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重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの検出方法 UPDATE

国内特許コード P170013780
整理番号 (S2013-1072-N0)
掲載日 2017年3月15日
出願番号 特願2015-522766
出願日 平成26年6月9日(2014.6.9)
国際出願番号 JP2014065217
国際公開番号 WO2014199944
国際出願日 平成26年6月9日(2014.6.9)
国際公開日 平成26年12月18日(2014.12.18)
優先権データ
  • 特願2013-123660 (2013.6.12) JP
発明者
  • 松本 直通
  • 才津 浩智
出願人
  • 公立大学法人横浜市立大学
発明の名称 重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの検出方法 UPDATE
発明の概要 本発明では、生体から分離された試料を用いて、対象生体がGNAO1遺伝子に変異を有するか否かを調べることにより、重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんを検出する。GNAO1遺伝子の少なくとも一方のアレルに有害な変異が検出された場合に前記難治性てんかんが検出される。GNAO1変異を有するてんかん症例には、通常のてんかん性脳症ではまれな症状である不随意運動を合併する症例があることから、GNAO1遺伝子変異を指標として不随意運動の可能性を予測することも可能である。
従来技術、競合技術の概要


てんかん性脳症は、てんかん性活動により生じるないしは悪化する傾向のある、重篤な進行性の認知機能障害及び行動障害を特徴とする神経疾患である(非特許文献1)。大田原症候群(OS, MIM 308350及び612164)は、最も重篤で最も初期に現れるてんかん性脳症であり、主として新生児期に見られる強直性痙攣と、痙攣発作の難治性、脳波記録(EEG)のサプレッションバーストパターンを特徴とする(非特許文献2)。



これまでにOS患者で3つの原因遺伝子ARX (MIM 300382), STXBP1 (MIM 602926), 及びKCNQ2 (MIM 602235)におけるde novo変異が報告されている(非特許文献3~6)。しかしながら、OSをはじめとする重度の知的障害と運動発達遅滞を伴う難治性てんかんには、これまでに報告されている責任遺伝子の変異で原因が説明できない症例が数多く残されている。

産業上の利用分野


本発明は、重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの検出方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
生体から分離された試料を用いて、対象生体がGNAO1遺伝子に変異を有するか否かを調べることを含む、重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの検出方法であって、GNAO1遺伝子の少なくとも一方のアレルに有害な変異が検出された場合に前記難治性てんかんが検出される、方法。

【請求項2】
ゲノムDNA試料を用いてゲノム配列を調べることにより行なわれる請求項1記載の方法。

【請求項3】
前記変異はミスセンス変異、ナンセンス変異、フレームシフト変異、インフレーム欠失若しくは挿入変異、スプライシング異常を生じる変異、又はGNAO1遺伝子領域の全体若しくは一部を欠失する変異である請求項1又は2記載の方法。

【請求項4】
前記変異が、GNAO1遺伝子にコードされるGαoサブユニットタンパク質における以下のいずれかの変異から選択される請求項3記載の方法。
(1) 第174番アミノ酸がアスパラギン酸からグリシンに置換する変異
(2) 第191番~第197番アミノ酸を含む領域が欠失する変異
(3) 第203番アミノ酸がグリシンからアルギニンに置換する変異
(4) 第279番アミノ酸がイソロイシンからアスパラギンに置換する変異

【請求項5】
前記変異が以下のいずれかから選択される請求項4記載の方法。
(1) GNAO1遺伝子コード領域の第521位のA(配列番号9における第257位)がGになる変異
(2) GNAO1遺伝子コード領域の第572位~第592位の塩基(配列番号9における第308位~第328位)を含む領域が欠失する変異
(3) GNAO1遺伝子コード領域の第607位のG(配列番号10における第214位)がAになる変異
(4) GNAO1遺伝子コード領域の第836位のT(配列番号11における第313位)がAになる変異

【請求項6】
三量体Gタンパク質によるシグナル伝達の活性化を指標として化合物を選択することを含む、重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの治療剤のスクリーニング方法。

【請求項7】
三量体Gタンパク質によるシグナル伝達の活性化を指標として化合物を選択し、選択された化合物を製造することを含む、重度の知的障害及び運動発達遅滞を伴う難治性てんかんの治療剤の製造方法。

【請求項8】
生体から分離された試料を用いて、対象生体がGNAO1遺伝子に変異を有するか否かを調べることを含む、対象生体が不随意運動をきたすてんかんを罹患している可能性を予測する方法であって、GNAO1遺伝子の少なくとも一方のアレルに有害な変異が検出された場合に不随意運動をきたすてんかんを罹患している可能性が高いと予測される、方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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