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IL-6産生抑制作用を有する非下痢原性分散接着性大腸菌及びその利用 UPDATE

国内特許コード P170013684
整理番号 S2015-1645-N0
掲載日 2017年2月2日
出願番号 特願2015-121127
公開番号 特開2017-000126
出願日 平成27年6月16日(2015.6.16)
公開日 平成29年1月5日(2017.1.5)
発明者
  • 西川 禎一
出願人
  • 公立大学法人大阪市立大学
発明の名称 IL-6産生抑制作用を有する非下痢原性分散接着性大腸菌及びその利用 UPDATE
発明の概要 【課題】腸管の炎症、特に炎症性腸疾患の予防又は治療に有用なプロバイオティクスを提供することを課題とする。
【解決手段】上皮細胞のインターロイキン6産生を抑制する作用を有する、非下痢原性分散接着性大腸菌を見出して、上記の課題を解決する。
【選択図】図2
従来技術、競合技術の概要


炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)は、主に消化管に原因不明の炎症が起こる慢性疾患であるが、近年、IBDの患者数が増加している。IBDはクローン病及び潰瘍性大腸炎の2種に分けられるが、いずれの疾患も活動期において腸管粘膜のIL-6産生が亢進しており、疾患との関連を示唆する報告がなされている。



IBDの治療では、ステロイドなどの抗炎症剤、抗生物質、免疫抑制剤などが用いられるが、これらの薬剤では、アレルギーや免疫機能低下などの副作用が懸念される。一方、より自然な作用機構による治療のアプローチとして、プロバイオティクスが注目されている。プロバイオティクスは、腸内フローラのバランスを改善することにより、腸内感染の予防、免疫力の向上など有益な作用をもたらす微生物として定義され、乳酸菌やビフィズス菌が知られている。インビトロの試験では、プロバイオティクスにより、病原性微生物による炎症誘導を抑制できたことが報告されている。

産業上の利用分野


本発明は、上皮細胞のインターロイキン6(IL-6)産生を抑制する作用を有する非下痢原性分散接着性大腸菌に関する。また、本発明は、その大腸菌を有効成分とする上皮細胞のIL-6産生抑制剤及び炎症性腸疾患の予防又は治療剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
上皮細胞のインターロイキン6(IL-6)産生を抑制する作用を有する、非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項2】
上皮細胞のインターロイキン8(IL-8)産生を抑制する作用をさらに有する、請求項1に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項3】
非線毛性接着因子遺伝子を有する、請求項1又は2に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項4】
べん毛を有し、運動性のある、請求項1~3のいずれか1項に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項5】
上皮細胞のIL-6産生が、細菌、菌体成分、炎症性サイトカイン及び起炎性化学物質の少なくとも1種による上皮細胞の刺激によって生じるものである、請求項1~4のいずれか1項に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項6】
独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センターに受領番号NITE AP-02049で受領された大腸菌SK1144である、請求項1~5のいずれか1項に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌。

【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌を有効成分とする、上皮細胞のIL-6産生抑制剤。

【請求項8】
上皮細胞が、腸管上皮細胞である、請求項7に記載のIL-6産生抑制剤。

【請求項9】
上皮細胞のIL-8産生を抑制する作用をさらに有する、請求項7又は8に記載のIL-6産生抑制剤。

【請求項10】
請求項1~6のいずれか1項に記載の非下痢原性分散接着性大腸菌を有効成分とする、炎症性腸疾患の予防又は治療剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015121127thum.jpg
出願権利状態 公開


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