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ノイズ付加装置及びノイズ付加方法

国内特許コード P170014029
整理番号 (S2014-0372-N0)
掲載日 2017年4月10日
出願番号 特願2015-557858
出願日 平成27年1月14日(2015.1.14)
国際出願番号 JP2015050846
国際公開番号 WO2015108087
国際出願日 平成27年1月14日(2015.1.14)
国際公開日 平成27年7月23日(2015.7.23)
優先権データ
  • 特願2014-005188 (2014.1.15) JP
発明者
  • 合志 清一
  • 越前 功
出願人
  • 学校法人 工学院大学
  • 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
発明の名称 ノイズ付加装置及びノイズ付加方法
発明の概要 電子シャッタ(12)を映画投影機(16)のレンズユニット(16A)の光出射側に配置し、映画館で鑑賞する観客の視覚には影響を与えずに、ビデオカメラ等のカメラで撮影した場合に撮影映像を劣化させる所定の周波数で電子シャッタ(12)を駆動するように制御装置(14)が制御する。なお、上記所定の周波数は、映像を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ盗撮カメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される周波数を選択する。これによって、省スペースな構成で、盗撮の対象物を見る人間の視覚には影響を与えずに、撮影された映像の画質を劣化させることができる。
従来技術、競合技術の概要


映画は、膨大な経費が投資されて作成されている。一方、小型化及び高感度化されたビデオカメラの普及により、映画館内における違法な盗撮行為が大きな問題となっている。



近年では、映画館内において上映開始前に盗撮が犯罪行為であることを説明する映像が流されているが、完全な対策にはなっていない。例えば、盗撮されたと考えられる新作映画のインターネット上への流出や、DVD(Digital Versatile Disk)等の各種メディアの海賊版の販売等が行われているのが現状である。これらの違法行為は、映画産業に莫大な損害を与え続けている。



そこで、映画の盗撮を防止する技術として種々の技術が考えられている。例えば、特開2010-278573号公報では、映画投影機とは別の照射部を用いて、特定の周波数でスクリーンに光を照射することにより、盗撮した画像にフリッカを生じさせることが提案されている。これにより、盗撮画像の画質を低下させることができる。

産業上の利用分野


本発明は、劇場等で上映される映画やプロジェクタ等によって投影される映像などの各種映像や、美術品、劇場での演者等を不正にカメラで盗撮されることを防止するノイズ付加装置及びノイズ付加方法に関する。

特許請求の範囲 【請求項1】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、所定の周波数で変化するノイズを、可視光に重畳させるための信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部で生成された信号に基づいて、前記可視光の光路上に設けられたシャッタを前記所定の周波数で開閉させて、前記可視光に前記所定の周波数のノイズを重畳する重畳部と、
を含むノイズ付加装置。

【請求項2】
前記盗撮の対象物は映像であり、前記可視光は映像光である
請求項1に記載のノイズ付加装置。

【請求項3】
前記所定の周波数は、予め定められた複数の周波数であり、
前記信号生成部は、前記映像の平均輝度を算出し、前記算出した映像の平均輝度に応じて、前記複数の周波数の何れかを選択し、選択された周波数で変化するノイズを、映像光に重畳させるための信号を生成する請求項2に記載のノイズ付加装置。

【請求項4】
前記所定の周波数をN、人間の眼に知覚されないノイズの周波数をZ1、人間の眼に知覚されるノイズの周波数をZ2、前記映像のフレーム周波数をP、前記カメラの撮影時のフレーム周波数をVとしたとき、
前記所定の周波数Nは、以下の(1)式及び(2)式を満たす値である(ただし、m、n、kは、正または負の整数である。)請求項2又は3に記載のノイズ付加装置。
Z1=mP+nN ・・・(1)
Z2=mP+nN+kV ・・・(2)

【請求項5】
前記Z1は、6Hzから14Hzまでを除く値であり、前記Z2は6Hzから14Hzまでの値である請求項4に記載のノイズ付加装置。

【請求項6】
前記Z1及びZ2の値の範囲を入力する入力部を更に含む請求項4に記載のノイズ付加装置。

【請求項7】
前記重畳部は、映像光に同期して前記所定の周波数のノイズを重畳する請求項2~6の何れか1項に記載のノイズ付加装置。

【請求項8】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、所定の周波数で変化する画像を、可視光に重畳させるための信号を生成する信号生成部と、
前記可視光の光路上に設けられたメッセージ表示部と、
前記信号生成部で生成された信号に基づいて、前記メッセージ表示部による表示及び非表示を前記所定の周波数で切り換えて、前記可視光に前記所定の周波数の画像を重畳する重畳部と、
を含むノイズ付加装置。

【請求項9】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、予め定めた所定の周波数で変化する、画像信号に重畳させるためのノイズ信号を記憶するノイズ信号記憶部と、
前記ノイズ信号記憶部から読み出したノイズ信号を、前記画像信号に重畳する重畳部と、
を含むノイズ付加装置。

【請求項10】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、所定の周波数で変化する画像を、可視光に重畳させるための信号を生成し、
前記生成した信号に基づいて、前記可視光の光路上に設けられたシャッタを前記所定の周波数で開閉させて、前記可視光に前記所定の周波数のノイズを重畳する
ノイズ付加方法。

【請求項11】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、所定の周波数で変化する画像を、可視光に重畳させるための信号を生成し、
前記生成された信号に基づいて、前記可視光の光路上に設けられたメッセージ表示部による表示及び非表示を前記所定の周波数で切り換えて、前記可視光に前記所定の周波数の画像を重畳する
ノイズ付加方法。

【請求項12】
盗撮の対象物を目視した際に人間の眼には知覚されず、かつ前記対象物をカメラで撮影した撮影映像を目視した際に人間の眼に知覚される、予め定めた所定の周波数で変化する、画像信号に重畳させるためのノイズ信号を記憶するノイズ信号記憶部から、ノイズ信号を読み出し、読み出したノイズ信号を前記画像信号に重畳する
ノイズ付加方法。
国際特許分類(IPC)
Fターム
画像

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JP2015557858thum.jpg
出願権利状態 公開
※ 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)は、我が国唯一の情報系に特化した研究所です。NIIでは、外部資金による研究成果の社会還元を中心に、技術移転活動に積極的に取り組んでいます。上記の発明にライセンス対象や共同開発対象として関心をお持ちいただいた方は、国立情報学研究所 社会連携推進室までお気軽にお問合せください。


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