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光クロスリンク能を有する光応答性人工ヌクレオチド

国内特許コード P170013759
掲載日 2017年3月15日
出願番号 特願2012-018539
公開番号 特開2012-121899
登録番号 特許第5427902号
出願日 平成24年1月31日(2012.1.31)
公開日 平成24年6月28日(2012.6.28)
登録日 平成25年12月6日(2013.12.6)
優先権データ
  • 特願2007-299914 (2007.11.19) JP
発明者
  • 藤本 健造
  • 吉村 嘉永
  • 鳥羽 慎也
  • 新田 ゆかり
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 光クロスリンク能を有する光応答性人工ヌクレオチド
発明の概要 【課題】ソラレンでは光架橋できない配列に対して架橋可能であって、ソラレンより長波長の光を用いて光架橋可能な光反応性架橋剤の提供。
【解決手段】3位において、置換していてもよいビニル基により置換された、カルバゾリル基と糖類基、多糖類基等とが、カルバゾリル基の1位において結合してなる化合物。糖類基の具体例としては、以下の式で示される。



【選択図】なし
従来技術、競合技術の概要


分子生物学の分野の基本的な技術に、核酸の連結がある。核酸の連結は、例えば、ハイブリダイゼーションと組みあわせて、遺伝子の導入や、塩基配列の検出のために使用される。そのために、核酸の連結は、分子生物学の基礎研究だけではなく、例えば、医療分野における診断や治療、あるいは治療薬や診断薬等の開発や製造、工業及び農業分野における酵素や微生物等の開発や製造に使用される極めて重要な技術である。



核酸の連結は、例えば、DNAリガーゼ等を使用して従来から行われている。しかし、このような生体内の酵素反応を取り出した反応は、特別な条件設定を行わなければならず、さらに、使用される酵素類が比較的高価で、安定性に乏しい等の欠点を有する。このような欠点を克服するために、酵素類を使用しない核酸の連結の技術が研究されてきた。



酵素類を使用しない核酸の連結の技術として、核酸と反応性のある有機化合物を使用する方法がある。近年、光反応を利用した核酸連結技術が、反応の時間的空間的な制御が自由であること、一般的な有機化学反応よりも緩和な条件で反応可能であること等の利点から、注目されるようになってきた。
このような光連結技術として、5-シアノビニルデオキシウリジンを使用した光連結技術(特許文献1:特許第3753938号公報、特許文献2:特許第3753942号公報)が知られている。



核酸の連結と近似した重要な技術に、核酸の架橋がある。例えば、DNAやRNAの架橋反応は、細胞内の遺伝情報の流れを遮断して、遺伝子発現の阻害に使用される。DNAの架橋剤としては、光反応によって架橋を生じる光架橋剤(光クロスリンク剤)としてソラレンという化合物が古くから用いられている。光架橋剤であるソラレンを医薬品として服用して光照射を行う治療方法は、皮膚疾患である乾癬の標準的な治療方法の一つとして普及している。



しかし、ソラレンの光架橋反応は、核酸二本鎖中の5’-TA-3’配列に対して優先的に起こるために、使用できる対象が限定されているという問題がある。また、ソラレンの光連結波長は350nmで、光開裂波長は250nmであることから、ソラレンを光架橋剤として使用する場合には、短波長の光源を使用する必要があり、光照射によりDNAや細胞に損傷を与えやすいという問題がある。
【特許文献1】
特許第3753938号公報
【特許文献2】
特許第3753942号公報

産業上の利用分野


本発明は、核酸類と架橋可能な光反応性の核酸塩基類似構造を有する光反応性架橋剤、及び該構造を塩基部分として備えた光クロスリンク能を有する光応答性人工ヌクレオチドに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
次の式I:
【化1】


(ただし、式I中、Raは、シアノ基、アミド基、カルボキシル基、C2~C7のアルコキシカルボニル基、又は水素であり、
R1及びR2は、それぞれ独立に、シアノ基、アミド基、カルボキシル基、C2~C7のアルコキシカルボニル基、又は水素である。)
で表される基と、次の式II:
式II Rb-
(ただし、Rbは、次の式:
【化2】


で表される基である。)
で表される基とが、式Iのカルバゾール環の9位のNの一価の遊離原子価と式IIのデオキシリボース環の1位のCの一価の遊離原子価とで、結合してなる化合物。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 登録
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