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抗バソヒビン2抗体

国内特許コード P170013823
整理番号 (S2013-0279-N0)
掲載日 2017年3月16日
出願番号 特願2014-513846
出願日 平成25年11月11日(2013.11.11)
国際出願番号 JP2013080450
国際公開番号 WO2014087810
国際出願日 平成25年11月11日(2013.11.11)
国際公開日 平成26年6月12日(2014.6.12)
優先権データ
  • 特願2012-264350 (2012.12.3) JP
発明者
  • 佐藤 靖史
出願人
  • 国立大学法人東北大学
発明の名称 抗バソヒビン2抗体
発明の概要 配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番号269~288を認識する抗バソヒビン2抗体、遺伝子組換え抗バソヒビン2抗体、又はそれらの断片。本発明の抗バソヒビン2抗体は、バソヒビン2タンパク質を良好な特異性で認識し、バソヒビン2タンパク質の有する血管新生促進作用を抑制することができることから、抗バソヒビン2抗体を含有する医薬組成物は、例えば、がんなどの血管新生の抑制を要する疾患の治療などに好適に用いられる。
従来技術、競合技術の概要


血管新生とは、動物の組織又は器官において既存の細静脈、毛細血管からの血管内皮細胞の遊走、増殖及び管腔形成により新しい血管脈が形成される現象をいう。かかる現象は、動物の形態形成期や成長期のみならず、組織等の損傷の治癒、炎症の修復過程や月経周期に伴って生じるものであり、血管新生の促進因子と抑制因子の双方によりコントロールされ、該促進因子と抑制因子のバランスを保つことが血管の恒常性を保つのに重要である。



しかしながら、腫瘍組織においては、血管新生促進因子が過剰発現することにより血管新生が亢進し、その結果、腫瘍組織のさらなる増大に繋がる。従って、抗がん治療としては、血管新生抑制因子や血管新生促進因子の阻害剤を投与する方法等が考えられる。



バソヒビンは、本発明者らが見出したポリペプチドであり、バソヒビン1及びバソヒビン2がホモログ体として属する。これらのバソヒビンは、腫瘍細胞や間質細胞、マクロファージなどから分泌される血管新生促進因子(VEGF、FGF-2等)の刺激により血管内皮細胞に発現し、内皮細胞自身にオートクライン的に作用して、血管新生を抑制する作用を有することが知られている(特許文献1、2参照)。



一方で、本発明者らは、特許文献2に開示のバソヒビン2、即ち、AK022567タンパク質、ならびに該タンパク質のスプライシングバリアントである、BC051856タンパク質、BC053836タンパク質、BC028194タンパク質、及びAY834202タンパク質には、がんや脳血管障害等の病態と同じような低酸素状態において、血管新生を促進する作用があることも見出し、報告している(特許文献3参照)。

産業上の利用分野


本発明は、抗バソヒビン2抗体に関する。より詳しくは、バソヒビン2に特異的なモノクローナル抗体又はその断片、該モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ、該抗体の遺伝子組換え抗体又はその断片、前記抗体又はその断片を含有する血管新生抑制剤、治療用医薬組成物、及びがんの治療用医薬組成物、ならびに、前記抗体又はその断片を用いた抗血管新生薬の薬効評価方法及び該方法を実施するためのキット、に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番号269~288を認識する、抗バソヒビン2抗体又はその断片。

【請求項2】
モノクローナル抗体である、請求項1記載の抗体又はその断片。

【請求項3】
受託番号NITE BP-1474で示されるハイブリドーマにより産生される、請求項2記載の抗体又はその断片。

【請求項4】
配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番号269~288を認識する、遺伝子組換え抗バソヒビン2抗体又はその断片。

【請求項5】
配列番号2に示されるアミノ酸配列のアミノ酸番号269~288を認識する抗バソヒビン2モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ。

【請求項6】
受託番号NITE BP-1474で示される、請求項5記載のハイブリドーマ。

【請求項7】
請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片を含有してなる、血管新生抑制剤。

【請求項8】
請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片を含有してなる、医薬組成物。

【請求項9】
請求項7記載の血管新生抑制剤を含有してなる、血管新生の抑制を要する疾患の治療用医薬組成物。

【請求項10】
血管新生の抑制を要する疾患が、がんであることを特徴とする請求項9に記載の治療用医薬組成物。

【請求項11】
工程(A):抗血管新生薬の候補化合物の投与後における被検個体由来の生体試料と、請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片とを接触させて複合体を形成させて、該複合体の存在量を測定する工程
工程(B):前記工程(A)で測定された存在量を、投与前における存在量と比較する工程、ならびに
工程(C):前記工程(B)で行った比較において、該候補化合物の投与前に比べて投与後の方が該複合体の存在量が少ないと認められる場合に該候補化合物が抗血管新生薬として薬効を示している可能性が高いと判定する工程
を含む、抗血管新生薬の薬効評価方法。

【請求項12】
請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片を含有してなる、抗血管新生薬の薬効評価用キット。

【請求項13】
請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片の治療有効量を血管新生の抑制を要する疾患の治療を必要とする個体に投与する工程を含む、血管新生の抑制を要する疾患の治療方法。

【請求項14】
血管新生の抑制を要する疾患の治療または予防するための、請求項1~4いずれかに記載の抗体又はその断片。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開
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