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嚥下障害の治療薬 UPDATE

国内特許コード P170013742
整理番号 (S2013-0885-N0)
掲載日 2017年3月14日
出願番号 特願2015-515849
出願日 平成26年4月28日(2014.4.28)
国際出願番号 JP2014061821
国際公開番号 WO2014181724
国際出願日 平成26年4月28日(2014.4.28)
国際公開日 平成26年11月13日(2014.11.13)
優先権データ
  • 特願2013-100119 (2013.5.10) JP
  • 特願2014-016749 (2014.1.31) JP
発明者
  • 武田 憲昭
  • 陣内 自治
出願人
  • 国立大学法人徳島大学
発明の名称 嚥下障害の治療薬 UPDATE
発明の概要 飲食物自体の物性を変化させることや、食事と同時又はその前後に刺激性のある物質を服用することなしに、嚥下障害を改善する手段を提供することを目的とする。
TRPV1作動剤を含み、外耳道に適用するように用いられる、嚥下障害の治療薬が提供される。
従来技術、競合技術の概要


嚥下障害とは、疾病及び老化等の原因により飲食物の咀嚼又は飲み込みが困難になる障害である。通常、咀嚼した食物は、舌によって咽頭へ送られ、嚥下される。その際、軟口蓋が挙上することで口腔と鼻腔が遮断され、喉頭蓋よって気管が遮断される。このように、嚥下の瞬間に食道への経路が開口することにより、食物の食道への移送が行われる。一方、嚥下障害を患う患者又は高齢者では、典型的に、唇、舌、口蓋、咽頭等の運動障害により食塊の形成が悪くなり、口腔から咽頭及び食道への送り込みが悪くなり、更に嚥下反射の低下や遅れを伴う。これより、飲食物の肺への進入などの問題を起こす。



嚥下障害は様々な問題を生じ得る。例えば、飲食物が気管内に入ってしまう誤嚥により、窒息が生じると死に至る。また、誤嚥により飲食物と共に細菌が気管に入ると、嚥下性肺炎が発症する。この嚥下性肺炎により、特に高齢者では死亡することがある。さらに、嚥下障害があると飲食物の摂取が困難になるため、日常の食事の快適性が損なわれ、体重低下、栄養不足、又は脱水症状を起こすこともある。



嚥下障害を患う者の嚥下を補助する手段として、飲食物自体に粘性やゲル性を付与する方法が存在する。これらの手段は、飲食物に粘性やゲル性を持たせることによって、飲食物が一度に口から食道に送り込まれることを防ぎ、誤嚥による肺炎や窒息等の予防をすることを目的としている。例えば、ゼラチンや寒天等の凝固剤を飲食物に添加し、冷却凝固させる方法、コーンや馬鈴薯等の澱粉を加えて加熱し、増粘させる方法、又はアルファー化澱粉やグアーガムのような増粘多糖類を添加して、増粘させる方法等がある。しかし、これらの手段は加熱又は冷却が必要であり、経時的に粘性が変化するため、必ずしも取り扱い性に優れているとは言えない。また、これらの手段は、飲食物の本来の食感や味を変えてしまうため、患者が飲食物の本来の食感及び/又は味を楽しむことを可能にすることはできない。



上記のような飲食物に粘性やゲル性を付与する方法の他に、トウガラシの辛味成分であるカプサイシンやその誘導体であるカプシノイドを口腔や咽頭に作用させることによって、咳反射及び嚥下反射を誘発させて嚥下障害を改善するための医薬又は食品組成物が提案されている(特許文献1及び非特許文献1)。また、ショウガの根茎又はその抽出物を含む食品によって咽喉頭を刺激する手段が提案されている(特許文献2)。



しかしながら、これらの手段も食事と同時又はその前に刺激性のある物質を服用し、咳反射を誘発させることを必要とするため、飲食物の本来の食感及び/又は味を味わい、食事を楽しむことを可能にすることは困難である。

産業上の利用分野


本発明は、嚥下障害の治療薬及び治療方法等に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
TRPV1作動剤を含み、外耳道に適用するように用いられる、嚥下障害の治療薬。

【請求項2】
カプサイシン化合物又はメントールを含み、外耳道に適用するように用いられる、嚥下障害の治療薬。

【請求項3】
更に、薬学的に許容可能な賦形剤を含む、項1又は2に記載の治療薬。

【請求項4】
外耳道に1日1回~1週間に1回の頻度で反復適用される、請求項1~3に記載の治療薬。

【請求項5】
TRPV1作動剤を含み、外耳道に適用するように用いられる、嚥下性肺炎の予防薬。

【請求項6】
カプサイシン化合物又はメントールを含み、外耳道に適用するように用いられる、嚥下性肺炎の予防薬。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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