
  • 矢木 宏和
  • 山口 拓実
  • ヤン ゲンエイ
出願人
  • 公立大学法人名古屋市立大学
  • 大学共同利用機関法人自然科学研究機構
発明の名称 未分化細胞のアポトーシス誘導剤 UPDATE 新技術説明会
発明の概要 【課題】未分化細胞に対して特異的ないし選択的に細胞死を誘導する技術を提供し、細胞医療の更なる発展、及び新たな細胞医療の実現に貢献することを課題とする。
【解決手段】
Lewis X型糖鎖がスペーサーを介してアシル鎖に連結した構造のネオ糖脂質からなる、未分化細胞のアポトーシス誘導剤が提供される。
【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


神経幹細胞は高い自己複製能と分化能を併せ持つ神経系の未分化細胞である。近年、パーキンソン病などの難治性疾患の治療に神経幹細胞を利用すること(細胞医療)が試みられている。こうした治療を行うためには、移植に用いる神経幹細胞の分化過程を正確に制御する必要がある。特に、移植後に未分化細胞が残存することは、細胞の異常増殖に伴う細胞隗の形成等の問題を引き起こすおそれがあり、癌化のリスクも伴う。



一方、細胞医療の一つとして、iPS細胞や間葉系幹細胞(例えば骨髄由来、脂肪組織由来)等を利用した再生医療の実現に向けた研究・開発が世界的規模で進行している。このような再生医療では、利用する細胞の分化能が高く、そのまま移植すると癌化のリスクが高いことから、通常は予め生体外で特定の細胞系譜に沿って分化誘導して得られた細胞(即ち、分化細胞)又はそれを含有する組成物を移植に供する。十分に分化していない細胞(未分化細胞)が移植材料中に混在することは、移植に伴う塞栓の形成や意図しない細胞が移植後に出現すること、或いはがん化等の問題を引き起こす可能性があり、治療成績や安全性に多大な影響を及ぼす。
尚、本願で開示する化合物(ネオ糖脂質)の構造と一部において共通する化合物が報告されている(非特許文献1)。

産業上の利用分野


本発明は新規ネオ糖脂質及びその用途に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
Lewis X型糖鎖がスペーサーを介してアシル鎖に連結した構造のネオ糖脂質からなる、未分化細胞のアポトーシス誘導剤。

【請求項2】
アシル鎖の炭素数が16~24である、請求項1に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項3】
アシル鎖の炭素数が16~20である、請求項1に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項4】
未分化細胞が神経幹細胞であり、アシル鎖の炭素数が18である、請求項1に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項5】
神経幹細胞の移植を受けた個体に投与されることになる、請求項4に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項6】
脳腫瘍を標的として個体に投与されることになる、請求項4に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項7】
スペーサーが、1~10個の構成単位が連結した構造を有し、各構成単位が、独立して、糖、アミノ酸、核酸、メチレン鎖及びエチレングリコール鎖からなる群より選択されるいずれかの分子からなる、請求項1~6のいずれか一項に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項8】
スペーサーが、2~6個の構成単位が連結した構造からなる、請求項7に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項9】
スペーサーが、Lewis X構造側に配置される単糖又はオリゴ糖と、アシル鎖側に配置されるアルキル鎖が連結した構造からなる、請求項1~6のいずれか一項に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項10】
オリゴ糖がラクトースである、請求項9に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項11】
アルキル鎖がアミノエチル基又はヒドロキシエチル基である、請求項9又は10に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項12】
スペーサーが、Lewis X構造側に配置されるラクトースと、アシル鎖側に配置されるアミノエチル基が連結した構造からなる、請求項1~6のいずれか一項に記載のアポトーシス誘導剤。

【請求項13】
ネオ糖脂質の構造が下記の化学式で表される、請求項1に記載のアポトーシス誘導剤。
【化3】



【請求項14】
以下のステップ(1)及び(2)を含む、分化細胞の調製方法:
(1)特定の細胞系譜に沿った分化を誘導する条件下で未分化細胞を培養するステップ;
(2)請求項1~13のいずれか一項に記載のアポトーシス誘導剤の存在下で培養を継続するステップ。

【請求項15】
以下のステップ(i)を含む、分化細胞の調製方法:
(i)未分化細胞と分化細胞が混在する試料を請求項1~13のいずれか一項に記載のアポトーシス誘導剤の存在下で培養するステップ。

【請求項16】
以下のステップ(3)を更に含む、請求項14又は15に記載の調製方法:
(3)分化細胞を回収するステップ。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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