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植物体の種子における目的タンパク質の発現

国内特許コード P170013774
整理番号 (S2013-0388-N0)
掲載日 2017年3月15日
出願番号 特願2015-511174
出願日 平成26年3月19日(2014.3.19)
国際出願番号 JP2014057567
国際公開番号 WO2014167968
国際出願日 平成26年3月19日(2014.3.19)
国際公開日 平成26年10月16日(2014.10.16)
優先権データ
  • 特願2013-082247 (2013.4.10) JP
発明者
  • 金井 雅武
  • 西村 幹夫
  • 山田 健志
出願人
  • 大学共同利用機関法人自然科学研究機構
発明の名称 植物体の種子における目的タンパク質の発現
発明の概要 植物体の種子における目的タンパク質の増大に寄与するDNA材料を新たに見出したので、これらの利用を開示する。この目的のために、本開示では、植物体の種子において目的タンパク質の発現を促進する、下記(a)~(d)のいずれかに記載のDNAを植物体に導入する。
(a)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列を有するDNA;
(b)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列と相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA;
(c)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列と90%以上の同一性の塩基配列を有するDNA;及び
(d)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列において1又は複数個の塩基の置換、欠失、挿入又は付加を有する塩基配列からなるDNA
従来技術、競合技術の概要


植物体を利用してタンパク質を生産することは多くの利点がある。動物トランスジェニックによる場合に比較したコストの低減、生産規模調節の容易性、動物由来の病原体の混入の回避等が挙げられる。



植物体の種子においてタンパク質の発現を促進させる技術については種々試みられている。例えば、所望のタンパク質と窒素トランスポーターの同時発現や種子特異的なプロモーターの利用が報告されている(特許文献1、2)。

産業上の利用分野


本出願は、2013年4月10日に出願された特願2013-82247に基づく優先権を主張するものであり、この日本出願に記載された全ての内容を援用するものである。
本明細書は、植物体の種子において目的タンパク質の発現や蓄積を促進させることができるDNA材料及びその利用に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
植物体の種子において目的タンパク質の発現を促進する、下記(a)から(d)のいずれかに記載のDNAを含む目的タンパク質発現促進剤。
(a)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列を有するDNA;
(b)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列と相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA;
(c)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列と90%以上の同一性の塩基配列を有するDNA;及び
(d)配列番号1、2、3又は4で表される塩基配列において1又は複数個の塩基の置換、欠失、挿入又は付加を有する塩基配列からなるDNA

【請求項2】
前記DNAは、以下のいずれかである、請求項1に記載の目的タンパク質発現促進剤。
(a1)配列番号1で表される塩基配列を有するDNA;
(b2)配列番号1で表される塩基配列と相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA;
(c2)配列番号1で表される塩基配列と90%以上の同一性の塩基配列を有するDNA;及び
(d2)配列番号1で表される塩基配列において1又は複数個の塩基の置換、欠失、挿入又は付加を有する塩基配列からなるDNA

【請求項3】
請求項1又は2に記載のDNAを含む、発現カセット。

【請求項4】
前記DNAの上流側に目的タンパク質をコードするDNAの挿入部位を備える、請求項3に記載の発現カセット。

【請求項5】
さらに、以下のいずれかに記載のDNAを含む、請求項3又は4に記載の発現カセット。
(a)配列番号5、6、7又は8で表される塩基配列を有するDNA;
(b)配列番号5、6、7又は8で表される塩基配列と相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするDNA;
(c)配列番号5、6、7又は8で表される塩基配列と90%以上の同一性の塩基配列を有するDNA;及び
(d)配列番号5、6、7又は8で表される塩基配列において1又は複数個の塩基の置換、欠失、挿入又は付加を有する塩基配列からなるDNA

【請求項6】
請求項3~5のいずれかに記載の発現カセットを備えるベクター。

【請求項7】
請求項1又は2に記載のDNAを、外来性の目的タンパク質をコードするDNAの下流に保持する形質転換植物細胞。

【請求項8】
前記種子における1種又は2種以上の内在性タンパク質の発現が抑制されている、請求項7に記載の形質転換細胞。

【請求項9】
前記内在性タンパク質は、12S1グロブリン遺伝子及び12S4グロブリン遺伝子からなる群から選択される1種又は2種である、請求項8に記載の形質転換細胞。

【請求項10】
請求項7~9のいずれかに記載の形質転換細胞を含む形質転換植物体。

【請求項11】
前記外来性の目的タンパク質発現増大機能が付与された請求項10に記載の形質転換植物体。

【請求項12】
請求項10又は11に記載の形質転換植物体の子孫またはクローンである、形質転換植物体。

【請求項13】
シロイヌナズナである、請求項10~12のいずれかに記載の形質転換植物体。

【請求項14】
請求項10~13のいずれかに記載の形質転換植物体の繁殖材料。

【請求項15】
請求項10~13のいずれかに記載の形質転換植物体の製造方法であって、
請求項6に記載のベクターであって外来性の目的タンパク質のコードするDNAを含むベクターを植物細胞に導入して請求項7~9のいずれかに記載の形質転換細胞を取得し当該形質転換細胞から植物体を再生させる工程を含む方法。

【請求項16】
請求項10~13のいずれかに記載の植物体を栽培する工程を備える、植物体の生産方法。

【請求項17】
請求項10~13のいずれかに記載の植物体を栽培する工程を備える、植物体種子の生産方法。

【請求項18】
請求項10~13のいずれかに記載の植物体を栽培する工程を備える、前記目的タンパク質の生産方法。

【請求項19】
植物体の種子において目的タンパク質の発現を促進させるためのDNA材料のスクリーニング方法であって、
前記種子において発現するタンパク質の1又は2以上の3’-UTR領域を前記DNA材料の候補として、
任意のプロモーターの制御下で評価用タンパク質をコードするDNAの下流に前記候補を連結させたDNAを保持する形質転換細胞から植物体を再生し、
前記植物体から収穫した種子における前記評価用タンパク質の発現量を評価する工程と、
を備える、方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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