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シスプラチン耐性がんの治療のためのHMG-CoA還元酵素阻害薬の使用

国内特許コード P170013868
整理番号 (S2013-0499-N0)
掲載日 2017年3月17日
出願番号 特願2014-559692
出願日 平成26年1月28日(2014.1.28)
国際出願番号 JP2014051833
国際公開番号 WO2014119568
国際出願日 平成26年1月28日(2014.1.28)
国際公開日 平成26年8月7日(2014.8.7)
優先権データ
  • 特願2013-014459 (2013.1.29) JP
発明者
  • 河野 公俊
  • 和泉 弘人
出願人
  • 学校法人産業医科大学
発明の名称 シスプラチン耐性がんの治療のためのHMG-CoA還元酵素阻害薬の使用
発明の概要 本発明は、シスプラチン耐性がんの治療のための手段を提供する。具体的には、本発明は、HMG-CoA還元酵素阻害剤を含有してなる、シスプラチン耐性がん細胞傷害剤などを提供する。本発明によれば、シスプラチン耐性がん細胞を効果的に傷害することができるため、シスプラチン耐性がんを治療することが可能となる。
従来技術、競合技術の概要


HMG-CoA還元酵素の働きを阻害することによって血液中のコレステロール値を低下させる医薬(スタチン系阻害剤又はスタチンとも呼ばれる)には、プラバスタチン(商品名:メバロチン)やシンバスタチン(商品名:リポバス)など多くの製品がある。スタチンの抗がん作用については多数の大規模臨床試験が行われているが、スタチンの服用量が多いほど、また服用期間が長いほど、大腸がんの発生率が低いこと(非特許文献1)、スタチンを服用しているグループでは、特に血液腫瘍の発生率が低いこと(非特許文献2)が報告されている一方で、スタチンの服用にはがんの発生リスクを低下させる効果は無いこと(非特許文献3)も報告されており、スタチンのがん発生を抑制する効果について一貫した結論は出ていない。また、薬剤耐性がん細胞に対するスタチンの抗がん作用については、これまでいかなる報告もなされていない。



シスプラチンは、多くの悪性腫瘍を治療する場合の第一選択薬であり、染色体DNAと特殊な化学反応をしてDNAに架橋を形成し、DNAの合成を阻害する抗がん剤である。しかしながらシスプラチンの継続的な投与により、がん細胞がシスプラチン耐性を獲得することが知られている。

産業上の利用分野


本発明は、シスプラチン耐性がん細胞傷害剤及びシスプラチン耐性がん治療剤に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
HMG-CoA還元酵素阻害剤を含有してなる、シスプラチン耐性がん細胞傷害剤。

【請求項2】
有効成分がHMG-CoA還元酵素阻害剤から成る、請求項1に記載の剤。

【請求項3】
HMG-CoA還元酵素阻害剤が、シンバスタチン、ロバスタチン、コンパクチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン及びセリバスタチン、並びにその医薬上許容される塩からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の剤。

【請求項4】
HMG-CoA還元酵素阻害剤が、シンバスタチン、ロバスタチン、コンパクチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン及びプラバスタチン、並びにその医薬上許容される塩からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載の剤。

【請求項5】
がんが、前立腺がん又は子宮頸がんである、請求項1~4のいずれか一項に記載の剤。

【請求項6】
HMG-CoA還元酵素阻害剤を含有してなる、シスプラチン耐性がん治療剤。

【請求項7】
有効成分がHMG-CoA還元酵素阻害剤から成る、請求項6に記載の剤。

【請求項8】
被験者に有効量のHMG-CoA還元酵素阻害剤を投与することを含む、シスプラチン耐性がん細胞の傷害方法。

【請求項9】
被験者に有効量のHMG-CoA還元酵素阻害剤を投与することを含む、シスプラチン耐性がんの治療方法。

【請求項10】
HMG-CoA還元酵素阻害剤を含有してなる、シスプラチン耐性がん細胞の傷害において使用するための剤。

【請求項11】
HMG-CoA還元酵素阻害剤を含有してなる、シスプラチン耐性がんの治療において使用するための剤。
国際特許分類(IPC)
Fターム
出願権利状態 公開


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