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フィルター

国内特許コード P170013905
整理番号 (S2015-1887-N0)
掲載日 2017年3月29日
出願番号 特願2015-151509
公開番号 特開2017-029908
出願日 平成27年7月31日(2015.7.31)
公開日 平成29年2月9日(2017.2.9)
発明者
  • 内村 浩美
  • 薮谷 智規
出願人
  • 国立大学法人愛媛大学
発明の名称 フィルター
発明の概要 【課題】所望のフィルター効果を簡単に調整でき、しかも、異なるサイズの物質を含有する生体試料から所望のサイズの物質を抽出できることを目的とする。
【解決手段】シート2を巻いて形成された筒状のフィルター1であって、シート2は、基材3と、基材3の表面に繊維材料6によって形成されたフィルター層5と、を備えている。繊維材料6の線幅や長さ、素材、密度を調整すれば、フィルター層5のフィルター効果を調整することができる。また、シート2におけるフィルター1となった際にフィルター1の軸方向に沿って、複数のフィルター層5が形成されている。すると、各フィルター層5の繊維材料6の線幅や長さ、素材、密度を調整すれば、フィルター層5毎にフィルター効果を変更することができる。すると、筒状のフィルター1の軸方向から濾過等する液体をフィルター1に供給すれば、所望の位置で所望の物質等を捕捉することができる。
【選択図】図1
従来技術、競合技術の概要


液体に固形の不純物などが含まれている場合、この不純物を液体から除去する場合には、ろ紙等の濾過部材が使用される。かかる濾過部材には、液体を通すことができる程度の空隙や流路が形成されており、その空隙や流路の径よりも大きい物質は空隙や流路を通過できないので、液体から分離することができる。



また、空隙や流路の径よりも小さいものであれば、固形物であっても濾過部材を通過できるので、特定の物質だけを液体中に残留させることもできる。すると、濾過部材によって特定の物質(目的物質)を他の物質(除去物質)から分離回収することも可能となる。



ところで、液体中の除去物質が目的物質よりも大きい場合、液体から除去物質を除去するのであれば、空隙や流路の径(保留粒子径)が小さいフィルターを使用することが望ましい。具体的には、液体中の除去物質のうち、目的物質よりも大きいが除去物質のうち最も小さいものでも捕捉できる保留粒子径を有するフィルターを使用することが望ましい。



しかし、上記のごときフィルターを使用して液体を濾過した場合には、大きな分子等によってフィルターがすぐに目詰まりしてしまい、濾過を実施できなくなる。逆に、保留粒子径がある程度大きいフィルターを使用した場合には目詰まりは生じない。しかし、濾過した後の液体には、目的物質以外の物質が多数存在する状態となるので、除去物質が一定量以下となるまで除去するには、フィルターの保留粒子径を変更しながら(順次保留粒子径の小さいフィルターに変更しながら)、複数回の濾過をしなければならない。



このような状況から、一度の濾過でも目詰まりを防ぎつつ除去物質が一定量以下となるように濾過を行うものとして、様々な保留粒子径を有する複数の素材を組み合わせたフィルターが使用されている(特許文献1、2)。特許文献1、2の技術には、異なる素材で形成されたシート、つまり、保留粒子径が異なるシートを積層して形成したフィルターをホルダー内に入れた濾過器が開示されている。具体的には、濾過器のホルダーには、生体試料を供給する側から濾過された生体試料を排出する側に向かって、保留粒子径が順に小さくなるように積層された複数枚のシートからなるフィルターが収容されている。



この濾過器のホルダーをシリンジ等の先端に取り付けて、シリンジ等から生体試料等の液体をフィルターに供給すれば、液体をフィルターに通して濾過することができる。つまり、供給された液体は、保留粒子径が大きいシートによって大きな分子等が除去されてから、保留粒子径が小さいシートに供給される。すると、大きな分子等によって保留粒子径が小さいシートが目詰まりするなどの問題は生じない。そして、サイズの異なる物質をそれぞれ適切な保留粒子径のシートによって捕捉することができるので、液体に含まれる物質をフィルターによって適切に濾過できる。

産業上の利用分野


本発明は、フィルターに関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
シートを巻いて形成された筒状のフィルターであって、
前記シートは、
基材と、該基材の表面に繊維材料によって形成されたフィルター層と、を備えている
ことを特徴とするフィルター。

【請求項2】
前記シートにおける該フィルターとなった際における該フィルターの軸方向に沿って、複数のフィルター層が形成されている
ことを特徴とする請求項1記載のフィルター。

【請求項3】
前記複数のフィルター層は、
隣接するフィルター層の端縁同士が接触または重なるように形成されている
ことを特徴とする請求項2記載のフィルター。

【請求項4】
前記複数のフィルター層は、
繊維材料を含む液体を塗布して形成されたものであり、
一のフィルター層が乾燥する前に、隣接するフィルター層を塗布して形成されたものである
ことを特徴とする請求項3記載のフィルター。

【請求項5】
前記基材は、
その両面に親水性の官能基を有しており、
前記塗布されたフィルター層が乾燥する前に、前記シートを巻いて該フィルターを形成する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のフィルター。

【請求項6】
シートを巻いて形成された筒状のフィルターであって、
前記シートは、
該シートにおける該フィルターとなった際における該フィルターの軸方向に沿って、複数の密度の異なる層が形成されている
ことを特徴とするフィルター。

【請求項7】
前記複数の密度の異なる層は、
前記シートに目詰まりを生じさせて形成されたものである
ことを特徴とする請求項6記載のフィルター。

国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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出願権利状態 公開
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