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軟骨細胞の調製方法

国内特許コード P170013777
整理番号 (S2013-0774-N0)
掲載日 2017年3月15日
出願番号 特願2015-506846
出願日 平成26年3月20日(2014.3.20)
国際出願番号 JP2014057673
国際公開番号 WO2014148592
国際出願日 平成26年3月20日(2014.3.20)
国際公開日 平成26年9月25日(2014.9.25)
優先権データ
  • 特願2013-058534 (2013.3.21) JP
発明者
  • 谷口 英樹
  • 武部 貴則
  • 小林 眞司
出願人
  • 公立大学法人横浜市立大学
発明の名称 軟骨細胞の調製方法
発明の概要 従来法が抱えている問題を解決できる、軟骨組織の構築を可能とする軟骨細胞の調製方法を提供する。
軟骨形成細胞を血管細胞と共培養することを含む、軟骨細胞の調製方法。前記方法により調製された軟骨細胞を含む、軟骨再生医療用組成物。前記方法により調製された軟骨細胞、該軟骨細胞から形成された軟骨組織及び/又は該軟骨組織由来の細胞を用いて、医薬品として有効な薬剤をスクリーニングする方法。前記方法により調製された軟骨細胞、該軟骨細胞から形成された軟骨組織及び/又は該軟骨組織由来の細胞を用いて、軟骨細胞が産生する基質を調製する方法。前記方法により調製された軟骨細胞を生体内に移植し、軟骨組織を形成させることを含む、軟骨再生方法。
従来技術、競合技術の概要


ヒト軟骨組織は、先天的に欠損していたり、後天的に損傷あるいは欠損すると、通常は再生されない。このようなヒト軟骨疾患に対する従来の治療としては、自己の他部位から軟骨組織を採取し欠損部位に移植する方法があるが、採取部位や量が限定されてしまうことが問題であった。そこで、本発明者らは過去に、自己の軟骨膜に由来する軟骨形成細胞を一部採取して生体外で拡大培養した後、サイトカインなどの誘導因子を添加することにより平面培養下で軟骨細胞へと分化誘導を行う方法を開発した(特許文献1、非特許文献1)。



一方、軟骨組織の修復を目的とした3次元軟骨組織を作成する手段としては、培養軟骨形成細胞を多数の孔を有する生体適合性足場材等の担体に充填・付着させ、移植材を形成する方法が知られている(特許文献2~5)。

産業上の利用分野


本発明は、軟骨細胞の調製方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
軟骨形成細胞を血管細胞と共培養することを含む、軟骨細胞の調製方法。

【請求項2】
軟骨形成細胞を血管細胞と共培養することで、軟骨形成細胞が増幅する請求項1記載の方法。

【請求項3】
支持体上で軟骨形成細胞を血管細胞と共培養することにより、三次元組織が形成される請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
支持体が0.5~25 kPaの硬度を有する基材である請求項3記載の方法。

【請求項5】
底面に細胞が集まるような形状のプレート上で軟骨形成細胞を血管細胞と共培養することにより、三次元組織が形成される請求項1又は2記載の方法。

【請求項6】
線維芽細胞増殖因子2(bFGF(FGF2))、線維芽細胞増殖因子4(FGF4)、線維芽細胞増殖因子5(FGF5)、骨形成因子2(BMP2)、骨形成因子3(BMP3)、骨形成因子4(BMP4)、骨形成因子6(BMP6)、結合組織増殖因子(CTGF)、トランスフォーミング増殖因子β1(TGF-β1)、トランスフォーミング増殖因子β2(TGF-β2)、トランスフォーミング増殖因子β3(TGF-β3)、インスリン様成長因子1(IGF-1)、肝細胞増殖因子(HGF)、アグリカン(Aggrecan)、ヒアルロン酸(Hyaluronic Acid)、内皮細胞成長因子(ECGF)、内皮細胞増殖因子(ECGS)、内皮細胞由来成長因子(ECDGF)、上皮成長因子(EGF)、酸性繊維芽細胞成長因子(acidic FGF)、マクロファージ由来成長因子(MDGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、腫瘍血管新生因子(TAF)、血管内皮増殖因子(VEGF)ウシ脳抽出液(BBE)、ウシ脳下垂体抽出液(BPE)、糖質コルチコイド、コレステロール、各種ビタミンからなる群より選択される少なくとも1つの成分の存在下で、軟骨形成細胞を血管細胞と共培養する請求項1~5のいずれかに記載の方法。

【請求項7】
軟骨形成細胞と血管細胞を1:0.3~1の混合比で共培養する請求項1~6のいずれかに記載の方法。

【請求項8】
軟骨形成細胞が、軟骨細胞、未熟軟骨細胞、軟骨前駆細胞又は軟骨幹細胞である請求項1~7のいずれかに記載の方法。

【請求項9】
軟骨細胞が、肋骨軟骨、鼻軟骨、耳軟骨、気管軟骨、喉頭軟骨、甲状軟骨、披裂軟骨、環状軟骨、腱、靭帯、関節間軟骨及び椎間板からなる群より選択される組織から得られたものである請求項8記載の方法。

【請求項10】
未熟軟骨細胞、軟骨前駆細胞又は軟骨幹細胞が、軟骨、軟骨膜、骨髄、胎盤、臍帯、皮膚、筋肉、脂肪及び骨膜からなる群より選択される組織から得られたものである請求項8記載の方法。

【請求項11】
軟骨形成細胞と血管細胞が同じ個体に由来する請求項1~10のいずれかに記載の方法。

【請求項12】
軟骨形成細胞と血管細胞が異なる個体に由来する請求項1~10のいずれかに記載の方法。

【請求項13】
請求項1~12のいずれかに記載の方法により調製された軟骨細胞を含む、軟骨再生医療用組成物。

【請求項14】
生体内に移植し、軟骨組織を形成させるために用いられる請求項13記載の組成物。

【請求項15】
生体内に移植した後、血管網が構築される請求項14記載の組成物。

【請求項16】
血管網に血管潅流が生じる請求項15記載の組成物。

【請求項17】
血管網が構築された後、消失し、血管構造を欠く軟骨組織が形成される請求項16記載の組成物。

【請求項18】
請求項1~12のいずれかに記載の方法により調製された軟骨細胞、該軟骨細胞から形成された軟骨組織及び/又は該軟骨組織由来の細胞を用いて、医薬品として有効な薬剤をスクリーニングする方法。

【請求項19】
請求項1~12のいずれかに記載の方法により調製された軟骨細胞、該軟骨細胞から形成された軟骨組織及び/又は該軟骨組織由来の細胞を用いて、軟骨細胞が産生する基質を調製する方法。

【請求項20】
請求項1~12のいずれかに記載の方法により調製された軟骨細胞を生体内に移植し、軟骨組織を形成させることを含む、軟骨再生方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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