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3,6-O-架橋ピラノース化合物及びα-O-ピラノシドの製造方法

国内特許コード P170013867
整理番号 (S2013-0561-N0)
掲載日 2017年3月17日
出願番号 特願2015-500200
出願日 平成26年2月4日(2014.2.4)
国際出願番号 JP2014052564
国際公開番号 WO2014125967
国際出願日 平成26年2月4日(2014.2.4)
国際公開日 平成26年8月21日(2014.8.21)
優先権データ
  • 特願2013-028518 (2013.2.18) JP
発明者
  • 山田 英俊
出願人
  • 学校法人関西学院
発明の名称 3,6-O-架橋ピラノース化合物及びα-O-ピラノシドの製造方法
発明の概要 本発明の課題は、汎用性が高く、厳格な反応条件を設定しなくても、α-O-ピラノシドを高い選択率で簡便に製造するための方法、及び該方法に用いるピラノース供与体を提供することである。
本発明の2,4-O-架橋ピラノース化合物は、一般式(1)



[式中、Rは-SR基(Rは置換基を有していてもよい低級アルキル基等)等、Rは水素原子等、Rは水素原子等、R及びRはハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基等を示す。nは1~4の整数を示し、p及びqは各々0~4の整数を示す。]
で表される3,6-O-架橋ピラノース化合物、又はその鏡像異性体である。
従来技術、競合技術の概要


天然に存在するステロイド等のアルコールにピラノース(糖)がグリコシル結合した化合物(ピラノシド)には、α-O-ピラノシド及びβ-O-ピラノシドの2種の異性体が存在する。ピラノシドは、種々の生理活性を有する重要な化合物が知られており、これらの異性体を選択的に製造する方法が期待されている。グルコシル化法としては、酵素を利用した方法及び一般的な化学合成を利用した方法が知られている。



しかしながら、酵素を利用した方法では酵素の基質特異性のため限られた糖鎖しか合成できず、工業的な製造方法としては適していない。また、一般的な化学合成を利用した方法では、α-O-ピラノシドとβ-O-ピラノシドとの混合物が得られるに止まり、α-O-ピラノシドを高選択的に製造することは困難である。



高α選択的な化学合成によるグリコシル化法として、ピラノースの2位の保護基として隣接基関与が起きないベンジル基を用いる化学的製造法が示されている(非特許文献1)。しかしながら、この方法は、2位の保護基としてアシル基を用いた場合にβ選択的な隣接基関与が起きることを防ぐ方法であり、そのためにα選択的に反応を進行させるために厳格な反応条件を設定する必要がある。



また、α選択的な隣接基関与を利用する化学的製造法も提案されている(非特許文献2及び3)。しかしながら、これらの方法ではピラノースの2位の保護基として、窒素原子を有するアルキル基又はヘテロアリールアルキル基を導入する必要がある。



さらに、ピラノースと1,4-オキサチアン環とのビシクロ化合物を用いた方法も提案されている(非特許文献4)。しかしながら、この方法においても1位及び2位の保護基に制限がある。



従って、十分な高α選択性並びに、反応条件及び適用できる基質の汎用性という観点から、決定的な高α選択的な化学合成方法が未だ見出されていないのが現状である。

産業上の利用分野


本発明は、3,6-O-架橋ピラノース化合物及びα-O-ピラノシドの製造方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(1)
【化1】


[式中、Rは-SR基(Rは置換基を有していてもよい低級アルキル基又は芳香環上に置換基を有していてもよいアリール基を示す)、-OR基(Rは水素原子、水酸基の保護基又は結合する酸素原子とともに脱離基として作用する基を示す)又はハロゲン原子を示す。
は、水素原子又は水酸基の保護基を示す。
は、水素原子又は水酸基の保護基を示す。
及びRは同一又は異なって、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルコキシ基、ニトロ基又はハロゲン原子を示す。
nは1~4の整数を示し、p及びqは各々0~4の整数を示す。
p個のRは同一であっても異なっていてもよく、q個のRも同一であっても異なっていてもよい。
p個の互いに隣接するRは互いに結合してベンゼン環を形成してもよく、q個の互いに隣接するRは互いに結合してベンゼン環を形成してもよい。]
で表される3,6-O-架橋ピラノース化合物、又はその鏡像異性体。

【請求項2】
前記一般式(1)中のRがハロゲン原子である、請求項1に記載の3,6-O-架橋ピラノース化合物、又はその鏡像異性体。

【請求項3】
請求項2に記載の3,6-O-架橋ピラノース化合物を一般式(2)
OH (2)
[式中、Rは、第1級、第2級又は第3級アルコールの残基を示す。]
で表されるアルコール化合物と反応させて、一般式(3)
【化2】


[式中、R、R、R、R、R、n、p及びqは前記に同じ。]
で表されるα-O-ピラノシド又はその鏡像異性体を製造する方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015500200thum.jpg
出願権利状態 公開
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