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アミド化合物及びこれを含有する医薬

国内特許コード P170013951
整理番号 (E112P04)
掲載日 2017年3月29日
出願番号 特願2015-552453
出願日 平成26年12月9日(2014.12.9)
国際出願番号 JP2014082521
国際公開番号 WO2015087865
国際出願日 平成26年12月9日(2014.12.9)
国際公開日 平成27年6月18日(2015.6.18)
優先権データ
  • 特願2013-254908 (2013.12.10) JP
  • 特願2014-112179 (2014.5.30) JP
発明者
  • 金井 求
  • 相馬 洋平
  • 新井 唯正
  • 新谷 卓士
出願人
  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
発明の名称 アミド化合物及びこれを含有する医薬
発明の概要 優れたAβ凝集阻害作用を有し、医薬として有用な新たな化合物の提供。
一般式(1)
(式中、ZはCH又はNを示し;
A及びBは、同一又は異なって、-CH2-、-O-、-S-又は-NH-を示し;
1及びR2は、同一又は異なって、分岐鎖アルキル基、分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、又は置換基を有していてもよい芳香族複素環式基を示し;
3は、分岐鎖アルキル基、分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、又は置換基を有していてもよいアラルキル基を示す)
で表されるアミド化合物又はその塩。


従来技術、競合技術の概要


アルツハイマー病は神経細胞の変性、脱落と共に老人斑の形成と神経原線維変化の病理学的特徴を有する神経変性疾患である。アルツハイマー病は記憶、認識、思考、判断等が進行的に損失する認知症状を引き起こし、最終的に死に至らせる。
脳内に沈着した老人斑を構成する主たる蛋白質はアミロイドβペプチド(Aβ)であり、39-43個のアミノ酸から成る。Aβは細胞毒性を示し、これによりアルツハイマー病が引き起こされると考えられている(非特許文献1)。細胞から分泌されるAβは主に40個或いは42個のアミノ酸から成るポリペプチドであり、特に42個から成るAβはより凝集性が強く早期に脳内に沈着すること、及び細胞毒性が強いことが知られている(非特許文献2)。従って、Aβの凝集を阻害する薬剤は、アルツハイマー病予防治療薬として期待されている。



Aβの部分配列であるL-[Lys-Leu-Val-Phe-Phe]は、Aβに対して凝集阻害活性を有することが知られている(非特許文献3)。

産業上の利用分野


本発明は、アミド化合物及びこれを含有するアルツハイマー病等のアミロイド沈着が関与する疾患の予防又は治療用医薬に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
一般式(1)
【化1】


(式中、ZはCH又はNを示し;
A及びBは、同一又は異なって、-CH2-、-O-、-S-又は-NH-を示し;
1及びR2は、同一又は異なって、分岐鎖アルキル基、分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、又は置換基を有していてもよい芳香族複素環式基を示し;
3は、分岐鎖アルキル基、分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、又は置換基を有していてもよいアラルキル基を示す)
で表されるアミド化合物又はその塩。

【請求項2】
A及びBが、同一又は異なって、-CH2-又は-O-である請求項1記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項3】
Aが、-CH2-又は-O-であり、Bが-CH2-である請求項1又は2記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項4】
Aが、-O-であり、Bが-CH2-である請求項1~3のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項5】
1及びR2が、同一又は異なって、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数6~14の芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数7~18のアラルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基であり;R3が、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数6~18のアラルキル基である請求項1~4のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項6】
1及びR2が、同一又は異なって、置換基を有していてもよい炭素数6~14の芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数7~18のアラルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基であり;R3が、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数6~18のアラルキル基である請求項1~5のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項7】
1及びR2が、同一又は異なって、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数6~14の芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数7~18のアラルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基であり;R3が、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数6~18のアラルキル基であり;ここで、芳香族炭化水素基、アラルキル基、シクロアルキル基に置換し得る基が、炭素数1~4のアルキル基、炭素数1~4のアルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、モノC1-4アルキルアミノ基、ジC1-4アルキルアミノ基及びハロゲノC1-4アルキル基から選ばれる1~5個である請求項1~6のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項8】
1及びR2が、同一又は異なって、置換基を有していてもよい炭素数6~14の芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい炭素数7~18のアラルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基であり;R3が、炭素数3~12の分岐鎖アルキル基、炭素数3~12の分岐鎖アルケニル基、置換基を有していてもよい炭素数3~12のシクロアルキル基又は置換基を有していてもよい炭素数6~18のアラルキル基であり;ここで、芳香族炭化水素基、アラルキル基、シクロアルキル基に置換し得る基が、炭素数1~4のアルキル基、炭素数1~4のアルコキシ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、モノC1-4アルキルアミノ基、ジC1-4アルキルアミノ基及びハロゲノC1-4アルキル基から選ばれる1~5個である請求項1~7のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩を有効成分とする、アミロイドβペプチド凝集阻害剤。

【請求項10】
請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩を含有する医薬。

【請求項11】
アルツハイマー病予防治療薬である請求項10記載の医薬。

【請求項12】
請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩及び薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物。

【請求項13】
アルツハイマー病予防治療用医薬組成物である請求項12記載の医薬組成物。

【請求項14】
アミロイドβペプチド凝集阻害剤製造のための、請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩の使用。

【請求項15】
アルツハイマー病予防治療薬製造のための、請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩の使用。

【請求項16】
アミロイドβペプチド凝集を阻害するための、請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項17】
アルツハイマー病を予防又は治療するための、請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩。

【請求項18】
請求項1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩を投与することを特徴とするアミロイドβペプチド凝集阻害方法。

【請求項19】
1~8のいずれか1項記載のアミド化合物又はその塩を投与することを特徴とするアルツハイマー病の予防又は治療方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
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出願権利状態 公開
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